なぜ群れない人は成功すると言われるのか?一匹狼はチャンスかも?

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群れない

よく人と群れる人は成功しない。成功している人はやたらと人と群れたりはしない。よくそんなことを言われます。

でも、そもそも人と群れるとはどういうことを言うのでしょうか?逆に群れないとは?

そんなことを考えながら、Amazonを検索していたら、「友だちをつくるな」(千田琢哉著、PHP研究所)という本を見つけました。

群れない人 成功

タイトルもなかなか刺激的ですが、さらにこの本の帯が刺激的です。

「孤高に生きろ!」「成功する者は群れたりしない」

なるほど、この本を読めば群れないとは何なのか、孤高に生きるとはどういうことなのか、少しヒントをもらえるかもしれないと思い、一読してみたので、まずは印象に残った箇所をシェアしていきたいと思います。

■どんなに歪んだ主張でも、必ず支持者が現れる

著者が言うには、いまは10,000人に1人しか支持されないようなことでも、十分に飯が食っていけると書いています。

日本の人口を1億人とすれば、10,000人に1人支持者がいるということは、単純計算ですが10,000人ファンがいるということになります。

たしかに10,000部売れる本を年に3冊出せば、それだけで生きていけます。メルマガの発行部数10,000部なんていったら、かなり読まれているメルマガです。

なので、どんな歪んだ主張でも、孤立無援なんてことはありえないのです。

別に歪んだ主張をしろ、ということではないですが、過敏に気を使わなくても生きていけるというのです。

言われてみれば、僕はまだブログで本心をさらけ出しきれていないのかもしれないです。

どこか、「こういう被人が読んだら傷つくかも」「こういう人間だと思われるかも」というのが一瞬でも思い浮かぶことがあります。もしかしたら、これがチャンスを逃しているのかもしれません。

遠慮するくらいなら暴走してしまう方が良いかもしれません。

■好き嫌いの激しい人が、親友に早く出会える

僕も結構好き嫌いの激しいタイプです。正直言って、自分と違う価値観を受け入れることがかなり苦手です。

でも、この本では、「好き嫌いをむき出しのするのは見苦しいが、好き嫌いをなくす努力は必要ない」とのこと。心の中で好き嫌いを激しく燃やしていけば、頭の回転が向上して、次々と良い事が起こるとのことです。

そして、好き嫌いが激しければ、容易に友達を作る必要もないので、自分にとってチャンスとなる出会いを逃さないとのことです。

「好き嫌いが激しい自分」に自己嫌悪を覚える人もいるかもしれませんが、そんなことはないみたいですね。好き嫌いの激しい自分を認めてあげるのが大事みたいです。

■そもそも群れない人とは何なのか?

P43に、その答えが書いてあるような気がしました。

「いつも独りぼっちでいるのに寂しそうじゃない人がいる」

自分より成功している人の大半は、たしかにそんな感じです。勝手に人が寄ってくるし、ミニマムながら理想的な人間関係は築けているので、孤独な時間が長くても全然怖くないんでしょうね。

言われてみれば、たしかに、仲間がいると思えるほど、一人旅に出たり、一人で外食するのが平気だったりすることがあります。

本書では、その仲間はたった1人でいいとのこと。たった1人の同性(⇒親友)とたった1人の異性(⇒恋人)で充分だと。

そうすれば自ずと群がることに嫌悪感を覚えるようになる、ということです。

どこか「独りが好きな寂しがり」なところもあったので、「独りが好きだけど寂しくない」人を目指そうと思います。

■では群れるとは何なのか?

P51にその答えが書いてあるような気がしました。

「群れというのは、偽物の人間関係の極致だ」

自分に嘘をついてまで作った人間関係に、何も意味はないですよね。年齢が経過すると、それがよくわかります。むしろ、邪魔で消し去りたい人間関係です。会社の人間関係なんかがその典型ですね。

卑屈にならず、媚びずに、自分に正直になることが許される人間関係。理想的ですが、そんなにたくさんは必要ないですね。人間の時間は有限なので。

■村社会から脱出すると、そこには別世界が広がっている

何だろう、この手のセリフを聞くと、すぐにでも会社を辞めたくなります。

会社というのは典型的な村社会だからです。著者が言うには、もう一つ典型的な村社会がSNSとのことです。

特にクローズドな関係で結ばれるfacebookなんかは特にそうだろうな、と思います。

自分も友達が現在800人くらいいますし、別にFacebookが悪いわけではないですが、クローズドな関係も多いので、なかなか言いたいことが言いづらいところがあります。

SNSは便利ですが、依存することで束縛されてしまう。前にそんな話を聞いたことがありますが、それと似たことを思い出しました。

別に今すぐSNSを退会しろ、会社を辞めろ、というわけではないですが、村社会に脅えて自己満足な自分にはなりたくないものです。

ただ、SNSは大切な連絡手段ですが、会社はもう、そんなに大切じゃないな。最近そんなことを考えています。

■もう、これからは嫌いな人と関わってはいけない

これも会社を辞めたくなりますね。閉鎖的な組織では価値観の合わない人は多いし、嫌いな人も多い。

「嫌いな人から学ぶべきことはたくさんある」

「嫌いな人と付き合ってこそ、人生の勉強になる」

こんなのは全部嘘ですね。嫌いな人は嫌い。そんな自分を認めてあげるのは、とても大事だと思います。嫌いな人を好きになるのではなく、好きな人をもっと好きになることの方が大事だと思います。

以上、千田琢哉さんの本は、「印税で1億稼ぐ」という本を読んで以来、実はまだ2冊目なんですが、かなり刺激的な内容で純粋に面白かったです。

今回シェアした箇所は本の前半部分です。個人的には、特に前半部分がおすすめだと感じました。

※なお、群れるのが嫌なのもあり、2017年1月付で会社を退職し、フリーになりました。

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