エンジニア、大学の研究者、理工系の学生にとっては単位の換算は結構重要だったりします。例えば圧力換算で言えば旧SI単位系のkg/cm2から現SI単位のMPaの換算なんていうのは結構やりますし、
面積や体積の単位でもcm2からkm2、cm3からm3の換算は、なかなか頭の中にはパッと思い浮かべることができなかったりします。
結局換算が正しいか不安になるので、ネットで「圧力 単位換算」「体積 圧力換算」とかで検索して、換算表や換算のソフトを使って計算する。そんな経験をしているエンジニアの方も多いと思います。
そんな方たちにおすすめの単位換算アプリを紹介します。ちなみに、自分がiphoneでないので、Androidでのおすすめアプリなので、そこはご了承ください。
この記事の内容
〇ConvertPad
ほぼすべての単位を網羅しているのが、このConvertPadです。Android使用の方であれば、圧力換算アプリはこれ1個で充分といえるほどの充実ぶりです。
以下にカテゴリを列挙しますが、これだけで以下にこのアプリが充実した単位換算アプリであるかが理解できると思います。ほぼ全部の物理量を網羅していると言っていいと思います。
長さ/距離、重量/質量、面積、体積/容積、体積(乾基準)、為替レート(リアルタイムのレートに反映可)、角度、温度、データ容量、燃料消費量、時間、Hex/Dec/Bin、速度、角速度、加速度、角加速度、密度、比体積、力、圧力、仕事率、エネルギー/仕事、トルク、モーメント、慣性、ヘンリーの法則、天文、質量流量、体積流量、モル流量、質量フラックス密度、モル濃度、溶液濃度、粘度、動粘度、表面張力、透磁率、燃料効率-質量、燃料効率-体積、温度差、エンタルピー、エントロピー、比出力、電力密度、比熱、熱流量、熱流速密度、熱容量、熱伝達係数、熱伝導率、熱抵抗、エネルギーフラックス、気体定数、ヒートレート、空調効率、電荷、リニア電荷密度、表面電荷密度、体積電荷密度、電流、リニア電流密度、表面電流密度、電界強度、電位、電気抵抗、コンダクタンス、電気伝導度、静電容量、インダクタンス、dBm/volts/Watts、起磁力、磁界強度、磁束、磁束密度、放射線、放射能、放射線照射、放射線吸収線量、輝度、照度、光度、解像度、周波数-波長、音、接頭辞、タイポグラフィ、料理、木材の体積(料積)、靴のサイズ(男、女)、服のサイズ(女)、リングサイズ、圏/球、TOEFLのスコア、My length、Mytemperature
なかにはかなり専門的な用語も出てきてますね。専門外の人には「なんじゃこりゃ」というのも結構あります。本当にあらゆる業種、学科の人に対応しています。
また、理系の学問が好きな人には、聞いただけでウズウズしてしまうような用語も結構入っているような印象です。エンタルピー、エントロピー、エネルギーフラックス、リニア電流密度、起磁力、磁界強度、音の単位、放射線吸収線量、詳しい人ならニヤニヤするでしょうね(笑)
また、面白いのは料理(計量カップやスプーンの単位です)、靴のサイズ、服のサイズまで換算できてしまうのが面白い。実は科学者だけではなくて、他の業種の人にも使えるアプリを目指しているっぽいですね。
〇圧力換算だけなら
ConvertPadはどの分野の研究者、エンジニア、その学部、学科の学生にもおすすめできるほどの充実ぶりですが、欠点は充実しすぎていて、「絶対使わね~」というカテゴリがかなり多いことです。
いざという時には便利ですが、圧力換算しか使わないとかであればP_Conv ver1.0とかで充分と思いますし、目的に応じて使い分ければ良いかと思います。
P_Conv ver1.0はおそらく多くの方が使うであろう、kg/cm2からMPaに特化したシンプルなアプリです(atmの換算はできません)。業種によって、特定の単位換算アプリを使うか、ConvertPadのようなほぼ全部の物理量を網羅させるかが異なってくると思います。
おすすめはConvertPadをメインにして、よく換算する単位については、それに特化したアプリを用意しとくと、スマホが便利な仕事ツールになるのかな、と思っています(少なくとも自分はそうしています)。