「今からブログを始めようかな」「ブログで収入を得るってどういうこと?」「wordpress?グーグルアドセンス?何それ?おいしいの?」という方。
また、開設してまだ1~2年ぐらいの方。なかなかアクセスが出ない方。収入に結びつかない方。また、過去はやっていたけど挫折してしまった方。
PVも収入も伸びているけれども、ブログに必要な知識を体系的に学びたい方。
そんなブログの初心者~中級者向けに書かれた本で、おすすめと思ったのが「世界一やさしいブログの教科書1年生」(染谷昌利著、ソーテック社)。
僕はどちらかというと開設して1~2年。PVも収入も嬉しいことに増えているものの、これからブログをどのように活かしていこうか、そして自分にとって足りないところを体系的に整理したいと思って購入しました。
この記事の内容
■総評
タイトルが「世界一やさしい」とあるように、ブログの入門書としては非常にわかりやすく書かれており、しかも必要な知識、ノウハウが体系的にまとめられています。
内容は無料ブログと独自ドメイン(wordpress等)の違い、グーグルアドセンスやアフィリエイトの基礎、基本的な文章の書き方と写真の活用方法、SNSとの連携等、初歩的なことから書かれています。
僕はブログを開設して1年半くらいですが、「あ、これはやっといた方がいいな」「なるほど、そういう活かし方もあるのか」と課題を見つけることもできました。
どちらかというと、ブログを既に運営している人の方が、スラスラ読めるでしょうし、短時間で自分の課題やアイディアを見つけやすいと思いました。
そういう意味では、ブログを運営している人は、3ヶ月に1回とか定期的に読み直した方が良い本だと思いました。
また、ブログを運営してPVや収入も上がっていくと、他の人に教えたくなる人もいると思います。そういう人も、どういった観点で教えていけばいいかが整理できて参考になると思います。
■自分が見つけた課題
自分が一読してみて、見つかった課題やアイディアについては、次の通りです。
〇読みやすい記事
この本では、数学の因数分解のように、読みやすい記事を書くにはどうしたらいいか、具体的なポイントが書かれています。
語彙力(読者の知りたいことを書く)、読解力、感性、ロジック(データや根拠)、洞察力、翻訳(専門知識をわかりやすく書いているか)、主張(独りよがりになっていないか)、論証(裏付けとなる事象)
また、ブログに限らず文章全般にも言えることですが、5W3H1R(when,where,who,what,why,how,how many, hou much,result)を意識して書く事が大事だと書いています。
あまりガチガチに考えて更新が滞ってしまっては本末転倒と思いますが、ブログを更新しながら、これらを意識して、どんどん面白い記事を書けるようにしていきたいと思います。
これはブログを書きながら身につけていくことでしょうし、他の有名ブログを研究してみるのも大事でしょうし、ネットだけの情報だけではなく自分の経験談を中心に情報発信していく姿勢も大事だと思います。
自分の場合、上のどれかが足りないかな、と思える記事もあるので、適宜修正していきたいと思います。
〇google search consoleの活用
昔のウェブマスターです。自分はグーグルアナリティクスは活用して記事ネタの参考にしたりメンテナンスする記事を決めたりしていました。読者の検索キーワードや、人気記事のランキング、直帰率、離脱率、滞在時間が見れたりするからです。
しかし、アナリティクスでは取得できない検索キーワードが出てきます(not provided)。google search consoleではアナリティクスで取得できないキーワードも見れたりするようです。
今までペナルティやサイトマップエラーの有無ぐらいしか確認していませんでしたが、google search consoleでもキーワードを見てみようと思います。
〇KDP等の電子書籍
ブログの収入源というと、大体はグーグルアドセンスかアフィリエイトです。しかし、KDP等の電子書籍を活用するという方法もあるようです。
ブログの内容を再編集するもよし、すべて書き下ろしで電子書籍化するもよし。これで収入を増やしているブロガーの方も実際にいるようです。
〇イベントや勉強会の参加
そういえば、ブログやアフィリエイト関連のセミナーに全然出ていませんでした。実際にコンサルしてもらいながら書いているので、その必要性を感じてなかったのもあるのですが、
イベントや勉強会参加のメリットは結構広くあります。ブロガー同士の交流もありますし、先輩ブロガーの話も聞けます。
また、ASP主催イベントであれば広告主とのコネクションを得ることもできるようです。これはとても重要なことらしいので、今後参加してみたいと思います。
実は、自分のブログはASPが少し弱いんですよね。記事数もあまり多くないので、今後強化していきたいところです。
■人気ブロガーの成功パターン
この本には、人気ブロガーの方々の実際の成功パターン、特にどういうことに気をつけているか、収入を得るコツについて、人気ブロガー本人によって語られています。
登場するブログは「おまスキャ(おまえは今までスキャンした本の冊数をおぼえているのか?)」「gori.me」「ももねいろ」「ヨッセンス」「わかったブログ」「ノマド的節約術」「隠居系男子」などの有名ブログが全16。
共通しているのは、「人の悪口や批判を書かない。炎上を狙わない」「自分が読みたいと思う記事を書く。相手に不快感を与えない」「アフィリリンクを貼るなら記事との親和性を」「アフィリリンクの貼る場所に気を使う。そして地道に貼っていく」「儲け第一、商品を売ることにこだわらない。大事なのは書いていて楽しいこと」ということ。
特にほぼ全員が書いているのが「悪口や批判を書かない。誹謗中傷しない」ということ。ネットを見ていると他人を貶めるような記事をちらほら見かけますが、これは原理原則に反する行為ということになります。
なお、自分も批判的な記事や炎上狙いの記事は書かないように気をつけています。
【関連記事】僕が考えるブログで書いてはいけないこと6つ|楽しく運営するために
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しかし、何も良いことばかり書こうとも思っていません。炎上狙いの記事と、炎上を恐れない記事は全然違うと思っているので。
【関連記事】いいことしか書かないブログが非常につまらないのは理由がある!
■ブログから次のステージへ
全体を通してブログから収入を得るだけなく、ブログを通じて収入源を分散化したい(セミナーとか出版とか)人にもヒントが書かれています。
特に自分は出版に興味があります。というのも、処女作を既に数年前に出版したことがあるのですが、当時はブログを全然書いてなくて、失敗したと思ったのです。ネットで売る方法を全然身につけていませんでした。
そういうのもあって、このブログは出版を視野に入れて書いています。
しかし、作家になる夢を叶えるためにブログを活用したいという思いだけでは、出版に結びつける要素としては弱いとのこと。
また、ブログで収入を得て会社を辞めて飯を食っていきたいという志でも出版には結びつかないみたいです。
重要なのは、自分の知識や経験で次世代を導きたいという思い、自分の発信力を活かして世界をよりよく変化させたいという思いと書いてあります。
やっぱり自分は未来にどうなりたいか、それを明確にすることが最重要なんだと感じました。