ロバート・キヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」に書かれていることで、非常に印象深いところの1つが、明確に資産と負債の違いを書いていることです。(金持ち父さん貧乏父さん改訂版P80引用)
・資産は私のポケットにお金を入れてくれる
・負債は私のポケットからお金をとっていく
また、キャッシュフローゲーム101でも使うバランスシート(B/S)と損益計算書(P/L)を使って、簡略的に貧乏な人、中流階級でラットレースから抜け出せない人、金持ちのキャッシュフローの流れを簡潔に説明しているのが、最初読んだ時に印象的でした。
(1)貧乏な人のキャッシュフローの流れ
→労働収入がそのまま支出に流れていく
→家計は支出ばかり
(2)中流の人のキャッシュフローの流れ(収入はそれなりに多いのに、ラットレースからは抜け出せない)
→労働収入がローン(負債)の返済に充てられる
→資産と思って負債を買う
(3)金持ちのキャッシュフローの流れ
→資産から収入を得る
→金持ちは資産を買う
「金持ち父さん貧乏父さん」に書かれていることのほんの一部の内容ですが、これは金持ちの概念を根本から変えてくれました。今となっては当たり前の感覚かもしれませんが、最初読んだ時は衝撃を受けました。
未だにメディアでは、お金をいっぱい稼いでいる人を金持ちとして扱う傾向にありますが、いっぱい稼いでも支出ばかり増えて、手元に資産がまったく残らないような状況、さらに家を買って住宅ローンを組んでいる状況では、ずっと高収入を得られるように働き続けなければいけなくなり、お金に苦労してしまいます。
これは年収1億だろうが10億だろうが、手元に資産が残らず、負債だらけでは絶対に経済的自由を得られることができない。
この感覚を今のうちに身に付けることができたのは、本当に幸運でした。そうでなければ、未だに自分は独立からほど遠い位置にいたでしょうΣ(゚д゚lll)一応まだ働いているし、ハッピーリタイアという状態はまだまだですが、それでもほんの数年前に比べれば、手元の資産が増えてきたので状況はかなり好転しています。
それでは、資産と負債は、具体的にどういうものか、羅列していきたいと思います(´∀`*)
〇資産
ロバート・キヨサキは、本当の資産について以下のように書いています。(金持ち父さん貧乏父さん改訂版P109引用)
(1)自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
(2)株
(3)債券
(4)収入を生む不動産
(5)手形、借用証書
(6)音楽、書籍などの著作権、特許権
(7)その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など
おそらく、個人的にはこれ以上でもこれ以下でもないと思います。(1)については、仕事とビジネスの違いを明確に表現していると思います。自分が働かなければ収入を得られないのであれば仕事、自分がいなくても収入が得られるのであればビジネスです。(2)~(4)の金融資産と違って、無形の資産と言える状態だと思います。
そういう意味では(6)の著作権、特許権も(1)と同じカテゴリーに入るでしょうね。自分のように小説家になるんだ♪と夢を持っている人は、ロバート・キヨサキの定義する本当の資産で不労所得を得たいと宣言していることと一緒なんですね。そう考えると、作家になりたいという夢は本当に素敵だなと思います(´∀`*)
このブログの収益源でもあるアフィリエイト収入なんかも(1)や(6)に入るのだと思います。自分は書く事が大好きなんですが、書く事って不労所得を得る手段なんですね♪
(1)(6)の話といえば、ネットワークビジネスの営業をする人もいますが、賛成とか反対とか言う以前に、自分はこのビジネスに向いていないと思うので、着手することはないと思います。
ただ、(1)や(6)のような無形の資産を得る手段というのは、結構探せばあるんだろうなあ、と思います。自分にとって向いている方法はわかったので、後は影響力の拡大、ブランディングを図りながら育てていくだけなんだろうなあと思います。
(2)~(4)については金融資産で、自分がずっと前から着手していることです。中短期的に必要なお金であれば、なかなか金融商品に手を回せないかもしれませんが、退職のための資金とか、養育費とか、老後の生活費とか、長期的に必要となるお金であれば、お金に働いてもらって資産を育てるのが一番です♪
文章を書くことで無形の資産を築いていって、そこから収入を得て、それを金融商品の投資に充てて、さらに資産を拡大していく。これが自分の目指す資産形成です。
〇負債
これについては、金持ち父さん貧乏父さんでは羅列されていませんが、この本を読んだり、今まで生きてきて感じるところで、個人的に思う本当の負債を挙げていくと、以下のような感じだと思います。それぞれ参考記事を書いているので、併せて参照して頂けると幸いです。
(1)家
(2)車などのその他贅沢品
(3)無駄な生命保険
(4)投資詐欺に遭う
(5)タバコ
(6)飲み会、キャバクラ、風俗
つまり浪費に当たる部分です。「ポケットからお金が出ていくもの」という負債の定義に当てはめると、あながち間違っていないと思います。
「何言っているんだ、家や車だって精神的な資産(自己投資)ではないか」という声も聞こえてきそうですが、ここではお金の話に限定しているので、精神的な資産の部分は別のところに書きたいと思います。
中流階級の人々は(1)~(2)を買うために借金までして、せっかく汗水垂らして働いて得たお金がローンの返済に消えてしまう。そのお金を金融商品への投資に充てていれば、逆に資産がどんどん増えていくはずなのに、中流階級の人はそれに気付かないか関心を示さない。
最近富めるものはますます富み、持たざるものはますます持てないという言葉をよく聞きますが、本当にちょっとした心構えの差なんだなと思います。
(7)は、人間関係の断捨離の対象でしょうね。そういう人達と多く時間を割くのではなく、本当の資産を築こうとしている人と関わるのが大事なんだなと思います。