自己投資と浪費は紙一重というのは以前から感じていたことです。例えばセミナーの参加なんかがわかりやすいところだと思います。
自己投資→受講料以上の成果が出た
浪費→受講料以下の成果しか出なかった。
※実際はお金だけの問題ではないし、成果は長期的な目線で考えないといけないので、実際はこんな単純に線引きできないと思います。
この自己投資と浪費の紙一重についてですが、ファッションに関しても同じように紙一重だと思っています。
自己投資→おしゃれ
浪費→見栄っ張り
ということで、今回は、おしゃれと見栄っ張りの違いについて、思うところを書いていきたいと思います。
■おしゃれと見栄っ張りの境界線
自己投資と浪費の境界線は、単純にお金を払った分をペイできたかどうかで決まるのですが、
実際はそんなに単純ではありません。
おしゃれと見栄っ張りの境界線についても、どこか掘り下げた説明が難しいと思っていましたが、
「なぜ賢いお金持ちに「デブ」はいないのか?」(田口智隆著:水王舎)という本のP108~P112読んで、腑に落ちました。
以下、P109抜粋です。
私が知っている賢いお金持ちの多くは、「高級ブランドだから」「高いものを持っていれば女の子にモテるから」といった基準で、身につけるものを選びません。
ブランドのイメージがどうかではなく、「自分が身につけたいと思うかどうか」という独自の価値基準で選んでいます。
賢いお金持ちは高級ブランド品を、無闇にじゃらじゃら身に付けるわけではなく、自分の判断基準を明確に持って、身に付ける物を選んでいるというのです。
自分のこだわりを熟慮した結果、高級ブランド品を選ぶことはあるけれど、高級ブランド品を身に付ければ女にモテるという感覚はないそうです。
自分自身の価値基準を持つというのは、フリーランスを目指す自分にとってはとても大事なことだと思うのですが、
ファッションでも同じようなことが言えるし、人から見ても、「この人は明確な価値基準を持っているかどうか」を服装から読み取ってしまうのかもしれないですね。
なので、無闇に身の丈以上の服装をしていても、逆に印象が悪くなってしまうんだと思います。
■ファッションの自己投資と浪費の定義
以上から、ファッションにおける自己投資と浪費の定義は、以下のように言い換えることができると思います。
自己投資→明確なこだわりを持って服装や靴を選んでいて、自分にとってふさわしい格好を把握している
浪費→高級品や流行に流されてしまっていて、自分が何が似合うかわかっていない
この差はとても大きいですね。
自分の明確な価値基準があれば、多少高価な服や時計を買うことはあっても、必要以上に買うことがない。
でも、自分が何が似合うかわかっていないと、あれもこれも買ってしまうことになって、
結局ほとんど身に付ける機会もなく、お金が無駄に消えただけ。
見栄っ張りであることが身なりから漂ってくるから人も寄ってこない。
この違いは、恋愛でもビジネスでも大きく影響しそうですね。
■メラビアンの法則
ファッションの自己投資の話を書いていたら、有名なメラビアンの法則について思い出しました。
人は、人の話を聞いているとき、どこで第一印象を受けてしまうかについて研究調査した結果です。
顔や表情のボディランゲージ……55%
会話のピッチやトーン……38%
話の内容……7%
「きみのおかげでうまくいった!!ありがとう」と言っても、無表情で声のトーンも怖いものであれば、話した内容は通じないというものです。
第一印象の93%は見た目の印象で決まり、話の内容に不一致があれば誤解が生じやすくなるみたいです。
ファッションについても、自分がどういう場で仕事して、どういう人と会い、よく行く社交の場はどんな感じなのか、付き合う女性はどんな人が良いか、
ということも考慮して、服装を選んでいくと良いのかなと思いました。
こういうことから考えても、服装な明確な判断基準を持つことはとても大切なことなんだなと感じます。
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