会社の飲み会は金の無駄?|自己投資か浪費か、参加を判断する基準

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飲み会

以前、別の記事で、お金の使い方にも、自己投資、浪費、消費があると書きました。もちろん収入より遥かに低い支出で生活することが理想ですし、その支出の中でも、将来収入増を見込める自己投資の割合が高いのが理想です。

ただ、月々のキャッシュフローを管理していくと、なぜかいつの間にか消えているお金が結構あったりします。ちりも積もれば山となるで、数千円程度ずつ使っていて、数万円にまで達しているパターンです。

財布の中身を見て、「あれ?前は50000円ぐらい入っていたけど、いつの間にか5000円くらいしかない。どこで使ったんだろう?」そう思う経験、ないでしょうか?この場合、知らず知らずのうちにどっかにお金を使っているということです。

その使い道を思い出せないのであれば、おそらく浪費の可能性が著しく高い。自分にとって、どうでも良いことに使っているからです。

「そのどうでも良いこと」でも、よくよく思い出してみると、出てくるので多いのは「会社の飲み会」とかではないでしょうか。

飲み会が何もかも悪いことはないと思いますが、飲み会に関しても、それが自分にとって、有益が有害か判断して参加を判断したいところです。でないと金の無駄です。

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法」(立花岳志著、大和書房)という本で、

『飲み会には「投資的飲み会」「消費的飲み会」「浪費的飲み会」がある、と僕は考えています』と書いていますが、まったくその通りだと思います。これには一字一句同意します。

〇投資的飲み会


飲み会にも、自己投資になるような飲み会も存在すると思います。上に紹介した立花さんの本で書いてある通り、「今投下した価値(お金や時間)が将来の自分を助けてくれるような使い方」と表現しても良いと思います。

この投資的飲み会がなければ、飲み会や懇親会は悪の根源、世界中の居酒屋を潰してしまえ!!ということになってしまいます( ╬◣ 益◢)y━・~では、どういう飲み会が投資的か、というと言うまでもなく、自分を高めてくれる飲み会になります。

例えば、セミナーでたまたま一緒だった人と定期的に飲み会に行ったり、会社内外に関わらず、似たようなビジョンを持つ仲間と情報交換しながらお酒を楽しむなど、お互い高め合うような関係で飲むのであれば、それは自己投資と言って良いでしょう。

自分より先に目標を達成している人、つまりメンターのような人との飲む機会であれば、もちろんこれはチャンスです!!このような飲み会は、なるべく参加するようにしたいものです。

会社で最近元気ないなあと感じる人に声をかけて、飲みに連れて行ったり、何か大きなプロジェクトを終えて、お疲れさん的な飲み会を企画するのも、投資的飲み会と言っていいと思います。

これから会社の飲み会の大半がいかに無駄か書いていきますが、このように将来の自分や他人にとって役に立つような活用、会社の結束が高まるような活用であれば、会社の飲み会も有益と言えると思います。

〇消費的飲み会


投資的飲み会同様、参加しないと、将来の自分にとってマイナスになる飲み会のことと自分は思っていますが、同時に将来の自分にとってプラスになるかというと、そうでもないような飲み会です。

会社の飲み会で言えば、歓迎会や送別会、忘年会や新年会のようなものです。例えば、転勤や退職者の前で、平然と、特に理由もなく不参加を表明しては、いくらなんでもやり過ぎです。さすがに、こういう飲み会には参加した方が良いでしょう。

ただ、こういった飲み会でも、ダラダラと二次会、三次会まで付き合ったり(個人的には送別会であれば、さすがに良いかなと思いますが)、こういった口実を無理やり付けて、月に2回も3回も飲みに行くようなことがあれば、さすがに以下の浪費的飲み会になると思います。

〇浪費的飲み会


言うまでもなく、お金と時間を無駄に使ってしまう飲み会です。これについては、もう言うまでもないでしょう。会社の飲み会が大半だと思いますが、ようは参加の意義がないような飲み会です。

いつも同じメンバーと、「飲みに行こうぜ~」みたいな感じで、上司や部下の愚痴を言ったり、どうでもいい話に花を咲かせたり。これが頻繁に行われるようならかなり重症と言って良いと思います。

ひどい時はそのまま二次会に行って、さらにキャバクラに行って、風俗にまで行って、終電間に合わないからタクシーで帰る、使ったお金は数万円……。うわー(゚д゚lll)

頻繁にボウリング大会や麻雀大会が行われるようなら、これも要注意です。特に麻雀なんかは、負ければ、すごいお金を無駄にしますし、時間を大幅に浪費します。

大学時代、麻雀をやっていた時期もありましたが、これによって得られたものは、振り返ると何もありませんでした。でも、もうその時間は帰ってきません。

飲み会に関する浪費は、金銭的、時間的両方の要素で考える必要があります。金銭で考えれば、1回の会社の飲み会に5,000円かかるとして、

月1回ペースの参加でも、年間60,000円の損失、月2回なら120,000円、週1回(月4回程度)であれば、240,000円の損失(゚д゚lll)

無駄な保険料を支払い続けるのと一緒で、年間単位、数年単位で考えるとかなり恐ろしい額になってしまいます。時間的なことを考えても、仮に1次会の参加だけに限るとしても、1回の飲み会が3時間とすると、

月1回ペースの参加でも、年間36時間の損失、月2回なら72時間、週1回(月4回程度)であれば、144時間の損失。

さらに二次会や三次会に参加してしまったりすると、このお金と時間の浪費は、飛躍的に増えてしまいます。

この時間とお金があれば、副業の時間に充てたり、セミナーに参加したり、将来独立やキャリアアップするための勉強や人脈作りに励んだ方が、今後の人生に効果的です。

負債とは「ポケットからお金が出て行く」ものですから、こういった飲み会ばかり行う会社の同僚とかは負債だと思います。実際に何もリターンがないので。

これだけ言うと、会社の飲み会の大半がいかに人生にとって無駄かがわかるのですが、不思議なことに「飲み会を断る人間は付き合いの悪い、変な奴」として白い目で見られる文化が日本にあります。

悪しき風習とは思いますが、実はこのように、人の目を気にしてしまうのは、各々の思い込みで、こうした飲み会の大半は、断り続けても案外大したことがなかったりしないでしょうか?次回は、その辺について書いていきたいと思います。

※ちなみに、浪費的飲み会は、会社の飲み会に限りません。セミナーや勉強会で出会った仲間でも、上記のように同じようなことをしていればやはり浪費です。

ただ、セミナーや勉強会の仲間、同じ目標を持って切磋琢磨している仲間であれば、このような浪費的なマインドを持っている人は少ないでしょうから、上記のようなお金を浪費するリスクは低いと思います。

■断り方に関する関連記事

【関連記事1】会社の飲み会を断る7つの方法|お金も時間も無駄だと感じている方へ

【関連記事2】【会社の飲み会】二次会の断り方|当たり障りなく断りたい方へ

【関連記事3】【タイプ別】職場の送別会に行きたくない時の断り方5つ

【関連記事4】もううんざりだ!!出費の多い中間管理職の飲み会の断り方3つ

ということで、浪費的飲み会からなるべく避けることができるように、

飲み会の断り方に関する記事についても書いてみました。

良かったら、こちらも併せてご覧ください。

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