なぜ僕にとって車や時計にお金を使うのは自己投資にならないか?

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車はなぜ自己投資にならないか

ベンツやポルシェを乗り回している人や、ロレックスやフランクミューラー等の時計を身につけている人を見かけます。

彼らに「なんでベンツなんですか?」とか「時計ロレックスじゃないですか。どうしたんですかそれ?」とか聞くと、「これは自己投資」という答えが返ってきます。

断捨離という言葉が浸透して何年か経っていますが、それでもこういった高級品を身につけてモチベーションを上げたいと考える人は多いようです。

これは物に限らず、住む場所に関しても同じことが言えます。東京であれば敢えて六本木や青山などの一等地のマンションを借りている人もいると思います。昨日もそういった場所を訪れる機会がありましたが、たしかにここら辺は住んだらテンション上がるでしょうね。

蓄財という点ではタブーと思われる行為ですが、果たしてこれが自己投資と言えるのか、言えないのか、自分n場合はどうなのか?思うところを書いてみました。

■自分には向かない自己投資手法

これは価値観の問題と言ってしまうと、身も蓋もない話になってしまいますが、やはりこれは価値観の問題でしかない。

あれだけ持ち家は負債だと言い張っていても、持ち家で幸福感を得られる人にとっては心の資産になる。これは否定しようがない。ただ、逆に自分のように賃貸の方が幸せという人もいます。

で、自分の場合はどうだったか。ということですが、この物欲を満たして自己投資という手法は向いていないみたいです。

■物欲がなかった

たしかに一時期、高いボールペンを買ってみたり、特に東京に住んでいた時はスーツで出勤していたので、高いネクタイを買ったり、高い靴を奮発して買ったりしていました。

今ではあり得ないですが、ベンツやBMWを欲しいと思ったこともあります。結局買いませんでしたが。今ではフィットを買ったことですら後悔しているくらいですwww

でも、今ではそういう気持ちは全然ない。今では普通にコンビニで売っている100円のシャーペンを使っているし、財布も高いのを身に着けようとは考えていません。

もしかしたら中途半端に高いものを買ってしまったのかもしれないですが、どうも高いものを買っても瞬間風速で、特にセルフイメージの向上には繋がらなかったんです。

昔買った高いボールペンなんか、使い切る前にどっかなくしているしwww

結局高級品に愛着を持てなかったのは、自分が実は物欲を満たしていなかったからだと思います。潜在意識では、「別に欲しくないよ」と言っていたのです。

それに気付いたら、欲しいものが極端に減ってしまいました。だから、断捨離とか、そういう言葉に心惹かれるんだと思います。

自己啓発書とかで賛否の分かれる議論ですが、結局物欲を満たして自己投資になるかどうかはその人にしかわからないような気がします。

以前、自己投資と浪費は紙一重なんてことを書きましたが、この境界線も人それぞれということになります。

フェラーリやポルシェ、高い服やロレックスの時計がビジネスのモチベーションになるのであれば、いくら蓄財のタブーとは言っても止めることはできない。

だいたいこういう人は稼ぐことに焦点を置いている人が多いです。稼ぐのも重要な資産形成の1つなので(もちろん節約&投資も重要な資産形成)、自分にとって何が適しているか考えるのは極めて重要だなあと思います。

■物以外の欲求が強い

で、物欲がない。じゃあ何が欲しいの?何も欲しくないの?つまんない人ねえ。そう思われる人もいるかもしれないです。

でも、物欲がないだけで他の欲求がないわけではない。別に無趣味なわけでもない。もっと他のことに価値があると考えているだけです。

自分は自由の欲求が極めて高い。将来的にフリーランスになりたいと思っている。もしかしたら会社員ゆえの束縛からの解放に対する枯渇感かもしれないですが、とにかくこの欲求が強い。

だから家を持つより賃貸派だし、その代わり移動の欲求が強いから一人旅とか好きだし、好きすぎて本出したことありますし。

また、自分の夢リストを見ても、ほとんど物が出てこないのがわかります。でも、それでも夢リストを100個書く事とかできるわけで。それも時期が経つと変わってくるので、定期的に更新する予定ですが。

■物欲を持つことは散財なのか?

だからといって、嗜好品にお金を使うことに否定的か、と言われればそうも言えないです。蓄財の観点で言えば、かなり注意する必要がありますが。

TPOという言葉があるように、人への見せ方ということを考える際に、敢えて奮発してスーツを新調するという手もあります。高い時計を買うこともあると思います。

従業員に成功した姿を見せたくて、フェラーリとか買う経営者もいると聞いたことあります。

特に、嗜好品の先に大きな目的があれば、嗜好品を買うことも必ずしも浪費とは言えないような気がします。

自分の中で完結するお金の使い方は効果は限定的、周囲の関わり方に影響するお金の使い方であれば効果は大きい、そういうのもあるかもしれません。

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