専業主婦は究極の贅沢品?共働きとどっちにしようか悩んでいる家庭へ

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浪費家の夫2

「専業主婦は究極の贅沢品」

この言葉をよく聞きます。自分がブログで紹介した『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』や、『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します』という本でも、この表現を使っています。

総務省の調査結果なんかを見ると、1996年頃を境に共働き世帯が、専業主婦世帯を上回るようになっていることから、とっくに共働きの方が当たり前の時代になっていますが、

共働きにしようかどうか、悩んでいる家庭の方も多いと思います。また、共働きにしたら、旦那さんも当然育児に関与する必要がありますが、それでもちゃんと育児ができるか不安になる人も多いと思います。

では、共働き世帯と専業主婦世帯、幸せになる確率が高いのはどちらなのか、いろいろ思うところを書きたいと思います。

〇お金に困りたくないなら絶対に共働き

「専業主婦は究極の贅沢品」とは、どういう意味かというと、大卒女性が同じ会社に定年まで勤め上げた場合の生涯所得は2億7,670万円と言われています。つまり、大卒女性が何年か働いただけで結婚退職して、その後ずっと専業主婦ということは、少なくとも2億円以上のお金をドブに捨てるということです。

つまり、専業主婦は億ションよりも高い買い物、だから究極の贅沢品と呼ばれているわけです。これは数字でしっかり示せていますから、「専業主婦は究極の贅沢品」という言葉は思想ではなく、定義です。

このブログでは「家を買うときは注意が必要だよ~」という記事も書いてきましたが、実はそれよりも怖いのは、「専業主婦になりたい♪」という女性と結婚することです。籍を入れた瞬間、将来貰えるはずの2億円以上のお金がパーになってしまうのですから。

このご時世でも、未だに「専業主婦になりたい♪」と思う女性が34.2%もいるそうですが(2013年厚生労働省の調査)、この選択はかなりリスキーです。

お金に苦労したくないのなら、100%共働きの方が良いです。奥さんがパートとして働く場合でも、専業主婦世帯とは5,000万円以上の差が出ます。(できれば、育児休業制度を利用してすぐに復職するか、転職した方が良いのは言うまでもありませんが)

〇結婚とお金の問題

言うまでもなく、夫婦で経済的自由を目指す、養育費や老後の生活に苦労したくないと考えるのであれば、奥さんの頭から、専業主婦という選択はなくなるはずです。

専業主婦でいたいという奥さんの場合は、いかに今後の夫婦生活が経済的に大変か、現実を見せることが必要になってきます。

専業主婦か共働きかという問題もそうですが、結婚とお金の問題は密接に関わってきます。この記事の参考文献にしている『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します』という本で、いくつか結婚とお金にまつわるアドバイスが書かれていたので、簡単に紹介します。

■予算感をきっちり持つ

例えば結婚式を挙げる場合、本当は200万円くらいで挙げる予定が、奥さんや式場の提案を受け入れたりした結果、気付いたら350万円もかかってしまったというパターンは本当に多いみたいです(自分は独身なのでわからずwww)。

理想を追求してみたら、予想以上にお金がかかり、結局「まあ、良いか」とお金を出してしまう。一度きりの結婚式であればまだしも、このような予算が二の次が常態化してしまうと、かなり危険です。

予算感がないと、住宅購入の時も、銀行から借りるローンの上限が、自分の予算の上限にすり替わってしまうということです。これは怖いですね。一生住宅ローンという地縛霊に取り憑かれることになります。なので、結婚式を挙げる段階で、共通した予算感を持って、人生のイベントをこなしていくべきということだそうです。

■貯金について話し合う

共働きの期間、特に出産前にいかに貯蓄できたかが、今後の人生と、これから生まれる子供の人生に大きく影響してくる。

住宅購入であればもちろんのこと、賃貸でも、いくら貯めるか決めてから住む場所を決めるべきと書かれています。個人的には当然と思います。

■お互いの資産を明かす

これ、自分には信じられなかったのですが、夫婦間で、お互いいくら資産を持っているか明かさないケースが意外と多いみたいです。これで、どうやって家庭のライフプランを決めるつもりなんでしょうか?当然ながら、結婚の段階でお互いの口座の中身ぐらいは把握すべきかなあ、と思いました。

■貯蓄のルール化

月々いくら貯めるかと決めることは言うまでもなく重要なことですが、これを夫婦間で決めるということです。理想は「生活はご主人の給料の範囲内、奥さんの給料には手をつけずに貯蓄に回す」ということです。

これも当然の話だと思います。専業主婦世帯は、ご主人の給料だけで生活費も貯蓄もしていっているわけですから(2億円以上もフイにしているので、かなり苦しいですが)、できないわけがありません。共働き世帯でも、専業主婦世帯と同様の生活レベルを維持すれば、全然可能です。

〇会社に属することが「共働き」とは限らない

と、専業主婦世帯よりも共働きが圧倒的に良いということを言いましたが、誤解してほしくないのは、別に結婚後も会社に属することが素晴らしいとは全然思いません。特に自分は、近い将来早期退職して、独立しようと思っています。

「共働き」の方が言っているのは、何もお互い会社員でいろ、ということを言っているわけではありません。今ではインターネットの環境さえあれば、せどりやアフィリエイト、webライター、その他諸々の仕事ができます。

時間の融通が効くそれらの仕事で、収入を拡大していけば、育児に充てる時間に困ることもなくなります。共働きだからといって、「夫婦揃って社畜になろう!!」という考えは持たないようにしてほしいと思います。

理想は、家庭持ち、子持ちでも会社を辞められる環境を作ることです。そのために、貯金だけでなく、夫婦でしっかりと金融商品に投資する姿勢も必須でしょうね。

そのためには、結婚前にお金の価値観について、じっくり話し合う必要があると思います。

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