家計簿を付けて、今月は目標範囲内の貯蓄ができたか、浪費額を抑えることはできたかを確認していくことは、蓄財の基本ですが、そもそも家計簿を付けるのって、めんどくさい印象があります。
レシートを保管して、支出を計算して、自己投資、浪費、消費に分類する。お金に関する本では大抵このように書かれていますが、挫折しやすいのでお勧めしません。
でも、体重計に乗らずにダイエットするのが難しいように、自分の自分のキャッシュフローの流れを把握せずにお金を貯めることはできませんから、ざっくりで良いので簡単に家計簿を付けられるようにする工夫が必要です。
この場合、基本的にはクレジットカードで買い物するようにして、キャッシュフローの流れを一元管理するだけでも全然違ってきますが、それでも限界があります。なんでもかんでもカードで支払えるわけではないので。
さらに徹底的に、しかも簡単に挫折しないで家計簿を付けるのであれば、家計簿ソフトを使用すると良いと思います。その中でもお勧めがマネーフォワードというソフトです。
ちなみに、以下に示すように、優れた機能を持ちながら無料です。また、PCではwindows、mac、スマホのアプリではAndroid、iphone全対応です。
〇あらゆる収支情報を集めて一元管理
自分がお勧めしていたクレジットカードで支出の一元管理は、支出をざっくりと簡単に把握できるだけでした。まあ、これだけでも全然違うのですが、
マネーフォワードを使えば、銀行口座のネットバンキングやクレジットカードのログインの情報を入れてしまえば、後は収支の情報を自動的に収集してくれます。
これはすげー便利だ~♪なかには銀行口座のネットバンキングを登録していない方もいるかもしれませんが、その場合はマネーフォワードに登録できないので、いっそのこと、この機会に登録してしまいましょう。
なお、余談ですがクレジットカードは一本化をお勧めするものの、銀行口座は1,000万円以上の貯金がある人はペイオフ対策で何個か銀行口座を作る必要があります。そういう場合でも、このソフトで複雑な収支の管理をしなくてもよくなります。
〇その他便利な機能が充実
■財布の中身まで管理
このアプリ、本当に簡単に、かつある程度は厳密に資産管理ができます。財布情報を登録でき、これに現段階の財布に入っているお金を登録しておけば、銀行口座からお金を引き出した際に、自動で引き出した分を財布に加算してくれます。
■【欠点】現金払いは手動で入力
ただ、欠点としては、現金払いの場合は手動で入力しなくてはなりません。よって、このマネーフォワードを使う場合でも、極力現金払いは避けて、クレジットカードで支払う癖を徹底させましょう。
しかし、iphoneを使っている人はRecoRecoというアプリを使ってマネーフォワードを連携させれば、レシートをスキャンすることで、手入力よりは楽に支出を入力できます。それでも、基本はクレジットカード払いにしましょう。
■資産運用の管理にも使える
マネーフォワードは証券口座やFX口座、金(ゴールド)投資、確定拠出年金をしている人も一元管理できます。もし、何らかの資産運用に着手している人は、ぜひこれも入力しましょう。
■バランスシートの見える化
家を買った人など、住宅ローンなど負債を抱えてしまっている人も、負債を入力する項目があるので、これで資産、負債、純資産を把握できるようになります。
〇MFクラウド確定申告との連携
副業をしていない会社員の方でも、マネーフォワードは家計簿チェックのアプリとして優れた機能を持っていますが、個人事業主や副業している会社員にとって、とても嬉しい機能があります。
それがMFクラウド確定申告との連携です。マネーフォワードと言えば、家計簿アプリよりこのMFクラウド確定申告を思い浮かべる方も多いと思います。
これで家計簿の管理と確定申告用の処理を一度に行うことができます。確定申告は個人事業主の方にとっては、面倒なイベントの1つですが、これでかなり作業が楽になるのではないでしょうか?
自分も今年から開業届を提出して青色申告する予定なので、このMFクラウド確定申告のお世話になる予定です。このMFクラウドを使ってみた感想も、後日書いていきたいと思います。(MFクラウド確定申告は有料で月額800円です)