2013年に「金持ち父さん貧乏父さん」そして続編のキャッシュフロークワドラントに改訂版が出版されましたね。白い本から紫の本になりました。
結論から言うと、この金持ち父さん貧乏父さんに関しては、改定前の内容とそんなに、というかほとんど変わっていないのかなと思いましたが(キャッシュフロークワドラントはまだ未読)、
しばらく再読してなかったので、改訂版が出たのをきっかけに読むことにしました。一応、たまにキャッシュフローゲーム101とか主催しているので。
独立志向の強い人で読んでいない人はほとんどいないのではないか、と思われるほど皆が読んでいる印象の強い本です。特に男性の個人事業主や投資家で読んでいない人はほとんど皆無ではないでしょうか?
もはやお金に対するマインドセットの本として、「読んで当たり前」みたいな空気すら感じる本ですが、せっかく改訂版を読んだので、この本についていろいろ書いていきたいと思います。
〇参考記事
といっても、実は金持ち父さん貧乏父さんを読んで思ったことについては、別の切り口で既にいくつか記事を書いているので、ここでまとめておきます♪記事を更新する都度、ここに格納していこうと思います。どれぐらい大事なことが書かれている本だと思います。
【参考記事】
・金持ち父さんから学ぶ”投資のチャンス”を逃す3つのパターン
・有形資産と無形資産の違いを考えよう|大切なものは目に見えない?
・キャッシュフローゲーム101のルールから学ぶ大事なお金の話
〇これではいけないと痛感させられる
とにかくやる気を刺激する本です。自分もこの本を最初に読んだ時は、負債こそないものの、収入がそのまま支出に流れる貧乏タイプだったんですよね。
一部印税という無形資産を得ていたりはしていましたが、ボロ儲けというレベルからは程遠かったし、その頃は株や不動産のような有形資産を持つようなこともしてなかったです。
この本を読み始めた時は「いつか会社辞めるぞ!!」「定年まで会社員はたぶん耐えられない」と漠然と思い始めたばかりで、いつか投資したいと思いながら、どうしたらいいかわからなかった時期です。
そんな頃に読んだので、「金持ちはお金のために働かない」とか「お金が私のために働いているのだ!」というセリフは刺激的でしたし、労働ではなく、資産から得る収入を増やすという考えも、
投資を実践している今では当たり前の考え方になっていますが、当時は「そうだ、そうあるべきだ!!」と読みながら興奮したのを覚えています。
実際にこの本で投資に必要な知識が身につくわけではありませんが、結局この本で感じた余韻が、自分を投資の実践に向かわせたし、それが結局現時点でも大きな違いになっています。
〇投資家のための本でありビジネスオーナーのための本でもある
この本、ジャンルを決めるのがかなり難しい本ではないでしょうか?投資家のためのマインドセットの本でありながら、ビジネスオーナーのためのマインドセットの本。お金に関する本であると同時に自己啓発書でもある本です。
「お金とは何か?どこから得られるものか?」というのを総合的に書いた本です。また、労働収入を得ている状態は、どう働くべきかを書いている本でもあります。「給料のためではなく、自分自身の訓練のために働け」と。
実際にロバートキヨサキはリーダーシップを学ぶために軍隊に入り、辞めてから恐怖心を取り払うためにゼロックスで営業の仕事をしていたり。
ああ、大学生の時にこの本に出会うべき本でした。そうであれば、安定性とか、何となくとか、そういうので職業を選ぶことはなかったかもしれないです。
そう考えると、個人的には投資家やビジネスオーナーよりも、まだ労働収入すら得ていない大学生に多く読んで欲しいと思った1冊です。
〇金持ち父さんは架空の人物は本当か?
金持ち父さんは架空の人物という説があります。たしかwikipediaでも書いてあることなので、おそらく有力な説なのだと思います。たしかに金持ち父さんの登場シーンは思ったより少なく、ほとんどが著者ロバート・キヨサキの体験談です。
真実は自分はわからないし、結果はどうでも良いです(←おいwww)。ただ、対比構造で書いたことで、金持ちに進む道と貧乏のままでいる道がわかりやすく書かれています。
この本を読んで、ほとんどの人が、一生懸命働いても貧しいままの貧乏父さんでいたいとは思わないはずです。お金に苦労しない生き方、選択肢の広い生き方があるということを知るだけでも一読の価値があると思います。
きっと「二度と働かなくて済むようにするにはどうしたらいいか?」これをワクワクしながら考えることになると思います。