ブログでこんなことを書くのが怖い、こんなこと書いたら嫌われないかな、変だと思われないかな……。
よくブログは自己開示力が問われると言われます。たしかにそうです。自分の体験談やエピソードを加えることで、記事の説得力が大幅に変わることがあります。
ただ、何でも思う通りに書けるかというと、どうしても怖かったりして躊躇してしまう場面があります。
自分も100回は躊躇したりしました。思い切って書くこともあれば、逆にぼかして書くこともあります。
今でも「こんなこと書いたら自分を嫌ってしまう人いないかな」と心配になってしまう記事があります。
自分の考え、行動、過去の出来事を赤裸々に打ち明けるのは勇気がいるのはもちろん、実は自己開示した方がいいことと、しなくていいことがあります。
今回、通常の記事の場合と、記事に興味を持ってくれた読者が見に来るプロフィールについて、それぞれ思うところを書いてみようと思います。
■ブログの通常の記事の場合の自己開示
冒頭でも少し話しましたが、ある程度自己開示した方が、記事の説得力が増します。
ブログの情報発信目的は、読者にの悩みや知らないことを解決できる情報を提示することです。
つまり、特定のキーワードでgoogleから流入している読者に、的確な答えを与えることです。
しかし、ただ情報を与えるだけでは、何とも人間味のない記事になってしまいますし、他のブロガーやwebメディアの記事に似てしまいます。自分もそんな記事を結構書いてしまいましたが……。
記事に独自性を高めて、さらに説得力を増すには、自分の体験談やエピソードを加えることが重要となります。次に例を挙げます。
・好きな仕事をしているのに、会社を辞めたいほど人間関係で悩んでいる人がいれば、自分が人間関係で悩んだ体験を書く
・会社を辞めたいのに経済的事情等で辞められない人がいれば、自分が会社を辞める決断を下すまでの経緯を書く
・うつ状態で悩んでいる人がいれば、自分がうつっぽくなっていた頃の体験を書く
・ダイエットに成功する方法の記事であれば、自分の体験談を書いてみる。また、デブだった頃と痩せた今で心身、精神、実生活でどんな変化が起きているのか?
・自分の商品・サービスに関する情報であれば、過去の体験等にさかのぼって自分の商品・サービスに対する思いを書く
例を挙げたらきりがないのですが、何が言いたいかというと、読者の悩みを解決する情報、提供する商品やサービスに直結することであれば、極力自己開示していった方が良いということです。
逆に言うと、それらに直結しないこと、つまり記事内容にあまり関係のないことは、特に自己開示する必要はありません。
ただそれだけのことです。ダイエットに成功する記事なのに、それに関係ない会社の仕事の悩みとか書いても、当然ながら意味がないですよね。何が言いたい記事なのかわからなくなります。(ただし、ダイエットに成功したことがきっかけで仕事の成果も上がったなら話は別)
■ブログのプロフィールの場合の自己開示
プロフィールでも同様です。自分のブログのコンセプトに関わる部分は、思い切って辛い過去や失敗体験、精神的に病んだ経験も赤裸々に自己開示した方が良いでしょう。
プロフィールは「あなたは何者?」というのがわかるように、箇条書きで良いから詳細に書くようにしましょう。
プロフィールはSEO対策が難しいところですが、各記事を面白いと思った読者が、「どんな人が書いているんだろう」と思って興味を持って見に来てくれます。
商品やサービスの紹介があれば、それがきっかけで制約に繋がるかもしれません。なるべく赤裸々に書いた方がいいでしょう。
しかし、これもブログのコンセプトに関わる部分だけの話です。コンセプトにあまり関係ないところは、敢えて書く必要はありません。
「それで?」となってしまったり、「おいおい、どうした?」となっては逆効果になることもありますし、何も全部吐き出す必要はないでしょう。
プロフィールの書き方については、以下の記事を参照してください。
なお、最近本名公開して、大幅にプロフィールを改訂しました。ちなみに、このプロフィールは少し長すぎだと思います。長すぎて悪いということはないですが、皆さんは、この半分くらいで十分ではないかと思います。
■書くのが怖いと思って躊躇してしまう人へ
また、自分だけではなくて、書いてしまうことで他の身近な人まで巻き込んでしまうことは、敢えて出す必要なないでしょう。
また、自己開示と紙一重なのが批判・否定がありますが、これは書かないようにしましょう。ちょうど、自己開示と愚痴の違いについて、記事に書いていたのでシェアします。
大事なことは、自己開示した方が良いことと、「これはまだ良いかなあ」という選別をはっきりさせることです。
書くのが怖いと思って躊躇するのは、自分も経験しているのでよくわかるのですが、自己開示することで読者の共感を生みます。
もしかしたらアンチを生む人も出てくるかもしれませんが、それと同等、もしくはそれ以上に多くの共感を得ることができます。
これはネットだけではなく、リアルの場でも言えることです。自分も最近ブログを教える立場になることが増えてきたし、取材して小説を書いたりもしているので、相手のことをより深く知るために、自ら自己開示するようにしていこうと思っています。