閉鎖的な企業社会に属している以上、職場の人と話が合わないという人は結構多いと思います。自分も結構その中の1人のような気がします。
この職場の人と話が合わないという問題は根が深いような気がします。馬が合わない、肌が合わない、価値観が全然違う……、たぶんこんな感じの表現になるのかなと思います。
人と話が合わないということは、その人の根底にある考え方や哲学に大きなギャップが生まれている状況です。自分の求めている人間関係とはかなりギャップがある状態。
そういう人と向き合って会話をするというのはかなり苦痛と言わざるを得ない。でも、それをみんな我慢しているのが今の会社員の大半の現状です。これはあまりにしんどいと思います。
なお、職場の人と話が合わないパターンとしては以下の2つのタイプがあると思います。
(1)もともと話が合わない人ばかり
(2)だんだん話が合わなくなってきた
今回は、この2つのタイプについて対処法というか、関わり方について思うところを書いてみました。
〇もともと話が合わない場合
上に書いたように、自分はジャニーズに興味ないけど相手はジャニヲタだったとか、自分はアンチ巨人なのに相手は熱狂的巨人ファンだったとか、そんなレベルの違いはそんなに問題ない。笑い話のレベルです。
この手の悩みはそもそも会話の表面的な内容に問題があるのではなく、お互いの価値観が一致していないことによります。
馬が合わない人と一緒に働かないといけない。周りに話ができる相手が誰もいない。浮いているんじゃないかと過度に気にしてしまって心を病んでしまうケースはかなり多いと思います。
自分も最近結構「ああ価値観が合わないなあ」と感じることは多いのでよくわかります。どちらもかなり辛いケースです。
馬が合わない人が上司だった場合、その上司はガミガミと怒るタイプだったりします。それかすぐにキレてシカトしてくるタイプか。
周りから浮いているような気がする場合は、職場全体の雰囲気が、自分の価値観とかなり相違してしまっている感じです。自分はどちらかというとこっちのタイプです。
そういう時は自分はどうしているかと言うと、
1回敢えて距離を置いてみる。無理に仲良くなろうとしないようにしています。
無理やり近付こうとしても、苦痛なだけです。また、自分にとって苦痛な人間関係というのは、自分の成長には無関係でどうでも良い人間関係だったりすることが多い気がします。
また、仲良くなろうと執着しようとせず、他人の目を気にしないようにすると、相手の良いところに気が付くこともあるかもしれません。
「無理に仲良くなろう、でも話が合わない」というのはどうしても自分基準で物を見ているような気がします。相手にどう見られるか気にしてしまっているというのが正しい言い方かもしれません。
なので、そんな自分からいったん解放してあげる、距離を置いてみることで考え方が変わるかもしれません。
〇徐々に話が合わなくなってきた場合
「このままではいけない!!」
そう思ってセミナーに参加して、願望を明確化させて自分が何を欲しているかを確信したり、セルフイメージを上げたりして自分自身を成長させ、それを仕事に活かしたり、転職や独立に向けてスキルを上げていく。
また、お金の重要性に気付き、投資の本を読んだりセミナーに行ったりして情報収集して、本当に正しい情報をどんどん手に入れられるようになって、実践して少しずつ蓄財していく。
このように自分自身をどんどん高めていくことはとても素晴らしいことですが、ここで多くの人は気になる問題にぶつかることになると思います。
ここで職場の人と話が合わなくなってしまうのです。
自分のステージが変わっていけば、どうしても付き合う人は変わっていきますが、この場合、自分が変わっているので、職場の人だけではなく、高校や大学の同級生なんかとも話が合わなくなってきます。
自分が成長すればするほど、何か大切なもの(家族とか両親とか彼氏彼女とか)に気付いて願望が変わることがありますし、将来の計画を具体的に立てて、浪費家だった人が倹約家・投資家に変わることもあります。
喜ぶべき事態です。やはりこういった場合も、過去の人間関係に執着せず、いったん距離をおいた方が良いと思います。
人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
という大前研一氏(1943~)の有名な言葉がありますが、付き合う人を変えるのは、人間が成長する重要な要素です。
できれば長い付き合いができる深い人間関係を築きたいところですが、古い人間関係に固執する必要は全然ないと思います。
疎遠になったらなったで仕方ない。自分にとってどうでも良い人であれば、執着するだけ時間と精神的なエネルギーの無駄遣いです。
成功に向けてどんどん成長していく人と長い付き合いができるように、自分自身も成長できるように邁進していくのが最大の優先事項と思います。