世の中いろんな詐欺がありますが、投資の世界にも詐欺師は多くいます。最近は100万円以下の少額規模の詐欺も頻発していると聞きますし、そういう体験談を多く聞きます。
たまに投資詐欺の話がニュースになったりすることもありますが、詐欺は今後消えることはないでしょう。
ニュースになって明らかになると、「なんでこんなことに騙されるんだろう」と思ってしまいますが、これは事態が判明されているから言えることです。姿形を変えて、いろんな切り口で騙そうとしますから、明るみになるまでは少しわかりづらかったりもします。
ちなみに、自分は投資詐欺で資産を溶かした経験は今のところありませんが(損したことはありますwww)、身の回りでは、結構詐欺に合ったという話を聞きます。それでは、どういった詐欺の手口を多く聞くか、知っている範囲で紹介します。
ちなみに、詐欺に合ったお金は、訴えても返してもらえませんから、もどかしいですが基本的に泣き寝入りするしかなくなります。
この記事の内容
〇FX自動売買系の投資詐欺は鉄板です
身近で聞く例では、昔から最も多いタイプの詐欺ではないかと思います。100万円以下の少額でできるものが多く、何らかのプログラムや人に運用を一任するタイプです。
FXですから詐欺でなくともハイリスクなはずですが、少額で手軽に始められる割には高利回りなので契約してしまう感じだと思います。
よくよく話を聞くと、詐欺ではなくて、本当に運用に失敗したのではないかと思えるものもありますが、購入者ではそれが見分けが付かないと思います。ただ、売り手に連絡できなくなったのであれば、それは詐欺です。
〇分配型のFXやファンド系の投資詐欺も鉄板
これも多い。似たようなファンドに手を出した人を見たことありますが、おそらく今頃お金を失っていると思います。
例えば一括で1000万円投資して、毎月3%の利回りが出るから、毎月30万円支払われるもの。毎月分配型投資信託と仕組みは一緒ですが、
だいたい想像がつくように、実際に運用に回しておらず、払ったお金のほんの一部が支払われているわけです。
運用を一任しているのでその見分けがつかずに安心していたら、一年ぐらいでお金が支払われなくなり、売り手と連絡が付かなくなった、というパターンです。
【参考記事】FX投資ファンドの詐欺商材は厳重注意!!まともな話は聞いたことなし!!
〇未公開株詐欺、事業出資詐欺etc
これは身の回りで見たことないですが、代表的な詐欺の例だと思います。儲かる可能性が高いといっても、どっからそんな情報出てくるのでしょうか?この時点でインサイダー取引で捕まっちゃいます。
証券会社で扱っていないのに、そういう話が来れば100%詐欺です。証券会社を通して買うようにしましょう。
事業出資詐欺も代表的な詐欺の例です。なぜ銀行から借りないんだ?と聞いて、釈然としない答えであれば突っぱねましょう。
〇上記以外のよくある投資詐欺の手口
・「今がチャンス」「今しかない」系の煽り方
「あと2日で売り切れです」「好評につき、もうすぐ販売終了します」といった煽り方であれば要注意でしょう。
たしかに投資はタイミングもありますし、不動産投資なんかだと物件が他の人に渡ってしまいチャンスを逃したなんてこともあると思いますが、大抵そういうときは、また似たようなチャンスは巡ってくるので、その時を狙ってじっくりと構えていればいいと思います。
・やたらと宣伝が派手
まともな情報は表には出てこないものです。広告や動画配信等を使って派手に宣伝している案件は基本的に警戒した方が良いと思います。詐欺でなくても同じことが言えそうですね。
・利回りがやたらと高い、いやそうでなくとも……
月3%とか、利回りがやたらと高いのは詐欺でなくともハイリスクハイリターンなので、最初に手を出すタイプの投資ではないと思います。ただ、最近は逆にもっともらしい想定利回りを出してきて、顧客を安心させるタイプの詐欺もあるみたいですね。
・紹介料が貰える系
これ、今でもあるのかな?顧客に、さらにお客さんを紹介すれば紹介料が貰える仕組み、つまりマルチ商法のような販売システムにしている場合は要注意です。被害拡大して、顧客も被害者から加害者に変わってしまうので、もう最悪です。
・「詐欺に注意」と言う人が実は詐欺師かも
なかには「詐欺に注意」と言いながら、実は詐欺師だったというパターンもあると聞きます。おそらく投資の話になれば、皆が「詐欺に注意しましょう」と言うと思いますし、その中で実は詐欺師というのはごく一部とは思います。
ただ、自分が詐欺師だったら、詐欺の案件を出しつつ「詐欺に注意しましょう」と言うと思います。
■投資詐欺の手口は形は変えるが根本は変わらない
基本的に投資詐欺って昔からあり、投資詐欺の手口はいろいろ形を変えるのですが、基本的なところは変わらないですね。
以下のような案件があれば、必ず疑ってみた方が良いでしょう。
・ネットワークビジネスのようなシステムになっている場合
・やたらと宣伝が派手で、LPに力を入れている感じがする場合
・話をしてくる人が、やたら周りが見えない感じがする人の場合
・簡単にネットで情報が手に入る場合(まともな案件の大半はクローズドです)
・ざっくりと上記のような投資案件に該当する場合
投資詐欺の手口のパターンを認識して、無駄にお金を失わないようにしましょう。