いろんな人と関わっていて、「なんかこの人苦手だな」「この人といると居心地悪いな」と感じることがあります。
何となく苦手な人と付き合うのはかなり苦痛でストレスを伴うものなので、できれば避けたいものです。
だからといって、簡単に縁を切って良いものなのかどうか、これも微妙なところです。職場の人であれば、そもそも簡単に縁を切るという選択肢がありません。(だから、自分は会社員時代、会社組織が大嫌いでした)
このまま苦手な人と付き合い続けるのか、それとも思い切って縁を切ってしまうのか?悩むところですが、判断基準がないとは言えません。
付き合うか?縁を切るか?この判断基準が明確になると、人間関係がだいぶ楽になると思います。
今回は苦手な人でも付き合うべきたった1つの基準について、自分の思うところを書こうと思います。
■苦手な人でも付き合うべき基準はたった1つ
苦手な人でも付き合うべき人。一緒にいて居心地が悪いと感じても付き合うべき人。
苦手な人、居心地が悪いからといって、誰でも縁を切るのは望ましいことではありません。
たまに「なんか入りづらい」「居心地が悪い」からといって、そういった人やコミュニティを避ける人がいますが、これがもったいない場合があります。
では、どういう苦手な人と付き合ったほうが良いのか?それは、「自分よりレベルの高い人」です。
■「自分よりレベルの高い人と付き合う」は本当に有効なのか?
よく「自分よりレベルの高い人と付き合うようにしなさい」とか自己啓発書とかで言われるじゃないですか。
自分よりビジネスで成功している人。
自分よりもお金を持っている人。
自分よりも収入が高い人。
自分よりも投資のセンスがある人。
自分よりモテる人。
ようは自分が目指しているところで成功している人。
経験も知識も豊富で、自分より先に行っている人。
でも、こういう人と一緒になるのは、どこか居心地が悪い。なんか、こんなすごい人の前にいると、どこか自分がレベルの低い人のように感じる。自信をなくしてしまう。
自分が思う「苦手な人でも付き合うべき人」は、こういう人を指します。こういう居心地が悪い人、苦手な人というのは、自分のレベルを上げる最高のチャンスとも捉えることができます。
むしろ、こういう人と出会わなければ、いつまでも裸の王様のままになってしまうかもしれません。こういうセルフイメージを良い意味で下げてくれる人は必要だと思います。
「もっと自分のレベルを上げよう」と思えるからです。現状維持が許せなくなるからです。
いま現在苦手だ、居心地が悪いと感じてしまうのは、自分のレベルが追いついていないから。つまり、スキルやノウハウを上げる余地がまだまだあるということになります。
つまり、「自分よりレベルの高い人と付き合う」メリットは、自分に大きなヒントを与えてくれることです。
たまに、成功者のセミナーに行けば成功者になれるとか、成功者のおっかけをしていれば成功すると無意識に勘違いしてしまうことがあります。
なぜ無意識に勘違いしてしまうかと言うと、そういう場合は、一緒に受講したり追っかけたりする人と群れることが居心地が良いからです。
でも、そういう場合は居心地が良いで終わってしまい、自分にとって必要な気付きが得られないことが多い気がします。
自分もこの辺は失敗したことがあります。ただ有名な先生の講演を聞いたくらいでは、何も変わらないのは、居心地の悪さを感じるレベルに達することがないからです。
なので、居心地の悪さを与えてくれる人というのは、本当にありがたいことなのだと思います。
でも、単純に自分よりレベルの高い人と付き合えば良いか、と言われればそういうわけではないです。
■自分よりレベルが高い人でも縁を切るべき人はいる
自分よりレベルの高い人でも、縁を切るべき人はいます。自分よりレベルの高い人がどういう人なのかによります。
もし、以下に該当する人であれば、無理に付き合うようなことはしなくても、「苦手な人だから縁を切ります」と宣言してしまっても良いと思います。
・やたらと上から目線で話してくる
・「だからお前はだめなんだ」「お前にできるわけがない」とか言う。つまり典型的なドリームキラー
もし、自分よりレベルが高くてもこういう人であれば、絶対に離れた方が良い。
いまあなたよりレベルが高くても、ただ単に年数を重ねていて、経験や知識が上に見えるだけかもしれません。
そして、いまは現状のレベルに満足してしまって、努力を怠っているかもしれません。
もしかしたら、うまくいっているように見せているだけで、実はうまくいっていないかもしれません。
実績を水増ししているなんて話は結構聞こえてきます。
努力を止めたり、実績を水増しして嘘ついている人であれば、自分の立場を保持するために、無意識に上から目線になったりドリームキラーになったりする。
こういうことは結構考えられる気がします。
そういう人から得られることはかなり少ないのではないかと思います。
別記事で、今度は苦手な人でも縁を切ったほうが良い場合について詳しく書いてみました。
こういう人で、苦手な人なら問題なく縁を切ってしまって構わないでしょうね。