持ち家か賃貸か?ライフプランを考えるうえでよく議論になるところですが、少なくとも僕は圧倒的に賃貸派です。
持ち家なんて買って、先にお金を支払ってしまっては、投資に充てるお金はなくなるし、ローンを組めば、組んだ分人生を束縛されるし(⇒住宅ローンは地縛霊と一緒だと思っています)、家を買ってしまったら最後、その土地から基本的に移動することはできなくなります。
ここまでは、他の記事で書いている通りです。以下の記事は、賃貸派の視点かもしれませんが、それでも持ち家購入がいかに怖いかがわかると思います。
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さらに言うと、広い家を買えば買うほど、掃除もめんどくさい。狭いアパートを借りて、荷物も必要最低限にして、すぐに引っ越せるようにしておけば、掃除も楽です。
片付けとか断捨離以前に、その必要もないくらいのミニマムな暮らし。持ち家を買ってしまうと、それができなくなってしまいます。
このように、自由の欲求が高い人にとっては、持ち家は、ほぼデメリットしかないと思います。
もちろんそれでも、縄張り意識の本能が強くて、持ち家が欲しいと思う人もいると思います。これは人間の生まれ持っている本能ですから、これを否定することは不可能です。
また、会社によっては、なぜか住宅購入を勧めるような雰囲気が漂っているような感じがあります。
「男は持ち家を買って一人前」なんていう感覚は、自分には全然理解できませんが、そういうことを言う人もいます。
この記事の内容
■会社を辞めさせない
当然ですが、会社としては社員に簡単に会社を辞められては困るわけです。
持ち家の危険性の大きな要因として、やはり会社を辞められなくなるということがありますが、会社としては、もちろんその方が都合がいいのです。
経営者のなかには、社員を早めに結婚させて、さっさと家を買わせるように促すような人もいるようです。もちろんこれは社員に滅私奉公を求めているからです。
また、「家を買ったタイミングで転勤を命じられる」という噂をよく聞きますが、これも都市伝説ではなくて本当のことみたいです。
独身で身軽な立場だと、転勤して、その職場に馴染めなければ、簡単に会社を辞められてしまう可能性があるからです。もちろん、持ち家を購入したばかりの人にはそれができません。
会社なんて所詮そんなもの、と冷めたことを言いたくなりますが、実際にそんな感じみたいみたいですね。
会社を辞めるということは、会社から見れば裏切り者。逆に言えば、持ち家の購入は会社に対する忠誠を誓うようなものです。
会社にとっては好都合なことは、基本的にしないようにして、逃げ道を塞がないようにする。早期退職を目指すなら、この姿勢はとても大事なことです。
■関連記事
関連記事:なぜ未だに男は持ち家を買って一人前と言われてしまうのか?
びっくりしてしまいますが、未だにそういう感覚を持っている人がいるそうです。
持ち家を買って一人前なんてことはありえません。経済的自由を得て、ようやく人間として一人前と言えるのです。
このブログのコンセプトの通り、経済的にも精神的にも自由を得たいのであれば、こういう古い価値観は、どんどん捨てていったほうがいいでしょうね。