理系の小説家(医学部以外)は探してみると結構多い気がする

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僕が小説家志望であることは、プロフィールでも書いてましたが、出身は理系です。しかも医学部とかではなく、工学部です。数学とか物理の世界です。

高校時代、「小説家か脚本家を目指すのであれば文系行ったほうが良いのではないか?」と言われたことがありますが、得意科目が理系寄りだったこともあり、工学部に進むことにしましたが、特に選択を誤ったとは思っていません。

そもそも小説家を目指すのに経歴はあまり関係ない気がします。実際に、医学部以外の理系出身の小説家はたくさんいます。

■東野圭吾

有名な理系出身作家といえば東野圭吾です。多くの人が知っている通り、工学部の電気工学科を出ています。小説家になる前はデンソーで技術系の仕事をしていました。

今でこそ日本を代表する作家ですが、デビュー直後はヒット作に恵まれず、文学賞に落選し続けた苦労した時代もあったとか。

東野圭吾が異色の経歴の持ち主かどうかと言われれば、そんなことはないでしょう。他にも探してみると結構多いです。

ちなみに、自分はそんなに東野圭吾作品を多く読んではいませんが(分厚いのが多いのもあるけど)、天空の蜂は面白かったです。かなり理系っぽい内容です。

【関連記事】ドローン事件の参考になったと言われる天空の蜂を読んでみた

■森博嗣

理系出身の有名作家といえば、森博嗣もいます。工学博士で、元大学の助教授。建築を専攻し、博士論文は、「フレッシュコンクリートの流動解析法に関する研究」。

いまは大学を退職して、どこかに移住(たぶん国内)しているようです。自分も最初は、研究室で働きながら小説家を目指そうかと思いましたが、研究室がかなりしんどかったので、その道を諦めました。小説家は諦めていませんが。

■星新一

ショートショートと言われれば星新一は東大農学部卒。あまり本を読まない少年時代だった自分も、星新一の作品は面白かったのを覚えています。案外長編もののノンフィクションも書いていたみたいです。

あっという間に読める作品ばかりですが、最近読んでないな。何か読んでみようかと思っています。

■中村航

「100回泣くこと」で知られる中村航も工学部卒。芝浦工業大学工学部工業経営学科卒とのことなので、経営工学が専攻だったのかな。

作風からして理系なのが少し意外な気もします。やはり小説家と経歴は関係ないということでしょう。

■ルイス・キャロル

不思議の国のアリスの作者のルイス・キャロルが数学者だったのは有名です。「亀がアキレスに言ったこと」という論理学を用いた対話を生み出しています。

また、「平面解析幾何学大要」という書物もあるようです。そういえば、中学の時に「数学者になれ」と言われたのを思い出しました。

■寺田寅彦

小説家というより、随筆家とか詩人の類になりますが、寺田寅彦は物理学者です。尺八の音響学的研究とかが博士論文で、地球物理学やX線の結晶透過でも実績があるそうです。

寺田寅彦の弟子でも、物理学者をしながら随筆家をやっていった人もいたそうです。

■池澤夏樹

池澤夏樹は大学時代に物理を専攻していたそうですが、中退しています。

以上、時代はバラバラですが、理系出身の作家をいくつか挙げてみましたが、結構いることがわかります。

そもそも小説家に経歴は関係ないし、どこかアカデミックな専門スキルが必要ということはありません。これはブログもそうですね。文章を書く事に、理系も文系もないような気がします。

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