【限度額適用認定証】高額療養費をすぐに払い戻してほしい場合に

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高額療養費 限度額適用認定証

日本には入院など、医療費が高額になった場合に高額療養費制度というありがたい制度があります。

各々の年収(月額標準報酬額)によっては違いがありますが、100万円くらいの医療費がかかったとしても、8~9万円くらいの支払いで済んでしまいます。食費等の雑費を含めても、10万円くらいで済んでしまうんですよね。(自分が2014年に入院したときはそうでした)

今回、高額療養費を自己負担限度額まですぐに払い戻してもらう方法である、限度額適用認定証の話をしたいと思います。

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■高額療養費制度と限度額適用認定証の違いについて

・厚生労働省HPより抜粋

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。上限額は、年齢を所得に応じて定められています。また、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。制度についての資料を作成しましたので、ご活用下さい。

この制度によって、医療費の自己負担額がどれくらいになるかは、以下の記事をご覧ください。

この制度は3割負担どころの話ではなく、冒頭で書いたように、1割ほどの自己負担で済んでしまうありがたい制度です。

しかし、この高額療養費制度は、何もしなければまずは病院等の医療機関に3割負担額を支払い、その後申請して払い戻す必要があります。

限度額適用認定証とは、この手間を省くためなのと、3割負担額を支払い後~残額の払い戻しまでの期間をなくすために申請する認定証です。

例えば医療費が80万円程度であれば、最初は医療費の3割である25万円程度を最初に医療機関に支払って、高額療養費制度の自己負担額が8万円程度であれば、一定の期間を経て残りの17万円の差額を払い戻してもらうことになります。

限度額適用認定証を提示すれば、最初に支払う額が8万円程度で済むし、手続きもこれで終わりです。

まあ、限度額適用認定証があろうがなかろうが、自己負担額は変わらないんですけどね。ただ、先に何十万円も支払うのは心理的ハードルも高いでしょうし、申請は2度手間になるし、これだけの額を先に支払うのは、払い戻してもらうまでの間にお金が必要になってしまう人もいると思います。

■高額療養費の払い戻しはいつなの?

この限度額適用認定証については、たまに話題になることがありますが、なぜこれが話題になるかというと、限度額適用適用認定証があれば、すぐに高額療養費を払い戻してもらえるのに、なければ払い戻しまでに3ヶ月ほどかかってしまうからです。

そもそも国民の家計負担を減らすための制度なので、そもそもありがたいことなのですが、限度額適用認定証がなければ、この3ヶ月までの間に3割負担額に高額療養費の自己負担額を差し引いた何十万円という額を凍結されてしまうという解釈にもなります。

3ヶ月もの間、何十万円もの額を凍結されるのはちょっと嫌ですよね。「早く返せこの野郎!」という気分になりますよね。

3ヶ月もの待期期間中にお金が必要な人にとっては、特にそう思うでしょう。なので、人によっては、この限度額適用認定証は案外重要だったりするのです。

■高額療養費に関する自分の失敗談

高額療養費 限度額適用認定証

2014年5月、自分がまだ会社員だった頃、良性腫瘍で10日ほど入院したことがあります。これ、実は2つほど失敗談があるんですよね。

〇危うく入院期間が月を跨いでしまうところだった

幸いにも良性腫瘍だったので、慌ててすぐに入院する必要がなかったんです。なので、入院時期を自分で好きに選ぶことになるんですよね。

こういう場合に重要なことは、できれば入院期間を同一月内にする必要があることです。1ヶ月を超える長期入院であれば話は別ですが、10日くらいであれば特にそうでしょう。

月を跨いでしまうと自己負担額が上がってしまうんです。しかし、自分の退院した日は、なんと31日とぎりぎりでした。まあ、結果として月を跨いでないので良かったのですが、もう少し入院が伸びていれば、自己負担額で損をするところでした。

ちなみに、どれくらい自己負担額が上がるかについては、以下の記事をご覧ください。

当初の予定より入院が長引いてしまうことは結構あるので、入院する日を自由に選べるのであれば、できれば月初にするのが理想ですね。

これは実際の自己負担額が上がってしまうので、限度額適用認定証うんぬん以上に気を付けたいところです。

〇限度額適用認定証の申請を忘れていた

もう1つの失敗談は、限度額適用認定証の申請を忘れてしまったことです。これによって、最初に25万円くらいのお金を支払ってしまったんですよね。

その後2~3ヶ月待って残額が払い戻されましたが。2度手間になったりもして、結構めんどくさかったです。

幸いにもこの期間すぐにお金が必要になることはなかったのですが、そんな額を一時的に支払うくらいなら、先に投資に充てたり、すぐにお金が必要になったりする人もいるでしょう。

人によっては限度額適用認定証のメリットが大きかったりするので、これも忘れずに申請しておきたいところです。

個人的には、認定証なんか出さなくてもすぐに自己負担額の支払いだけで済むようにしてほしい気もしますが。

その他、入院の際にお金について気を付けておきたいことは、別記事で書いていこうと思います。

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コメント

  1. TA より:

    はじめまして。いつも記事を参考にさせて頂いています。
    私が通っていた病院だと、病院が独自で作成した高額療養費のチラシ(段階ごとの金額等が記載された)で制度のことを説明されて、市(保険者)に限度額認定証の手続きをできるだけ早めにするように言われて、その後も何度も限度額認定証の確認と提示を求められたので、家族に頼んで手続きをしてもらいました。
    当時は病院のスタッフがすごく親切でありがたいと思っていたのですが、今思い返すと病院の方でも確実に医療費を支払ってもらうために言っていた面もあるのかなと。
    別の病院でも結構な費用がかかっていたのですが、70歳未満の場合は21000円を超えないと合算できないという説明を受けて、年齢によっても違うことが衝撃でした。

  2. TA より:

    それと高額療養費には貸付という制度もあるみたいです。
    もうすでにご存知だったらすみません。

    • 石井 裕 より:

      TAさんコメントありがとうございます。たしかに限度額適用認定証は、ちゃんと手続きするように病院でも勧めていますよね。チラシなんかもありますね。その方が確実に医療費払ってもらえるし、患者さんのお金に関する心理的ハードルも下がるかと。貸付の制度もありますね。傷病手当なんかも含めて、入院前に知っておく必要があることも多いので、まとめて記事にしようかと思っています。ありがとうございます。