他の記事で書いているように、僕は賃貸か、持ち家か聞かれれば、賃貸を選びます。
持ち家のために巨額なローンを抱えて会社を辞めれなくなるのがとてつもなく嫌だし、家を買ってしまうと、簡単に移動することができなくなります。
自由の欲求の高い自分にとっては、これはとてつもなく苦痛です。賃貸派の人は、だいたい同じような考えではないでしょうか。
家の借金返すために毎日職場に行くなんて、なんて生き地獄なんだ~。
しかし、時代は変わりつつありますね。去年ぐらいから定価250万円~という、超激安のスモールハウスが発売されているようです。
250万円といったら、プリウスを新車で買うくらいの値段ではないでしょうか。これぐらい激安だったら借金もいらないし、経済的に負担とならないでしょう。
月5万円の賃貸アパートに住むことと比較しても、4年ぐらいでペイしてしまいます。
この記事の内容
■話題のトレーラーハウスより遥かに安い
以前、テレビで激安で固定資産税も車両の重量税もかからないトレーラーハウスが話題になっていましたが、このトレーラーハウスでも700~800万円。
たしかにこのくらいの値段であれば、莫大な住宅ローンを抱える必要はなくなりますが、それでも、今回紹介したスモールハウスは250万円ですから、3倍くらい高いわけです。
自分は住めれば良いので、250万円のスモールハウスを作ります。さらに自作することでコストを格段と下げて、価格をもう一桁下げるという、Bライフのような手法もありますが。
※上記サイトを見ると、250万円の物件は販売終了しているようです。
■トレーラーで移動可能
で、このスモールハウスですが、なんとトレーラーで好きなように移動ができます。運搬料がいくらぐらいかかるのかわかりませんが、引っ越したいときに引っ越せるのです。
しかも、土地があるところなら何でも、ということなので、オーシャンビューを見ながら暮らしたい人は海の近くに、大自然が好きな人は山の方に建てることも可能です。
場所に囚われない仕事をしていれば、比較的自由に住む場所を変えることができるというのは、魅力的ではないかと思います。(だから自分は賃貸派ですが)
■ミニマムな暮らし
スモールハウスというと、10~20万円くらいで自作で家を作って、月数万円で暮らすBライフを思い浮かべる人もいると思いますが、そこまで質素ではなくとも、ミニマリストに適した住環境ではないかと思います。
面積も収納スペースも、そもそも少ないので、モノを置こうとする気がなくなるので、かなり不要な物を気持ちいいほど断捨離できるのではないでしょうか。
■付帯費用
ちなみに、今回紹介したINSPRIATIONのサイトでは、割と詳しく付帯費用のことが書かれています。
基礎工事、設置工事、電気工事、建築確認申請費等の費用なのですが、だいたいこれらの総額の目安が105万円くらいということです。
また、INSPRIATIONのサイトを見ると250万円の物件の販売は終了していますから、300万円の物件を購入するとして、合計400万円強がトータルでかかることになります。これでも、トレーラーハウスの半額ですからね。月5万円の賃貸アパートと比較しても7年弱でペイできる計算です。
■いっそのこと物置に住もうか
ここで、自分は考えたのですが、いっそのことガレージや物置を買って、それを住居用に改造して住めば、もっと安上がりなのではないかと思ったのです。
正直、個人的にはこれで良いような気もします。もちろん、面積、収納スペースは、紹介したスモールハウスより減りますが、それでも住めないほどでもないような気がします。トイレ、風呂をどうするか、という問題がありますが。
■ローン組んで家を買う時代は死んだ
スモールハウスにしてもトレーラーハウスにしても、ここで思うのは、もう巨額の債務を抱えて地縛霊のような大きな家を買う必要がなくなったということです。
こういう家が主流になれば、ということですが、もう、大きなローン組んで、会社を辞めれない、教育にお金を充てられない、挙げ句に老後破産という生き地獄に向かうくらいなら、こういうスモールハウスに住むという選択肢はないでしょうか。
結構余計なものを持たずに、自由に生きることができることで、案外主流になっていくのかもしれません。
10年後、日本全国の集落の風景がどうなっているか、少し楽しみです。
■賃貸派はどう動く?
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最近は通常の住宅でも1000万円以下の物件が増えていると聞きますが、にも関わらず、2000万も3000万もする家を買ってしまうと、どういうことに陥りやすいか、なぜ自分が持ち家を買わず、極力賃貸が良いか、思うところを書いた記事です。
ちなみに、自分はスモールハウスを選ぶか、賃貸を選ぶか、というと、少し検討していきたいと思います。それだけ、賃貸価格も破壊していく可能性があるからです。実際に、家賃1万円台の物件とかも出ています。
どちらにしろ、住居費がとことん破壊されていく傾向にあるのは、結構喜ばしいことです。