青森は、案外B級グルメがいっぱいあるように思えます。B-1グランプリで優勝した「八戸せんべい汁」に「十和田のバラ焼き」、弘前の「黒石つゆやきそば」、青森駅前の「のっけ丼」、さらにむつ市の「大湊海軍コロッケ」や五所川原の「激馬かなぎカレー」……。
そんな青森B級グルメの中でも、初めて聞くと「なんじゃこれ?」と思うのが「味噌カレー牛乳ラーメン」ではないでしょうか?
自分も3年前に青森に来た時は、このラーメンの存在を知らなかったので、このネーミングを見て、「???」となりました。
味噌+カレー+牛乳。なんなんだ、この味噌ラーメンに、カレーラーメンに、日清のミルクシーフードヌードルを全部足し合わせたような名前は。
たしかにそれぞれ単品ではラーメンとして成り立つので、全部混ぜても美味しいかもな、とも思うのですが、牛乳の配分はどうしているんだろう?間違って牛乳を多めに入れてしまったら、どうなるんだろう?とか要らぬ想像をしてしまいます。
実際にこのラーメンは、味噌ラーメンのスープにカレー粉、牛乳を混ぜたものらしいです。要は名前そのまんまのラーメンです。こりゃわかりやすい(´∀`*)
本当は札幌の味噌ラーメンを青森に広めようとしたらしいのですが、なぜか「味噌ラーメンにカレー&牛乳を入れると美味い」という噂が流れ、当時の店主が本当に考案したのが始まりらしいです。
これからシェアする味噌カレー牛乳ラーメンのお店の名前に、青森なのに「札幌」の名前が付いているのは、こういった歴史的経緯があるからみたいです。現在、青森には味噌カレー牛乳ラーメンが5店舗あるみたいなので、青森にいるうちに食べ比べてみようと思います。
〇最初にレポするのは「札幌館」
雪が燦々と振り続ける寒い日は、何となく黙ってラーメンが食べたくなる。ラーメンの美味しく感じるこの季節にやってきたのは、上の写真の札幌館。
青森に住んで3年ぐらい経っていて何回か食べに来ていますが、いつも頼むのは味噌カレー牛乳ラーメンです。カウンターに座って、調理している様子を覗くと、たしかに真っ白な牛乳を混ぜる様子を見ることができます。
今回頼んだのは、ダイエット中にも関わらず大盛りです。下の写真を見てわかるように、札幌の味噌ラーメンの進化系なので、バターが乗っています。食べたい気持ちをぐっとこらえながら、このバターを溶かすところから始めます。
色は、たしかにカレーの色だが、味噌とミルクが入っているだけに、どこかマイルドな色に見えます。ちなみに、麺の色も黄色い。黄色のスープに、黄色の麺です。
で、肝心の味はどうかというと、カレーラーメンをマイルドにした感じでしょうか。インパクトの強いネーミングに反して、結構ホッとする優しい味です。最後にご飯を入れても美味しそう。
ちなみに、カレーの味もするが、味噌の味わいもしっかり残っている。これが本当に合うんですね。行くかどうかは別にして、月に何回かは行きたくなるラーメンです。
ていうことで、残りの4店舗、気が向いた時に行って、その都度レポしていきたいと思います。
なお、青森は結構ラーメン大国で、味噌カレー牛乳ラーメン以外にも、煮干の効いた醤油ラーメンも本場だったりします。この普通(?)のラーメンもシェアしていきたいと思います。