最近ミニマムライフという言葉をよく耳にするようになりました。物を多く持たずに、必要最低限の物だけを所有して、空白のある暮らしを楽しむ。
たしかそんな考えだったと思います。随分前からよく言われるようになった断捨離に似たようなニュアンスです。
低収入で欲しい物が買えないから我慢して節約するという、一種の苦行ではなく、物を持たない、スペースの大きい暮らしをむしろ楽しむ。ガラクタに囲まれては心が満たされない。不要なものは贅肉のように削ぎ落とし、スッキリしたコンパクトな生活に幸福感を得る。
最近知った言葉なので、少し誤解しているかもしれませんが、自分はこの考えに賛成です。
でも、自分は片付けもめんどくさいと感じる人です。どういうことかというと、要らない物を買ってしまうから片付けたり捨てないといけなくなる。お金も手間もかけたくないのなら、最初から満足感を得られないものは買わなければいい。
自分がこういう生活を目指したいと思う理由は、お金を必要以上にかけて経済的な負担となるのを防ぎたいからです。
経済的に負担となるような生活を続ければ、自由は得られない。自分にとって、お金とは自由を得る手段です。物を買う手段ではない。
余計なことにお金をかけずに幸せに生きることができれば、何といっても疲れません。支出を削減し、運用に回すことで早く会社を辞めたり、子供の教育費に充てたりすることもできます。
ということで、今回はお金をかけない生き方で幸福度の高い人生を送る方法について、思うところを書いてみました。
この記事の内容
■家族との時間を大切にする
自分は独身なので当てはまらないのですが、結婚している人であれば、家族との時間を大切にすることはとても大事だと思います。
家族との時間を過ごすことについては基本的にはお金はかからない。必要以上に外に出歩いて、飲みに行ったりイベントに参加するからお金がかかります。
家族との時間を大切にすれば、自ずと支出も減ってくる気がします。
また、子供の行事、例えば運動会とか授業参観とか、そういうのもお金はかからないけど、とても重要なイベントです。
家族との時間を大切にすることで、無駄にお金を使わずに済むようになります。
■目的目標をしっかり定める
自己投資と浪費の境界線に関する記事でも書いたことですが、目的とか目標が曖昧な状態。でも、今のままではなんとなくだめなような気がする。
異業種の人が集まるセミナーやイベントにむやみに多く行ったり、自分が読める分量以上の本を買ってしまう。でも、何だかあまり効果がないな。
こういうことは自分も長く経験しましたし、誰でも1度や2度こういう思いをしたことがあると思いますが、夢とかビジョンを真剣に考えることで、必要な情報を絞り込むことができるようになります。
そうなれば無駄にお金をかけずに、集中的にスキルやノウハウ、マインドを手にすることができると思います。自分の場合、幸いにもようやくその段階に来ているかなと思います。
節約の観点からも、ミニマムな生活の観点からでも、目的とか目標は大事なんですね。
■分単位の過密スケジュールを立てない
これは自分だけの問題ではなくなるので難しいところですが、あまり過密なスケジュールを立ててしまうと、焦ってしまって余計にお金を使ってしまいます。
よく手帳にスケジュールがびっしりあって空白がない人はお金が貯まらないと言われますが、本当にそう思います。
特に分単位の過密スケジュールだと、移動にタクシーを使わざるを得なくなったり、お金よりも時間を優先させないといけなくなることが発生します。できれば、こういうのは避けるようにしたいです。
あまり殺人的なスケジュールが続いても幸福感は得られないですし。
■したくないことにお金をかけない
当たり前ですが、これが結構やってしまう。代表的なところが付き合い飲み会でしょうか。つまらないことにお金をかけるのが一番辛い。
精神的にもイライラしてしまって、幸福度とは程遠い、怒りに満ちた毎日を送るもとになります。
本当に直感が動いたことや物にだけお金をかける。お金をかけないことで逆に幸福度が増すのはこの部分です。
■ボーっとする時間を作る
これ、結構大事だと思います。全然無駄な時間の使い方ではないし、お金がかからない。
ボーっとする時間で、自然な流れで自分の強みとか考えたり、過去を振り返ったり、小説のアイディアを考えてみたり、ブログのネタを考えてみたり。普段していないことを自然としていることもあります。もちろん、風景を楽しんでみたり、夜空の星を数えてみたり。それだけでも良いと思います。
脳みそを常にフル活動させては疲れてしまいます。就寝時間以外にも、ウオーキングしたり、冬ならスキーしてみたり、長時間ドライブしてみたり、脳みそを空っぽにしてみると、思わぬアイディアが出てきたりします。
収入に繋がるアイディアは、意外とひょんなことから思いついたりします。
■付き合う人を慎重に選ぶ
断捨離は物だけの話ではなく、人間関係でも重要なことです。何でもかんでも切り捨てろと言いたいのではなく、
例え人数が少なくとも、親密な関係を築ける人を作っていった方が幸せではないか、ということです。
facebookの友達の数が多い人でも、どこか幸福感がなくて、むしろ疲れている感じの人もいると思います。人脈をやたら作ろうとすると、それだけイベントに行くお金も増えていまいます。
そして何といっても、どうでもいい人に引っ張られるのは時間の無駄です。本当に大切な人を中心に築く人間関係が一番の理想かなと思います。
いろいろ考えてみると、持てば幸福感が増すわけではないのがわかると思います。余計なものを持たない、マイナスの観点で幸福を追求することも大切ですね。
今後、ミニマムライフ等に関する本の書評も増やしていこうと思います。