「人に興味を持たれない」という悩みを耳にすることがあります。自分もよくこういう悩みに囚われたことがあります。悩みというより、「人気者になりたい」「注目されたい」という感じでしょうか。
これを恋愛に限定すれば「もっとモテたい」「女の子から面白いと思われたい」という気持ち。20代は本当にそういう気持ちが強かったんですが、こういう気持ちで本当に「モテた」こととかないんですよね。(そういう男、女子は嫌がりますよね)
何が欠けていたかと言うと「もっと自分に興味を持って~」と思っているばかりで、相手に興味を持とうという気持ちが足りなかったんですね。当然相手に興味を持たないのですから、周りから人が離れていってしまいます。
「自分のして欲しいことはまず他にしてあげなさい」というのは、あらゆるビジネス書で書かれていることなので、成功の基本中の基本と言われるほど大事なことなんだと思います。
人に興味を持たれたいのであれば、自ら興味を持つ。言葉で言えば、それ以上でもそれ以下でもないのですが、実践できるかどうかと言えば、それはまた別の話です。これを深堀りしようとすると、結構奥が深くて、自分でもできていないなあと感じることもあります。
最近この辺で感じることがあるので、具体的に「相手に興味を持つ」→「相手に興味を持たれる」とはどういうことか、いろいろ書いてみたいと思います。
〇相手の好きなことにフォーカスして会話する
合コンで先輩とかからこんなアドバイスをしてもらったことがないでしょうか?「女子(男子)の趣味とか好きな食べ物とか聞けば、それなりに盛り上がれるよ」
合コンや異業種交流など、初対面の人に会う時はこれに尽きると思います。「女の子の趣味に興味を持って聞いていたら仲良くなった」という経験を持っている人も多いと思います。
とにかく、相手の趣味にフォーカスすれば、どんどん相手は話してくれます。これで自分に話す間がほとんどなかったとしても、相手は不快な気持ちになりません。
相手は好きなことを話していて、それを受け入れる相手がいるので、相当快適な感情を得られています。こういう経験がない人はまずいないと思います。
〇否定的な言葉を使わない
よく「相手をそのまま受け入れよう」という言葉を聞きます。ただ、この表現だけ見ると、かなり高度なことを求められているような気がします。
一緒にいて苦痛になる人を受け入れることができるなんて、「あんた神様か!!」と言いたくなりますが、実はそんなに難しいことを求められているわけではないと思います。
否定的な言葉を使わなければ、だいぶこの点は改善されるかと思えるからです。
選択理論心理学の記事で、外的コントロールや人間関係を破壊する7つの致命的習慣の項目で詳しく書いていますが、相手に露骨に苦痛や不快感を与えるような言葉を投げつけないだけでも、全然違ってきますね。
〇相手の夢や願望を否定しない
個人的に最もやってはだめなことは、相手の夢や願望に「どうせ無理だろう」とか言うことです。正直、否定的な言葉を投げつけるよりやってはいけないことと思います。ドリームキラーになってはいけません。相手の夢は、どんなに大ボラに見えても素直に受け入れるのです。
そう言うと、何もアドバイスせずに、ただ「あなたはできる!!」とか言って励ませば良いかというと、それもダメかと思います。本心から「あなたはできる!!」と言っていなければ、相手は感づいてしまいます。「あ、この人私に興味持っていないんだわ」みたいな。
「もっとこうすると良いんじゃない?」「それ、本当にあなたの夢なの?」「それって自分でコントロールできる?」みたいな問いかけは全然ありだと思います。
相手の内に問いかけるような質問で、本当に嫌な気持ちになる人はいません。むしろ、「本当に興味を持ってくれている」と好感的に見てもらえます。
〇自己主張する
こうすると、「相手に興味を持つ」という行為に反しているようにも見えますが、別に「おれがおれが」とドカドカと自分の話だけするというわけではなくて、「おれは〇〇で、こう思っています」みたいな、ぶれない軸を持とうということです。
日々なんとなく流されて生きている人には、誰も興味持ちません。目が輝いている人に、皆興味を持ちます。
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B型は人に興味がなさそうみたいなことをたまに言われます。
で、実際に僕がB型なんですが、決してそんなことはないです。ちゃんと興味あります。良かったら併せてご覧下さい。