下の10万円貯まる本などで、よく知られる500円玉貯金。やっている方もいれば、興味のある方もいると思います。
たしかに10万円貯まる本を使って500円玉を貯金していくと楽しく貯金できそうです。
でも、効率的に蓄財したいのであれば、この500円玉貯金は有効なのでしょうか?今回、その辺について思うところを書いてみました。
この記事の内容
■おまけの貯金方法
なお、僕はこの500円玉貯金はやっていません。そもそも貯金箱も持っていません。というのも、積立投資等をしていたり、貯蓄用の口座を別に用意しているので、月々決められた額を強制的に貯金しているし、お金を使うにも、極力クレジットカードで支払いを済ませてしまいたいので。つまり、別の貯金方法を使っているわけです。
個人的には、学生とかであればこの500円玉貯金は有効かもしれないですが、社会人になり、しかも30歳を過ぎると、500円玉貯金では少し物足りないかと。
1日1回500円玉を貯金していくにしても、月間で15,000円、年間で180,000円。年間に試算すると、案外バカにならない額ですが、それでもメインの貯金方法としてはかなり頼りない。
やはり、長期的な目線で行う蓄財は、月々の貯金は〇万円とか決めてしまって、簡単に引き出せないようなシステムを作ってしまうのが、一番効率的な蓄財方法と思います。(→持株会や財形貯蓄については個人的にタブーと思っていますが、この理由については別記事で)
じゃあ、500円玉貯金が必ずしもだめかと言われれば、そうでもない。上の蓄財方法は、あくまでも長期的な目線で、将来必要となるお金を用意するための蓄財です。
逆に、500円玉貯金はそうではなく、〇万円分の500円玉が貯まったら、欲しいものを買うといった、短期的な目線で行うのが良いと思います。
普段から好きなだけお金を使っていたら、お金は貯まらない一方ですから、少し高いけど欲しいものについては、この方法を取って制限をかけると良いかもしれません。
ファッションに奮発するもよし、家庭持ちであれば夕ご飯を奮発してみたり。海外旅行なんかも良いですね。無駄使いはタブーですが、あまり無駄使いがないのもストレスのもとなので。
500円玉貯金はあくまでおまけの貯金方法といった感じですね。
僕はいまこの500円玉貯金はやっていません。それほど必要性を感じていないのと、そもそも500円玉を貯めて保管するという行為が少しめんどくさくて向いていないような気がするので。
■独自でルールを作る
ルールは各々独自でルールを作る感じになると思いますが、概ねだいたい以下のパターンになると思います。
・1日1回500円玉を意識して作って貯金する
・夜寝る前に500円があれば貯金
上に書いたように、500円玉貯金はあくまでおまけの貯金方法ですから、そんなに1日1回とか決めなくて良いような気もするので、おすすめなのは後者と思います。特に現金よりもクレジットカードの方が使用頻度が多い人なんかは。
意外と500円玉って、現金を使わないと手に入らないですから、毎日500円玉を作ろうとするのは、少し挫折しやすい気がします。
「今日は500円玉が2枚ある。ラッキー」ぐらいな感じで良いと思います。
早期退職、住宅購入、子供の養育費等の長期的な目線に立った蓄財には向かない方法なので、欲しい物の額がそのまま目標額になる感じになる感じだと思います。楽しくゆるく貯めていきたいですね。
500円玉がなかなか集まらないようであれば、5000円札と組み合わせてみるのも良いと思います。