【行動の動機】選択理論の上質世界|夢や願望のイメージ写真

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上質世界1

「今日は何食べようかな?」と考える時、どんな食べ物を思い浮かべるでしょうか?

「今度はどこに旅行に行こうかな?」と考える時、どんな場所に行きたいと思うでしょうか?

「自分の将来の夢は何だろうか?」と考える時、将来どうなっていたいと思うでしょうか?

そう問われた時、おそらくほとんどの方は脳内に、好きな食べ物とか旅行したい場所とかがイメージされると思います。なかには、映像のように鮮明にイメージできる人もいると思いますが、選択理論心理学では、このような願望のイメージ写真がたくさん貼られている場所(アルバムのようなものと言えば良いと思います)を上質世界といっています。

ようは自分の願望が格納されている場所と捉えれば良いと思いますが、厳密に言うならば、5つの基本的欲求を1つ以上満たすイメージ写真の格納場所と言うことで良いと思います。

 

〇上質世界の3要素


そんな上質世界の3要素ですが、「グラッサー博士の選択理論」では以下のように書かれています。

・私たちがともにいたいと思う人

・私たちが最も所有したい、経験したいと思う物

・私たちの行動の多くを支配している考え、信条

これを全部手に入れた状態を個人的に解釈すると、「自分の信念や価値観に基づいて社会正義に反することなく、好きな人と一緒にいて、好きな仕事ができて、欲しいものを手に入れている状態」ということでしょうか。

何これすげー、成功者じゃん!!

と自分で書いてびっくりしてしまいましたが、基本的欲求を満たしていかない限りは成功者になれないと思うので、あながち間違っていないのかな?と勝手に思っています(・・;)

ここまで行かなくとも、レバニラ定食が好きな人であればレバニラ定食が上質世界に入っていますし、沖縄に行きたいと思っている人がいれば、沖縄が上質世界に入っていますし、付き合っている彼女が大好きであれば、彼女が上質世界に入っているわけです。

逆に言うと、自分たちは上質世界に入っていないことには興味がないわけでレバーが嫌いならレバニラ定食は上質世界に入っていないわけで、沖縄は暑くて苦手と感じているなら、北海道が上質世界に入っているかもしれないわけです。

付き合っている彼女が嫌いになれば上質世界から剥がされて別れを決断するだろうし、夫婦仲が悪くなれば、お互い上質世界から剥がれて離婚に至るわけです。そう考えると、上質世界は行動を動機づけるものと言えるし、上質世界に入っていないことを追い求めて行動するのはただの苦痛ということになります。

〇相手の上質世界を傷つけない


上質世界2

選択理論心理学を学んでいてΣ(゚д゚lll)と来たのが「相手の上質世界を傷つけない」「相手の上質世界を満たす手助けをする」ということです。

自分の願望はわかっているけど、人の願望を理解できていただろうか?

自分には、この観点がまったくなかったです。自分の価値観は、相手にもある程度通じると思っていましたし、そうじゃない人に対しては距離を遠ざけたくなる人でした。

例えば車が趣味の人に対して「なんでこんなことにお金をかけるのか、理解できない」とまるで興味を持たなかったですし、職場でパチンコや競馬などの話題になれば「ギャンブルで浪費する連中とは関わっても金を失うだけだ。近付きたくない」と、飲み会で朝まで飲んだという話になれば「金と時間の無駄になる奴とは関わりたくない」と心のどこかで感じていました。(今でもそういう本性が出てくることあるかも……)

だからといって自分も車にお金をかけようとか、ギャンブルをしようとか言う気には全然なれませんが、自分と相手の上質世界の違いに目を向けて「(`・ω・´)ムッキー!」となるのではなくて、相手の上質世界に目を向けて関心を持つのが大事だよなあ、とつくづく感じました。

相手に興味を持つことで、自然と身に付けたい7つの習慣で関われるようになるし、そうした方が相手に自分を上質世界に入れてもらえる。そうなると、職場や家庭の人間関係が良くなる。薄々感じている人は多いと思いますが、実行するまでにはどこかブレーキがかかっていたような。

この上質世界のことを聞いたら、どこか現実を突き付けられたような気がして、もっと相手に興味を持つようにしようとか、積極的に身に付けたい7つの習慣で関わるようにしよう、という気になってきました。

〇基本的欲求は変わらないが、上質世界は変わる


5つの基本的欲求は生まれながらに持っていて、そんなに変わるものではないが、上質世界は常に貼り変わるみたいです。

たしかにラーメン好きでも毎日ラーメンを食べていればさすがに飽きてくるでしょうし、一回旅行で北海道に行ってしまえば次は別の場所に行きたいと感じると思います。

最初は相手に上質世界に入れてもらっても、致命的な7つの習慣を使い続けていたら、いずれ自分が剥がされてしまう。自分に興味がなくなった人ばかりになってしまっては、それこそ孤独で何もできなくなってしまいます。

そう考えると、自分は「なんてことしていたのか!人との関わり方を自分から変えていかなくては」と思ったのです。相手の好きなところを1日1個ずつ見つけるとか、人との関わり方を変える有効な方法なのかもしれません^^

相手の上質世界を傷つけず、逆に上質世界に入れてもらうスキルこそ、自分にとってマスターしていかないといけないことだと思っています。

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