知らなかった!なぜ古い車の自動車税は増税されるのか?

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自動車税

自動車にかかるお金、例えば燃費やタイヤ交換に車検、それに自動車の任意保険なんかを考えると、本当に車って金食い虫、つまり負債だなあと感じます。

それでもよほど維持費の高い車(大抵そういう車は本体価格も高い高級車)でない限り、頻繁に車を買い替えるのは避けたいところです。

数年単位で100万も200万もする買い物をしては、いつになってもお金が貯まりません。将来早期退職を考えたり、子供の養育費に充てたいのであれば大打撃になります。維持費と勘案して、まだまだ乗り潰せるのであれば、車は大事に使っていきたいところです。

しかし、政府はそういう、大事に車を乗り潰す姿勢にはあまり歓迎していないようです。古い車には自動車税が増税される仕組みになっているからです。

お金にシビアな人ほど、車を大切に長く乗りたいと思っているでしょうから、評判の悪い税制の仕組みの1つですが、具体的にどういうものか、なぜ古い車には自動車税が増税されるか、書いてみたいと思います。

■軽自動車以外の自動車税

対象は新規登録から13年経った自動車です。自分は前に乗っていた中古車はちょうど13年目で手放しているのですが、この増税制度自体知らなかったので、単なる偶然です。

2014年までは13年以上経過した自動車に対しては、13年未満の車の10%割増だったのですが、2015年からは15%割増になってしまいました。

今乗っている車は34,500円もの自動車税を毎年払っていますが、13歳の誕生日(?)以降は39,600円になってしまいます。

車の排気量によって自動車税は変わってきますが、だいたい5,000~7,000円増税される感じです。

■古い軽自動車の自動車税

軽自動車税も今年から、一般の軽自動車は1.5倍、つまり7,200円→10,800円、軽トラなどの貨物車は1.25倍の4,000円→5,000円になってしまいました。

さらに13年以上経過している車に関しては、2016年から軽自動車は12,900円に、軽トラは6,000円に上がってしまいます。

やはり軽自動車もトータルで5,000円くらい増税されるのがわかります。

■自動車重量税

増税されるのは自動車税だけではなくて自動車重量税もそうです。新規購入時や車検の際にかかる税金なので、あまり馴染みのない税金ですが、新規購入時は3年分、車検時は2年分しっかりと払っています。

13年以上経過した車については0.5tで5,000円だったのが、2015年には5,400円になり、2016年には5,700円になります。

少しわかりづらいですが、2年分で24,600円の重量税を払っていた場合、13年以上の古い車になると34,200円と、やはりこちらも1年あたり5,000円あたり多く税金がかかります。

ちなみに、自動車重量税に関していえば、18年以上経過した車は、さらに増税されます。

■買い替えは検討するべきか?

このように、目安としては、フィットのような車を13年乗り続けると、自動車税、自動車重量税合わせて年間で10,000円ほど多くの税金を支払うことになります。

それでも車を買い換えるコストに比べれば、大したことない額です。車の買い替えを促すほどの増税にはなっていませんね。

どちらかといえば、他の維持費がかかるようになった時に初めて買い替えを検討する時期になると思います。基本的に最後まで乗り潰すことが原則なのは変わらないでしょう。


■古い車はなぜ増税か

なぜ、このように古い車は増税されるでしょうか。いろいろ調べてみると、環境性能の高い車の税率を軽減する代わりに、古い車は増税する。そして環境性能の高い車の購入を促進する。そんな感じみたいです。(グリーン化税制)

ただ、古い車でも環境性能の良い車は多いのに……。また、新車販売の促進を図るとも書いていますが、上に書いたように、新車を買おうと思うほどの増税にはなっていないです。(新車購入を煽るほどの増税であれば、それはそれで国民は怒ると思いますが)

車って年数が経てば価値が下がるのに、なぜ増税されなければいけないのか、理不尽に感じる声も多いみたいですね。実際に古い車ほど減税される国もあるので……。

しかも自動車税と自動車重量税、今後も増税されないとは限らないと思います。買い換えてもお金がかかる。維持してもお金がかかる。あー、やっぱり車は金食い虫です。なるべくコストをかけないように工夫していきたいと思います。

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