失敗した……、仕事で怒られた……、なんかもう自信がない。きっと、僕は何もできないんだ……。
ある出来事がきっかけで、あっという間に自信を失い、自己嫌悪に陥ることは、自分も結構ありました。そもそも、自信を付けるってどういうことだろう……。自分の場合、変わりたいと思いつつも、どこか迷走してしまった時期が長かったです。
そんな自分なので、もっと早く読んでおけば良かったな、と感じたのが、「一生折れない自信のつくり方」(青木仁志著、アチーブメント出版)。
今回、文庫版が出たということで再読してみたので、心に残った箇所をシェアしていきたいと思います。
この記事の内容
■あなたの目的はなんですか?
自信うんぬんの話の以前に、そもそも人生、何を目的として生きていくかを明確にする必要があると思うのですが、この本の冒頭ではこのように書いています。
人生の目的とは、「自分の才能は何か?」「どう生きるのが正解か?」といった内向きの思考ではなく、何をしたら社会はよくなるか、誰の力になりたいのかという、外向きの思考から生まれます。人は自分以外のものを守ろう、助けようとした瞬間に強くなれます。
その目的を遂げるために、自分なりにできることに最善を尽くすことが、自信をつける秘訣です。
この一文を読んだとき、自分はどう何を思ったかというと、何か自分のことしか考えていなかったなあ、と思ったんですよね。
これでは、人に共感されないし、人が付いてこないからうまくいかない。人間関係もギクシャクしてめんどくさくなる。自分のことしか考えなくなると、自信を付けるどころか、人生が楽しくなくなる。
僕は執筆活動で生きていくのが夢ですが、それでは誰のために書いていこうか、それについて考えさせられるきかっけになりました。
■「ほんとうにしたいこと」に正直に生きる
好きなことに自信の有無は関係ありません。むしろできないからやってやろうという気になるはずです。好きなことに没頭することが自信を育むコツです。
まったくその通りですね。好きなことであれば、そもそも「頑張る!」とか「気合だ~!」とか「もっと自信を持て!」とか、別に言わなくて良いですからね。
近日中に辞めようと思っている本業の傍ら、こうしてブログ書いたり副業していると、つくづくそれを感じます。楽しいことに、できるかできないかの不安とか、あまり関係ないんですよね。あまりにも成果がでないようであれば、挫折したり、やり方を変えたりしますが。
好きなことに熱心に取り組むとミラクルが起きると、別のページも書いています。
■自分の理想を追求する
相手に認められようとすればするほど、認められなかったとき目的を見失います。そして、なかなか新たな目的を見出すことができず落ち込みます。
これ、かつての自分の姿です。そういえば、20代の頃、上司に「お前は何がしたいのかわからない」とか言われたことあったなあ……。そうではなく、自分の理想像に沿って生きていれば、もっと会社員人生が楽しくなったのかもしれないし、既にもっと別の道を歩んでいたのかもしれないです。
もっと、この現実から目を背けずに、自分の理想を若い時から追求していけば良かったと思います。ということで、いまはもう、他人に認められよう、という思いは手放すことにしました。苦しくなるだけです。
その代わり、自分の理想にフォーカスして、それだけを追求していくようにしたいと思います。
■感謝の気持ちにフォーカスする
人を思いやる、家族を思いやる、親を思いやる、仲間を思いやる。すると、不思議と自分の心が解放されていくことに気づくことでしょう。
最近、職場でやりたくない仕事を振られたり、出たくない勉強会に参加したりすることがありました。最初は強烈に迷惑に思ったのですが、後から「もしかして自分の不安を取り除くために上司が考えてくれていたのではないか」と思ったことが最近あったんですよね。
つまり憎しみの気持ちが逆転して、少しだけかもしれませんが感謝の気持ちが芽生えたんです。こう思えたのは、とある事情もあったのですが、そうすると、たしかに心が楽になるのを感じました。
憎しみとか、怒りとか、不安で怯えたり、そういう負の感情から、行動や思考を変えるのは簡単なことではないですが、その瞬間に心が楽になることを実感しました。
■成長(勝利)リストをつくる
これについては、別の本にも書いてあったことでもあるため、既に実行しており、自己肯定リスト100という形でブログに書いています。
【関連記事】自分の強みを伸ばすために自己肯定リスト100を書いてみた
■誠実な人との関係を深める
よく成功者は付き合う人を選ぶ、という言葉を聞きますが、じゃあどういう観点で付き合う人を選ぶのか。
この本では誠実かどうか、ということみたいです。この誠実というキーワードは、アメリカの億万長者の5つの共通点にも挙げられている要素です。
誠実な人であれば、間違いなく自分をプラスに導いてくれるそうです。そういう意味では、自分は最近人脈に恵まれていると感じます。
■セルフカウンセリング
①わたしは何を求めているのか?私にとっていちばん大切なものは何か?わたしがほんとうに求めているものは何か?
②そのために「今」何をしているのか?
③その行動はわたしの求めているものを手に入れるために効果的かどうか?
④もっとよい方法はないかを考える。あればそれを実行する。
これは著者の他の著書にも書かれていることですが、これについては、別記事でじっくりとシェアしていきたいと思います。
【関連記事】セルフカウンセリングのやり方|簡単な方法で願望を明確化して自分の本質を知る
■青森県にお住まいの方へ
【関連記事】【講演会情報】青森県教育委員会後援|一生折れない自信のつくり方
この本の著者のアチーブメントの青木社長の講演会が、青森公立大学にて行われます。定員700名と、大きな規模で行われます。
このブログ、結構青森県の方からもメッセージを頂くことがあるので、シェアさせて頂きました。青森県内の方はぜひ、聞いてみてください。