仕事中、上司とかから「おまえ使えねえな~」そんなこと言われたことないですか?会社というのは仕事しに行く場所ですから、その場で「使えない」と言われたのでは、一番自尊心を傷つけます。
「給料泥棒」という言葉なんかもそうです。誰だって給料泥棒になりたくて会社に来ているわけではありません。
飲み会の愚痴や残業時間に聞こえる陰口でも、よく耳にする言葉ですが、基本的にこういう言葉は使ってはいけないはずです。
そういった悪口が組織内でまかり通っていても、誰も何も言わずにパワハラとして処分されないのは、さすが自殺大国日本の会社という感じがします。
この記事の内容
■新入社員は慣れることで精一杯
この手の話題がネットで盛り上がる時期と言えば、新入社員とかが入ってくる4月以降のことだと思いますが、
その時期ぐらいに、gooランキングで出ていた「先輩・上司は見た! 新入社員のビックリ行動ランキング」がテレビで取り上げられたことがありました。
その第1位が「言われたことしかしない」というものですが、これに新入社員世代の若者から大ブーイングだったそうです。
Twitterで、以下のような反論があったのは有名な話です(原文まま)。
「まだ職場に馴染んでないし、仕事も慣れてないのから言われたことをすることもままならないのに言われなかったことまでしろとは、さすが日本」
ようは新入社員の立場からしてみれば、「ちゃんと説明してほしい」「質問にはちゃんと答えてほしい」という不満が爆発した感じです。
しかし、上司の立場からしてみれば「それぐらい自分の頭で考えてほしい」という不満を募らせている。これだけ見ると、ただのいたちごっこにしか見えませんが……。
ただ、部署に配属したての新入社員に対して「あいつ使えねえ」「あいつはたぶんだめだ」と決めつけるようなことはなるべく避けたいところです。
本当に仕事や職場の雰囲気に馴染んでいなくて、本領を発揮できていないだけかもしれないので。
心無い悪口で新入社員の可能性を閉ざしてしまうような言動は謹んでほしいところです。
■「使えない」と発言する人間からは距離を置く
会社内の人間だからといって、もちろん誰とも無理に仲良くする必要なんかないと思います。
特に、「おまえ使えないなあ」とか「給料泥棒」という発言をする人は、そもそも心無い人々です。原則的に思いやりのかけらもない人だと思った方が良いでしょう。
究極的に人を傷つける言葉なので。「死ね」と机に落書きするのと同等の発言でしょう。
なので、よほど仕事ができて利用価値のある人であれば別として(まあ、そういう人は基本的にこういう発言をしないと思いますが)、いったん距離を置いた方が良いでしょう。
そして、難しいかもしれませんが、言われたことは気にしないのが一番です。
もちろん、自分に非があると感じたところは反省して次に活かすのは重要です。開き直れと言っているのではありません。
発言や態度に問題があるような人がいれば、反面教師として見るくらいで、距離を置いた方が良いということです。
■多数から「使えない」と言われたら
これは小中学校でよく見られる集団いじめや新興宗教の洗脳と同じ原理です。
誰かが「あいつ使えねえよなあ」と言ったら、周りも何となくそう感じてしまう。そういう経験は誰にでもあると思います。
洗脳は別にカルト宗教だけの話ではありません。閉鎖的な企業社会の方が、むしろ日常茶飯事ではないかと思うのです。
なので、多数から白い目で見られるようなことがあっても、やはりこれも気にしないのが一番重要なのかなと思います。
■自分の資質を見つめ直す
ただ、「あいつ使えねえなあ」と思われているということは、自分の真価を発揮できていない可能性もあります。
少なくとも、「使えない」「給料泥棒」と言われて自信喪失してしまった場合は、自分の強みを見失ってしまっている可能性があります。
一度、自分の強みをリスト化して書き出してみるのも大事だと思います。
【参考記事】自分の強みを伸ばすために自己肯定リスト100を書いてみた
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■転職や独立も視野に
もし、上に書いたような自己肯定リストで、自分の資質や強みを確認していくと、もしかしたら今の会社に向いていない、それどころか組織にあまり向いていないことに気付くかもしれません。
そもそも、時代は変わっていくので、同じ会社に今後10年も20年も働き続けることの方が特殊です。なぜか日本ではそういう風潮が未だに普通の感覚になってしまっていますが。
もちろん、能力開発したり、独立するためのスキルを上げたり、貯金&資産運用に着手することが非常に重要になってくるのは言うまでもありません。
そうなれば、会社の飲み会やイベントには参加せず、テレビもネットも見ず、必要な情報だけを集中的に取り入れる時期です。
つまり変化が求められているという時期です。一皮むけて成長した自分が出来上がるのが、とても楽しみですね。
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仕事の自信喪失、もう仕事に行きたくないけど行かないといけない、そういう状態は結構誰にでもあると思います。
こういう時は、自分の資質って何なのか問われている時期だと思います。良かったら併せてご覧ください。