身近な人との関わり方を考える上で有効なワークの1つに、ハートビーイングというワークをやったことがあります。
人間関係やコミュニケーション関連のセミナーでは取り入れているところもあるので、知っている人もいるのではないかと思います。
人間関係を良好にするためにも、崩れつつある人間関係を修復するためにも重要な要素が含まれているので、このワークがどういうものか、少しシェアしていきたいと思います。
■されて嫌なこと、嬉しいことを書き込む
1枚の紙を渡して(グループワークで発表したりするなら模造紙を使うのも良いし、各々にA4サイズの紙を渡しても良い)、真ん中に大きなハートマークを書きます。
ただし、ハートの内側は塗りつぶしたりはしません。
また、できるだけ大きなハートを書きますが、ハートの外側にも、何か書き込めるようなスペースを開けておきます。
その後、ハートの外側、内側に、とあることを書き込んでいきます。
ハートの外側には、言われて嫌なこと、されると傷つくことを書きます。
ハートの内側はその逆、言われて嬉しいこと、されるとやる気が起きることを書いていきます。
※良い気分でこのワークを終えるためには、最初に外側を書き込んで、最後に内側を書くことを推奨します……。下の完成例を見てもわかるように、ハートの外側って、相当嫌なことが書かれたりするので……。
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■完成例
1人でカフェとかに籠って書くのも良いですし、グループワークしても良いでしょう。とりあえず、完成例を上に示します。
見てわかる通り、ハートの外側は、これでもかというほど、人間関係を徹底的に破壊します。
逆にハートの内側は、それこそ、これでもかというほど、人間関係を徹底的に良好にします。
どちらが幸福かと問われれば、言うまでもないでしょう。
でも、自分なんかがそうなんですが、いつの間にか実生活で、ハートの外側のコミュニケーションをしているような気がします。
人間関係を破壊するとわかっているのに、いつの間にか使ってしまう。コントロールできない感情に流されてしまうからだと思いますが、それだけに理論上は簡単なことでも、実行するのは簡単なことではない気がします。
周りを見渡せば、自分を怒らせるようなことを言う人、凹ませるようなことを言う人はたくさんいますからね。
そこまで行かなくとも、自分と似たような価値観を持って生きている人ばかりではないので、「おい、それ違うだろ」と言いたくなるようなこともあり、そういう場合は、ついハートの外側の言葉を使いそうになってしまう。
コミュニケーションについては、日々セルフカウンセリングしないと、いつの間にかハートの外側の人間になって、ドロドロした人間関係に巻き込まれてしまう。
怒りや落ち込みを脇に置いておいて、ハートの内側のコミュニケーションを取ろうと日々努めることによって、人間関係はどんどん良くなる。結局これが本人の幸福感に繋がってくる。
ハートビーイングは単純なワークかもしれないですが、とても大切なことを再認識させられます。
【まとめ】
・ハートの外側の実行は辞める
・ハートの内側を実行する
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ハートビーイングの記事の他、良好な人間関係について書かれた記事は、おそらくこの記事と思われます。
人間関係を良くする習慣と破壊する習慣について書かれています。
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長い人生、幸せに生きたいものです。