過去に本を出版したときに印税収入等が発生した関係で白色申告したことありますが、今年から青色申告に挑戦します(その予定……)。
しかも簡易簿記の10万円控除のほう(いわゆるアオジュー)ではなく、65万円控除のほうです。なので、帳簿は複式簿記になります。
2015年の僕の収入は、会社の給料以外はアフィリエイト収入だけなので、今回はアフィリエイターの立場で複式簿記について書こうと思います。
ちなみに、僕の収入の内訳は、一番大きいのがグーグルアドセンス、他にアマゾン、楽天、A8.net等のASPとなっており、多くの副業ブロガーの収入源とあまり変わりません。
楽天アフィリエイトは現金ではなくて、ポイントでの支払いになりますが、その辺の計上については、実務を終わらせた後に書いていきたいと思います。
この記事の内容
■複式簿記
65万円控除の青色申告の場合に必要な複式簿記は、左に借方、右に賃方という欄があります。
10,000円の売り上げがあって、入金が2ヶ月後であれば、売り上げが確定した日に貸方に10,000円を記入、2ヶ月後、入金されたら、借方に入金された日付と10,000円を記入します。(ちなみに、これはあとで話す発生主義というやり方)
というふうに、白色申告時代からは全然違う言葉が出てきてしまい、面食らっていますが、複式簿記は入ってきたお金と出て行ったお金を厳密に管理する方法という感じです。
・借方に記録するもの⇒資産の増加、負債の減少、純資産の減少、費用の発生
・貸方に記録するもの⇒資産の減少、負債の増加、純資産の増加、収益の発生
副収入がアフィリエイト収入だけの場合、気になるのは収益と費用になると思います。
アフィリエイトだからって、費用になるのは安価なレンタルサーバーとドメインだけ、というわけではありません(設備投資はそうかもしれませんが)。
コンサル代、研修費用、書籍の購入費用、家賃、通信費、取材費……計上できるのはかなり多いです。
■発生主義と現金主義
アフィリエイトしたりブログ書いている人であればご存知の通り、アフィリエイトの報酬が振込まれるまでは、商品購入~入金までにタイムラグがあります。
例えばグーグルアドセンスであれば前月の報酬が決まる月末からだいたい3週間後くらい、
ASPであれば2ヶ月後といった感じです。しかも、ASPの場合、キャンセルが入ったりもします。
つまり、アフィリエイターの場合、お金の流れは以下のようになります。
①売り上げ発生
②何らかのキャンセル入ったら、その分売り上げが減る
③入金される
1回の売上で3回お金の流れが発生します。これを帳簿で付けるのは手間になります。
以上の帳簿の付け方は発生主義というやり方ですが、
お金が動いたときにだけ記録する、つまりアフィリエイトの場合、お金が実際に振り込まれたときに帳簿に記録するだけの現金主義という方法があります。
青色申告で前々年分の不動産および事業所得の金額の合計額が300万円以下の場合(ただし、専従者給与は差し引かないこと)に、現金主義で帳簿を付けることができます。
青色申告?複式簿記?借方?貸方?という感じであれば、最初は現金主義でも良いかなと思います。
でも、いずれは発生主義で帳簿つけないといけなくなると思うので、初年は現金主義でやったら、次の年は発生主義でいくのが理想かなと思っています。
それにしても、帳簿を付けるだけなら、去年からコツコツとできたので、早めにMFクラウド等の会計ソフトに登録して、帳簿を付けておけば良かった……。
※今回参考にした本