会社勤めの人であれば、こんな噂をよく耳にしないでしょうか?
「家を買うと転勤を命じられる」
マイホームを購入したタイミングで、いきなり転勤を命じるなんて、一見すると摩訶不思議な風習に聞こえますが、実際にこういうことはあるのでしょうか。
今回は、その辺について思うところを書き、いつもと別の切り口で持ち家購入のデメリットについて書いていきたいと思います。
この記事の内容
■本当に転勤させられる
結論から言うと、これは都市伝説でもなんでもなく、本当に起こり得ることです。
東京にしか支店がないとか、地方に特化した企業であればともかく、全国に支店があるような転勤族の会社の場合は要注意です。
実際にこれは本当にあり得ることです。家を買った直後に転勤を命じるというのは、実際に目にする光景です。
少なくとも「あー家を買ったんだ。じゃあ遠くに転勤はできないねえ」なんてことを会社側が言うわけがありません。
そもそも転勤が日常茶飯事の会社で、巨大なマイホームを買うというのはいかがなものか、という気もしますがwww
なぜこんなことが起こるかというと、個人的な主観ですが以下の要因が考えられます。
(1)家を買ってしまったら簡単に会社を辞められなくなる
(2)どうせ転勤するのであれば、早めに単身赴任を経験させよう
この両方が交錯しているのではないかと思われます。このような理由で、仮に意図的に転勤を命じるようなことはないとしても、転勤について考慮するようなことはあり得ないと思われます。
そして、特に注意するべきは(1)の方でしょう。
会社にとって、社員が家を買うということはとても都合の良いことです。もちろん社員が会社を辞めることができなくなるからです。
独身で身軽な人が転勤したら、もし環境に馴染めなかったらそのまま辞めてしまう可能性がありますが、家を買ってしまったらそうはいきません。
逆に言えば、それだけ社員は不幸にも束縛されてしまうということです。
それだけ、マイホームの購入は、今後のライフプランに大きな悪影響を与えてしまうのです。
僕の年齢的にも、周囲に家を買ってしまう人が後を絶ちませんが、マイホームは自由を根こそぎ奪います。
僕のように束縛されることが大嫌いな人種、そして早期退職を狙っているような場合は原則としてマイホームは購入してはいけないでしょう。
賃貸でモノをほとんど持たずに気軽に移動できる。せっかく転勤族の会社に勤めているのであれば、引越しの機会も多いでしょうから、そういう暮らしを追求するのも楽しいのではないでしょうか?
■関連記事
【関連記事】会社の人はなぜ持ち家の購入を勧める雰囲気が漂っているのか?
この記事で書いたように、会社にとっては社員に家を買ってもらった方が好都合です。
家を買って住宅ローンを抱えてもらうことによって、会社を辞めさせなくする魂胆があるのです。
会社の奴隷から早く抜け出すためには、家を買うことは厳禁です。
1,000万円以下とか、キャッシュで買えるほどの安い物件が手に入るのであれば話は別ですが、2,000~3,000万円もするような家を買ってしまうと、今後の人生に大きなダメージを与えてしまいます。