退職1週間前になったので、退職前の挨拶まわりに行ってきました。なので、体験記を書こうと思います。
なぜかというと、退職前の挨拶まわりは、どこか緊張してしまう人も多いのではないかと思うからです。実際、自分もそうでした。
どうも退職1ヶ月前あたりから、独立の期待や不安が入り混じった状態で、引継ぎやら手続きやら引越しやらでバタバタするので(←周りの目が気になる人も多いでしょう)、案外精神的に不安定になりがちです。
解放感に満たされるかと思いきや、案外沈むこともあります(個人差はあると思いますが)。そんな状態で挨拶まわりするのですから、ますます緊張してしまうのではないかと思います。
この記事の内容
■行く前の緊張
退職の挨拶まわり。朝起きたとき、かなり憂鬱でした。後述するように結局杞憂だったんですが、いろんなことが駆け巡りました。
「あー、会社辞めるあいつ来たよ」みたいな目線がないかとか、
「辞めてこれからどうするの?」「世の中そんなに甘くないよ」「一生食っていけると思ってんの?」とか言われたり(←これまでも言われてきた)、
そんなことがどんどん頭を駆け巡りました。定年のような会社都合の退職ではなく、自己都合退職だし、離職率の低い業界だし、奇異な目で見られないか心配だったのです。しかも転職ではなくて独立だし。起業する人なんて、かなりレアですからね。
そもそもこの年になって会社を辞める経験が初めてなので(←大企業の場合、実はこれが怖い。コンフォートゾーンにはまってしまうことになるので)、いろんな不安が襲ってくるんです。
周りの目を必要以上に気にしてしまっているのもありますが、退職の挨拶回りをすることで、「あー、おれ会社辞めて年収捨ててしまうんだ」と実感してしまう怖さもあります。まだ独立に対する不安とかもあると自覚してしまいます。
■お世話になった人にだけ挨拶
で、憂鬱な気持ちで実際に職場の中に入って挨拶まわりをしてきました。とはいっても各部署に挨拶まわりしてきたわけではなくて、絡みのあった人にだけ挨拶まわりです。
しかも全員出社しているわけではないので、席にいる人に挨拶し、一時的に席を離れている人は、少し待って、戻ってきたら再度挨拶まわりする感じです。
別記事で書いていますが、自分と絡みのあった人にだけ挨拶する感じで良いと思います。もっと言えば、退職後も会うことになりそうな人にだけ。
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とは言っても、定年まで働くのが常識の世界にいて早期退職は異例ですが、それでも10年以上働いたので、それなりに感慨深い人は多かったです。
なので、結構時間かけて挨拶回りすることになりました。とはいっても1時間か2時間くらいでしたが。
で、肝心の周りの反応はどうだったかというと、案外みんな暖かい対応をしてくれました。自分の周りの目を気にするのは、やはり過剰だった感じですね。正直、緊張して損してしまいました。
ただ、一部では、やはり辛辣なことを言う人もなかにはいて、少し凹みました。まあ、裏切り者扱いする人もなかにはいますね。これについては別記事で書きたいと思います。
挨拶まわりに来ない人もいて、それはそれで良いとは思いますが、やったあとの所感としては、挨拶回りした方がすっきりはします。
退職後、出身の会社の人と飲みに行くことがあるかどうかは、その後の自分の活躍次第なような気もします。独立して自由を謳歌している時間は、そんなにないかもしれないですね。