会社に溶け込めないと感じているという問題は、短期的な悩みと長期的な悩みに分かれると思います。
短期的な悩みというのは、新入社員で会社員になりたての時期、転勤や転職で今までと違う職場で働くときのような、「なかなか雰囲気に慣れないけど、早く慣れたい」というパターン。
配属直後であれば、時間の経過とともに解決することもあり、結構希望的観測があります。
でも、ここでつまずくと、次第に職場から浮いてきてしまい、「職場の人と話がずっと合わない」「飲み会になぜか誘われない」という疎外感や、
チームワークを取りづらい、スキルを上げるためにいろいろ情報収集したいのに、聞きやすい相手がいないなど、仕事がやりづらくなったりします。これが長期的な悩みと思っています。これについて思うところは既に別記事で書いています。
価値観の違いなどから、こういう会社に溶け込めない事態に陥ることは決して珍しくないですし、別に悪いことではないと思います。
むしろ、自分の成長の過程でそうなっているのであれば、それはとても喜ばしいことだし、無理に馴染もうとしても疲れてしまいます。
でも、できれば職場にはなるべく溶け込んでいきたいところです。ということで、新しい職場に配属された場合、早く職場に溶け込むにはどうしたらいいか、思うところを書いてみました。
〇あいさつする
基本的な態度で、職場になかなか溶け込めないとしたら、これは結構損です。あまりにテンション高く大きな声で「おはようございます!!」と言う必要もないと思いますが、
せいぜいすれ違った人には、会釈だけでなく声出して挨拶するようにすると良いと思います。
かつて、「おはようございます!」と言ったら、周りの上司に「空気読め」と怒られたとぼやいていた同僚がいました。
そんなにアゲアゲな感じで言ったわけでないですから、これはそもそも空気がおかしい。そんな空気は読まなくて良いと思います。
〇飲み会に行き過ぎない
特に新入社員だと、なるべく上司と一緒に時を過ごそうと、飲み二ケーションに付き合おうとすることもあると思います。
お互いのことを知りたいし、仕事中では話せないようなこともあるので、飲み二ケーションは大事と思いますが、
ここで弾けてキャバクラなどに行って夜通し付き合ったり、毎日のように飲み歩いたりするのはそんなに効果がないと思います。
どんなに飲み会で弾けても、周りの評価はそんなに変わらないものです。やっぱり飲み会はメリハリが大事ですね。
〇朝一番に出社するのはどうだろう?
やる気を見せるには一見有効な気がします。朝一番に来て、仕事を早く始めれば、早く帰ることができるし、誰もいない時間で仕事することで集中できたりします^^
また、よく言われるのが朝一番に来て周りの掃除をするという姿勢です。これも良いと思います。
朝一番に出社して意味がないこともあります。パソコンを立ち上げても、なかなか仕事を始めなかったりすれば意味がない。
「できる人は朝早くに出勤する」という言葉に賛否両論あるのは、おそらくこの違いと思います。もちろん、早起きはとても大事なことだと思っています。
〇ありがとう、ごめんなさい
挨拶以上に重要と思うのが、このありがとうとごめんなさい。特にありがとうはとても大事で、これを言うか言わないかで、今後の人間関係が大きく左右してしまいます。
感謝の言葉を出さずに日々を過ごしていると、だんだん距離を置かれてしまいます。以外とこういう基本的なコミュニケーションは、見られていないようで見られています。
誰でも、付き合っていて気分の良い人と付き合っていたいでしょうから^^
〇謙虚
卑屈になってはいけませんが、知ったかぶりをするのではなく、何か教えてもらうときは謙虚な姿勢で接するのが良いですね。
相手を素直に受け入れることができれば、素直に受け入れた方が良いです。頭ごなしに否定せず、まずは受容する姿勢はとても大切なように思います。
〇無理しない
職場に溶け込もうと、無理に頑張ってみせたり、付き合いよく見せるのは、いずれガタが来ます。
好かれようという執着から手放さないと、自分が人間嫌いになってしまいます。自分中心の考え方になってしまうと、どうしても無理しようとします。
人間関係を悪くする習慣から手放し、人間関係を良くする習慣を自然に身につけるのが良いでしょうね。
自分の体験談から考える、なんて書きましたが、これらの中には「こうしておけば良かったなあ」と感じることも多々あります。
病気になる前に、健康な食事を心がけて予防するのと同様に、会社に溶け込めなくなる前に、上記のことを実行することで、人間関係で悩む要因を取り除くことができるような気がします。
でも、何事も気を使いすぎて疲れるのは禁物ですね。職場に溶け込もうとするよりは、もっと自然体な自分を保つように心がけると言い換えるのが適切かもしれませんね。