ここ数年、物欲が全然なくなったように思います。生きるために必要な物さえ揃っていれば、特に不便がないような感じがします。むしろ、物欲が虚しいと思うくらいです。
昔はベンツとかアウディに憧れたりしたこともありますが、今はそんなこと全然ないです。ブランド品も昔興味がありましたが、それも全然ない。
こういう人は、何も自分だけではないのは、最近断捨離とかミニマリストという言葉が浸透していることから、何となくわかると思います。
物を持つという意味だけではなく、僕は朝まで飲み明かすことに興味もないし、ゴルフも麻雀もボーリングも、全然興味がない。
「つまんない奴だなあ」とか「何が楽しくて生きているの?」なんて思われつことがありますが、そういう生活の方がどんどん快適になっていくのだから仕方ないです。
シンプルライフとか、ミニマリストと言っても、人それぞれ定義が違うので、自分が物欲を持つことが虚しい理由を書いていきたいと思います。
■お金がもったいない
何といっても、物欲が虚しいのはこれが理由です。物を持つことで、部屋が散らかったり、管理がめんどくなったりするのも嫌です。
でも、それだけでは物欲が虚しいと思う理由としては弱い気がします。実際に、僕の部屋はそんなにきれいかと言われるとそうでもないです。物は少ないね、なんてことは言われますが。
何といっても、物を買うと、お金がもったいないです。最近は服ですら全然買わない。お金がもったいないというデメリットのために使う時間が、とてももったいなく感じるからです。
車なんて、高い車買うほど維持費も高いし、ブランド品なんか買ったって、別に自分の個性が出るわけではない。見栄っ張りと思われるだけで、特にメリットはありませんでした。
物欲が虚しいと思う人の多くは、お金がもったいないと思っているのです。
では、そういう人がお金なんて要らないよ、と思っているかといえば、決してそんなことはないです。
■お金は自由になるための手段
物欲が虚しいと思っている人の心理の根底にあるのは、おそらく、お金は自由になるための手段であるという考え方でないでしょうか。
会社を辞めたくても辞めれないのはなぜ?離婚したくてもできないのはなぜ?ほとんどの人はお金がないからではいでしょうか?
お金があれば何でもできるという乱暴なことを言いたいわけではないですが、お金によって得られるのは、多くの選択肢です。
会社も辞められるし、離婚もできる。極論すると、お金があればうつを避けることも可能です。
物欲を虚しいと感じるのは、そういう自由を削がれるのが苦痛なんです。
マイホームの購入なんかが良い例でしょう。トレーラーハウスのようなキャッシュで買えそうな家ならともかく、何千万円もする家を巨額なローンを組んで買った結果、多くの人が苦しんでいるのは、経済的な不自由です。
物欲が虚しい人は、それがとてつもなく嫌なんです。
■所有と自由
スナフキンなんかが指摘(?)しているように、このように、所有と自由は反比例の関係にあります。
所有して自由になるのはお金ぐらいなもので、それ以外は全部不自由の原因になるのです。
自分らの親世代はそんなことは考えなくても良かった。黙っていれば給料も上がる、株を買ったらどんあ銘柄も上昇する、不動産価格も上昇する。そんな時代だからこそ、所有と自由の本当の関係なんて、陰に隠れたままでした。
しかし、日本経済が崩壊した21世紀になって、所有と自由の関係が無視できないくらいに大きくなりました。
何かを所有すれば、それだけ身動きが取れなくなる。多くの人が今、やりたいことと同時にやりたくないことも同時に考えています。
そうじゃないと疲れてしまうんです。物にしろ、人間関係にしろ、ライフスタイルにしろ、何かを所有することのデメリットはグロテスクなほど大きいんです。
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■別に幸せにならない
最近1ヶ月で7kgの減量に成功しました。ファスティングという、今までやったことのない荒療治に挑戦したかからです。
ファスティングなんかしたら、リバウンドしちゃんじゃない?と思われる方も多いと思いますが、実は体重維持どころか、さらに1kg減量しました。なので、トータルで8kg減少です。
なんで、そんなことができたかというと、何も食べない生活を続けたことで、「別に好きなものを食べても幸せじゃない」という心境になったからです。⇒詳細はこちら
これは、物欲でも同じことが言えると思います。別に、フェラーリを何台も持ったって、どっかに大豪邸を建ててたって、女友達が何人もいたって、心が満たせるとは限らないからです。
セレブに対する負け惜しみとか、そういうのではないです。本当にそういう心境です。自分がおそらく5億円の資産を築いたとしても、高級車も買わなければ、大物芸能人が買うような大豪邸も買わないでしょう。
まあ、いろんな都道府県、いろんな国に、安い賃貸マンションを多く持つことはあり得るかもしれませんが。もし、自分がこれ以上お金を持つようになったら、デュアルライフを目指すと思います。
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僕のように物欲のない人もいれば、なかには物欲のある人もいます。自分から見たら、若干物に執着しているようにも見えるのですが、そういう人もいます。
その心理について、思うところを書いています。
【関連記事】おすすめ本紹介|「断捨離」「捨てる」「減らす」「片付け」系
物欲のない自分は、最近この手の本に関心を持つようになってきたような気がします。
自由な生き方を目指すのであれば、何冊か参考になるかと思います。
良かったら併せてご覧ください。