「僕の将来の夢は住所不定になることです」「放浪しながら適当に仕事しながら生きることです」なんてことを友達に言ったりすることがあります。
そんなことを言って「冗談だろ~」とか言って笑われたりすればまだましです。
「そんなに世の中が嫌になったのか?」「世捨て人にでもなるつもりか」とか言って心配されることもあります。
別にそういう意味ではないんですが、やはり住所不定と思われるくらい、山下清とかではないですが放浪しながら生きていきたいと思っています。
この記事の内容
■別に世の中が嫌になったから放浪したいわけではない
僕は2017年に会社を辞めて、フリーの身になっています。無職というわけではなく、ブログで収入も得ていますし、wordpressのサポートやブログ相談なんかもやっています。小説も書いています。
会社を辞める前は、それこそ世の中が嫌になることが多かったですが(世の中というより、会社が嫌だっただけと気付いたのは当分後になってから)、会社を辞めて以降は、別に世の中が嫌になっているわけではありません。
割と自由で、充実して生きているので、幸福感はむしろ高いです。
なので、世の中は全然嫌になっていません。会社員時代と比べても、人と関わりたくないなんて気持ちもなくなりました。
人と関わりながらも、放浪しながら生きるようにしたいのです。住む場所を固定したくない。
■金持ちになっても放浪していたい
住む場所を固定したくないわけですから、一軒家を建てるなんてあり得ない発想です。
正直、東京の一等地に豪邸を建ててみたり、北海道とかの田舎に別荘を建ててみたりとか、そういうことに憧れは正直抱きません。
「本当は欲しいんじゃないの?」と聞かれても、自信持って「欲しくない!」と答えます。
住む場所を固定されてしまうのも嫌だし、たかだか住む場所のために巨額の住宅ローンを組みたくないですからね。
長年会社勤めしているので、さすがに一軒家をキャッシュで買うくらいのお金はありますが、そんなことでお金を失いたくないですし。
別にお金を使いたくないわけではないですが、それだったらデュアルライフしたり、ホテル暮らしのような生活の方が全然理想のライフスタイルです。
今、家賃15,000円(共益費込み)のアパートで暮らしていますが、理由はそれでも全然暮らせるということ、またいつでも旅に出られるようにコンパクトに生きたいからです。
月に何十万円もするような高級マンションに住むよりは、いろんなところに拠点を置く方が、自分としては満たされる。
これは総資産が1億を超えても、5億を超えても考えは変わらないですね。お金があればあるほど、いろんなところを飛び回っていたいと思います。
■金持ちでも天才でもない人も放浪しながら生きる環境が出来ている
最近、本田直之さんと四角大輔さんの共著である「モバイルボヘミアン」という本を読みました。
これを読んで、最も感じたのは、放浪しながら生きるというのは、天才的なアーティストでなくとも、大金持ちでなくても実行可能であること。
交通手段もいろんな安価な選択ができるようになりましたし、ITを必要なだけ駆使すれば、移動しながら、どこに行こうとも仕事をすることが可能になりました。
もはや大都会にオフィスを構えるような必要性は全然なくなりました。田舎や海外を転々としていても、必要な仕事はできる時代です。
お金があろうがなかろうが、特殊な才能があろうがなかろうが、理想的なライフスタイルを追求できる時代がやってきたのです。
いきなり、いろんなITのツールを使いこなすことは難しくても、自分やビジネスの相手にとって必要なものを最低限取り入れていくだけでなんとかなります。
skypeやzoomがあれば打合せはできまし、wordpressなんかはユーザー名やIDを共有してもらえれば、こっちでカスタマイズを任せてもらうことができます。
ましてや執筆活動なんか、昔から場所なんか問わないわけです。wifiと電源の環境があれば、キャンピングカーで日本一周しながら生きることも可能です。
少なくとも、「いま〇〇にいるから参加できない」「いついつに〇〇に行くから、そのときに~」なんて言う必要性はなくなってきました。
■放浪しても、人との繋がりは保っていきたい
ただ、放浪しても、人との繋がりは保っていきたいと思っています。
デジタルな部分が進んできた分、逆にこういったアナログな繋がりの必要性はどんどん増えてきました。
facebookのようなSNSが衰えを見せないのも、そういった経緯があるからではないでしょうか。
ただ、どこでも飛び回れる環境が整ってきた以上、人との密な繋がりを保ったまま放浪することは可能な気がします。
9月以降、少し似たようなことを実験してみようかと思います。もしかしたら、1ヶ月くらい放浪してみるかもしれません。
同じところにずっと留まっていなくても良いのです。会社を辞めて自由になったのだから、場所の自由も追求していくようにしていきたいと思います。