現状匿名でブログを書いているので言えることですが、先日開業届を出してきました。1冊とはいえ本を出したことがあるし、時々ですが講演やメディアの取材もあったので、「今更かよ!!」と思われるかもしれませんが、今まで収入があまりにも低かったので、青色申告にするメリットがあまりなく、
自分で経費となる領収書を税務署の確定申告の会場に持って行って、税務署員の方に根掘り葉掘り聞きながら申告書を書いて済ませていました。
まだ会社の給料がメインで、副収入が全然少ないのに開業届を出したのは、このライフブログを始めたのがきっかけです。本の印税や講演は一時的な収入で、安定的な収入には結びつきにくい(重版されれば話は別で、継続的な権利収入になります)。
でも、アフィリエイト収入であれば、今後安定的な権利収入を得られる可能性があります。もちろんこの記事を書いている現段階で収入の話をすると、「……(泣)」となりますが、
「今後これで稼ぐつもりで行動しよう!!だから今のうちに開業届を出して青色申告申請書も出しておこう!」
と思ったわけです。今までは「どうせ開業届出しても今年はそんなに収入なさそうだからいいや」なんてことを考えていたのですが、どうもこういうマインドだからこそ本当に稼げなかったような気がしてきました。
「これはいかん、セルフイメージを下げてしまう!!」思い立ったらすぐに開業届を出してきました(´∀`*)青色申告については、不安な面も正直ありますが、とりあえずすっきりしましたし、想像以上にモチベーションも高まりました。なんかもう、今年は稼ぐことを前提としている感じがして( ̄∀ ̄)
※一応開業後1ヶ月以内に出すことになっているので、ライフブログを始めてグーグルアドセンスの審査が完了したタイミングを事業開始としています。開業届でモチベーションが上がる効果は、他の人も同じように感じているらしく、偶然同時期に開業届を出した友人も言っていました。
〇開業届&青色申告申請書の提出は驚くほど簡単
で、この開業届と青色申告申請書ですが、提出は驚くほど簡単です。会社員の方なんかは平日なかなか税務署まで行くことができないかもしれませんが、その場合は郵送でも可能です。少なくとも、自分の住まいの管轄ではそうでした。
なので、なんか収入がなくて面倒だと感じても、とりあえず出しておいた方がいいです。時期も時期なんで、青色申告申請書も同時に提出します。今年分の確定申告を青色であるのであれば、3月15日までに申請する必要があります。
〇開業届のメリット
ここで開業届のメリットを簡単に。知っている人はおさらい程度に読んで頂くと幸いです。
・青色申告ができる
・屋号で銀行口座が作れる
逆に開業届を出さないと青色申告ができないわけです。会社員の方でも、収入が増えてくる見込みの強い人は、ぜひ開業届と青色申告申請書を一緒に出すといいと思います。最大65万円の特別控除は、かなり大きなメリットです。
〇青色申告の税制面でのメリット
帳簿をしっかりと付けることを義務付けられる青色申告は、チェックが厳しくなる反面、税制面で優遇されることも多いです。
・最大65万円の特別控除
複式簿記で青色申告を選んで賃借対照表を作るだけで65万円の特別控除です。これだけで白色と比べて数万円の節税効果が出てきます。
・赤字を繰り越せる
起業したばかりの人には、かなり助けられると思います。それに、経営にも波がありますから、そういう時に、赤字を3年繰り越せるメリットは大きいはずです。
・家族に給料を払ったことにして経費にできる
ただし、「青色事業専従者給与に関する届出書」が必要です。独身の自分には、まだ関係ありません゚(゚´Д`゚)゚
一定の機械装置、工具、器具備品、ソフトウェア、輸送用車両を取得した場合や、30万円未満の資産を取得した場合、売掛金や未収金がある場合など、各々の事業内容によって濃淡はあれど、メリットのある優遇措置が結構あります(´∀`*)
〇去年から白色申告が記帳義務化
とはいっても、青色申告って面倒じゃん。記帳をきちんとして帳票類も残せってことは税務署から厳しい目で見られるんでしょ?自分の今の収入であれば申告の緩い白色申告でいいじゃん。と思っている方も多いと思います。
実際に2013年まではそうだったかもしれません。仕事の片手間で副業していた人にとっては、青色申告をしている人は少なかったと思います。
しかーし(゚д゚lll)2014年1月から、全員の白色申告者の記帳が義務付けられました。
白色申告の帳簿は青色申告の複式簿記に比べればかなり簡単みたいですが、それでも「帳票類を残さなくていい」という白色申告のメリットはなくなり、結果的に青色申告のメリットが際立つことになりました。
答えを言うと、2014年から白色申告よりも青色申告にした方が良くなったということになります。これが自分が今年開業届を出した理由の1つになっています。まあ、こういった税制面のメリットを感じられるほど、今年は頑張って稼いでいきたいと思います(´∀`*)