「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」の感想|不器用な生き方の人間でも自己実現できる!

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僕は本を購入する際、結構口コミを重視するようにしています。今回紹介する本も、facebookで投稿する人が多く、またご縁のあるブロガーの方々でも書評している人が多かったので買った本です。

『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え「自信」が湧きだす不思議な冒険』(旺季志ずか著、サンマーク出版)。

いやー、やっぱり本は口コミで選ぶのが一番だなと思いました。買って大正解でした。無我夢中で読んでしまいました。今回は、「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」の感想を書きたいと思います。

どんなに不器用で、生きるのが下手な人間と思っていても、本書の七つの石を手に入れれば確実に勇者になれる。サブタイトルにあるように、そんな自信が湧き出してくる本でした。

■「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」はどんな人におすすめか?

正直、近年稀に見るほど心に残る本でした。それだけに、facebookで投稿して紹介してくれた人や、先に書評書いて紹介してくれたブロガーの方々に感謝ですね。

「ビジネス書風の小説」とか、「自己啓発書的な小説」という紹介されている本書ですが、そういう紹介がもったいないくらい、純粋にファンタジー小説として面白かったし。

ここまで心に残った本なので、万人におすすめしたいしたいですが、特にどんな人におすすめか、ちょっと列挙してみました。

・「どうせ自分なんて……」と思っている人

・最近全然笑顔を人に見せていない人

・仕事でも家庭でも全然ワクワクしない人

・最近心が凹んでいる

・自己啓発書を読んでもピンと来なかった人

・心の在り方を見つめ直したい人

・セルフイメージが下がっている気がする人

・メンタルブロックがあって、なかなか大きな行動を起こせない人

・生き方が下手で損している気がする人

・より自分自身を成長させたい人

・好きなことして生きていきたいけど、どうすれば良いかわからない人

・役に立つ小説を読みたい人

・これから心に残る本を書きたいと思っている人

■「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」の心に残った箇所

小説なので、あまりあらすじの内容については触れない範囲で、心に残った箇所をシェアしていきたいと思います。(引用文原文まま)

〇P94

「リク、僕、どっちに行くかわからないとき、ワクワクするほうを選んだんだ。そうしたら正解だった!」

「Don’t think. Feel! だな」

主人公が、最初は険しい道だが何となくワクワクする道、平坦だが何となくワクワクしない道を選ぶシーンがありますが、後者を選ぶと崖から落ちて仲間とはぐれたり、良くないことが続く。前者を選ぶと、一見険しい道ではあるが、一転して正解に導かれる。

直感で感じるワクワク感みたいなの、すごい大事だと思うんですよね。たしかにワクワクしないことを選んで、ロクな目にあったことはないですね。

独立を考えている人に例えると、「険しいけどワクワクする道」⇒独立後の自分、「平坦だがワクワクしない」⇒独立したいのに怖くて会社員のまま、そんな感じでしょうか。

〇P112

「想いが現実化しないのは、しないほうがいいときだけじょ。時期が違うのか、そのこと自体が真実ではないか、どちらかじゃ。治らないほうがお前のtamashii(魂)の学びになるとMINAMOTOが判断したんよ」

「なんの学びだよ! そんな学びいらねえよ!」

「今はわからんかもしれん。しかしな、世に言われる「不幸」は「幸せ」への道しるべじょ。「幸せ」は「不幸」の顔をしてやって来ると言うてもええ。……」

想いがどうやっても現実化しないこととかありますよね。でも、いろいろ試行錯誤して、最初に考えていたことよりも全然良い結果が得られる。

苦しい時に解釈を変えるのは難しいですが、いざ振り返ってみて、ああ、あの時の決断で今の自分があるんだなあ。そんなことがあると思います。

〇P127

「怒りを原動力にすることを学んだんじょ。……(中略)……扱い方によっては危険なものだ。ほれだけにエネルギーは莫大だ。しかしそのエネルギーをうまく使えば、何よりもパワフルな目的を遂行する力になる。……」

深いです。だいたい、怒りの感情って、そんなに良くないイメージがあります。その感情で人を傷つけたり破壊してしまうので。

でも、ここで思考を変えて、目的を果たすパワーにもなったりしますね。その時に感じた怒りが、大きな行動の源になる。感情はコントロールしにくいが、思考と行動なら変えられる。そういうことなのかな。

〇P204

ものごとは行動を起こす前がいちばん怖いに違いない。試されているのかもしれない。死ぬかもしれないと思うほどの恐怖を感じさせて、おまえは本当にこのことに挑戦する意思があるのかというお試し――。

(中略)

「僕は、僕を全肯定する。僕は素晴らしい。僕は限界なく自分を愛する」

個人的に一番響いたところはここでした。自分は結構行動力があると言われていますが、唯一行動に踏み切れていないのが、退職・独立です。まあ、わざと慎重に判断しようとしていたのもありますが、適切なタイミングで独立に踏み切れるか不安でした。

しかし、こういう大きな決断で必要になるのが、まさか自己肯定感、自己愛だったとは!目から鱗でした。

自分自身を全肯定し、自分を心から素晴らしいと感じ、とことん自分を好きになる。そのために、多少高いお金払ってもセミナーに行ったりもしていたし、小さな心がけでは体質改善も図っています。自己肯定リストも100個書きました。

今までやってきたことは間違いじゃなかったんですね。この部分を読んだとき、どっと今までの疲れが取れたような、ホッとしたような、そんな気持ちになりました。

他にもシェアしたい内容はいっぱいありますが、ネタバレに気を付けないといけないので、このくらいにしておきます。

でも、1つだけ言えることは、これは絶対に読んだほうがいい!読んだ人は何回も読んだほうが良いし、読書会とかやっても良いでしょう。2016年の最大のバイブルになるかもしれません。いやー、良い本に出会えました。

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この本の著者の新作、「虹の翼のミライ」も読んだので書評を書いています。こちらも併せてご覧ください。