「生きてるだけで幸せ」という言葉をどこかで聞いたりします。
たしかに幸せは手に入れるとか、そういうものではなくて、日々の生活で感じるもので、自分の人生に現状に満足しているかしていないかは、実は直接は関係のないものだと思います。
本当は5,000万円ぐらいお金貯めたいけど、現状3,000万円しかない。本当は年収1,000万円目指しているけど、まだ500万だ。満足できるレベルには届いていない。
それでも日々幸せは感じることは可能です。同じように収入アップ、資産増を目指している仲間と触れ合っていれば、それだけで幸せを感じることは可能でしょうし、
美味しい食べ物を食べていれば幸せを感じるでしょうし、気心知れた仲間と飲んでいれば、それは幸せを感じます。
カフェに行って積ん読状態だった小説を美味しいコーヒー飲みながら飲んでも幸せを感じるでしょうし、普段DVDでしか映画見ていないけど久々に映画館に行っても幸せを感じるでしょう。
でも、だからといって、生きてるだけで幸せなんて、そんなことまで感じることができるのでしょうか?
■不幸の要素
ささやかに幸せを感じる出来事がある一方で、ネガティブな言い方になってしまうけど、逆に毎日を生きていれば不幸を感じる要素だっていっぱいあるわけです。
不幸を感じる要素とは、つまり強いストレスを感じる要素です。
例えば会社員であれば毎日会社に行って馬の合わない人間の顔を見るのは強いストレスになるでしょうし、合わない仕事で真価本領を発揮できずにストレスを感じたりします。
大して気乗りしない飲み会に参加して、ダラダラと時間を過ごすのもストレスになるでしょうし、満員電車に乗ることがストレスになる人もいるでしょう。
僕のような独身ならともかく、家に帰ればケンカが絶えない家庭もあるでしょうし、家計のやりくりに苦労している家庭もあるでしょう。
そういうストレスに晒された環境下で、「生きてるだけ幸せ」というのを感じることができるか、と言われるとそうでもないでしょう。
むしろ、そういった言葉を聞くとイラっとしてしまうはずです。
■小学生の時に虫垂炎で入院した時
小学5年のとき、虫垂炎で入院したことがありました。少し長引いてしまい3週間ほど入院してしまいました。
本当は10日もあれば退院できるような病気なのに、3週間も入院してしまったのだから、早く帰りたくて仕方ありませんでした。
なので、退院して実家に帰れたときは、とても嬉しかったのをよく覚えています。解放感に満ち溢れた感じですね。
いつも住んでいる実家に帰って、本当に幸せを感じることができた。実家で食べるご飯が美味しかった。束縛された入院生活から解放された喜び。このとき、まさに生きてるだけで幸せという心境だったと思います。
一方20数年後、別の病気(良性腫瘍)で10日ほど手術入院して退院したときは同じ心境にはなりませんでした。
むしろ入院している方が幸福感が強かった気がします。退院してしまえば、また仕事に復帰することになってしまうからです。
入院中は、とてつもなく暇な時間がありましたから、今まで読んでいなかった本を読んだり、小説を書き進めたり、環境が狭められた分、逆にクオリティタイムを過ごせた感じでした。自分にとって本当に大切な時間を過ごすことができた心境です。
なので退院したときは逆に不幸感が襲ってきたのをよく覚えています。
■幸せリストと不幸リストを作ってみよう
同じ退院なのに、この違いはなんだったのか?やはりこれはストレス要因の有無によるものではないかと思います。
小学校のときに退院したときは、その先の不安要因はなかったです。早く学校に行って友達と遊びたかったし、入院していても暇なだけでやることがなかったです。苦痛なほど暇だったのを覚えています。
逆に大人になって入院して、めでたく退院したときには、ストレス要因となる現実が待っていました。もうこの頃から既に独立志望は芽生えていましたし、会社に疑念を抱いていた時期です。
つまり、生きてるだけで幸せ、という大切なことを感じることができるようにするには、不幸の要素を全部排除し、日々幸せを感じることだけに触れていればいいということになります。
だったら、今すぐ会社を辞めたり、人によっては離婚すれば良いじゃん、という究極の選択を急かされているような気になってしまいますが、言いたいのはそういうことではなく、
以下のリストを作ってみてはどうかな、と思ったのです。それで会社を辞める必要があったり、離婚する必要があったりすれば、それも1つの選択になるのです。
・幸せを感じられるリスト100
これは以前書いた夢リスト100と違って、現状幸せを感じることのできる事象を書き連ねるやり方です。暖かいラーメンを食べているとき、熱いコーヒー飲みながらブログ書いているとき、寝っころがりながら自己啓発書を読んでいるとき……、
日常実践している幸せの要素を100個書き並べてみるのです。
ストレスの多い自事象に支配されて、日々幸せを感じることができないように見えたりしますが、実は幸せを感じることができることもあると思います。ちょっと、それを100個書いてみようと思います。
・やりたくないことリスト100
今度は不幸の要素、つまり今後はもうやりたくないことを100個書き連ねるのです。
幸せの実感を阻害する要素、自分にとってストレスになる要素を全部書いて、今後自分の人生で排除していくことを100個書いてみようと思います。
とりあえず、今までは夢リスト100と自己肯定リスト100を作ってみましたが、今度は現状に注目してリストを作っていこうと思います。
結果はまた後日シェアしていきたいと思います。