「今働いている会社を辞めても会う人がどれくらいいますか?」という言葉をたまに聞きます。たしかに退職したら、みんなと会うようなことはあるのでしょうか?
そういえば、比較的仲の良かった先輩が最近退職しました。会社を辞めたと知ったのは、月に1回送られてくる内示で知ったので、決して本人から聞いたわけではありません。電話番号は知っていますが、最近はずっと疎遠でした。今後会うようなことあるのでしょうか?
■個人的には退職後に会う人はいない
これは勤務地や業種にもよると思いますが、基本的に自分の場合は退職後も関係が続くような関係はないです。
たぶん、会社を辞めた瞬間、もう職場の人とは誰とも会わないと思います。せいぜい関係が続いたとしても1~2人くらいですが、たぶん自然と連絡取らなくなるだろうなあ。
今辞めても、あと3年働いても、あと5年働いても、絶対に嫌ですが定年まで働いてもそれは一緒でしょう。
卒業した瞬間、赤の他人になるなんて、よく考えたら恐ろしい世界にいるものです。別に興味にない人と毎日異顔を合わせているのですから。これほど不自由なことはありません。
自由には、経済・場所・時間・仲間の4つに区分されると思っていますが、このうち企業には仲間の自由がないということになります。
人間関係は生きていくうえで最も重要なファクターですが、自分の会社員生活でそれが磨かれることはありませんでした。他人の顔を伺うとか空気を読むとか、そういうのは慣れてしまうかもしれませんが、自分はそれが苦手で全然できませんでした。
そもそも他人の顔を気にしたり、空気を読んだりしても、決して人間は幸せになれません。
■人に興味がない人と思われてきた
なので、職場内では、人への関心が薄い、人に興味のない人物というキャラが少しずつできてきました。
最近はブログも書いたりしているので、飲み会には歓送迎会を除いてほとんど参加しないし、プライベートでも全然関わりがありません。百害あって一利なし、そんな時間よりも職場以外の人と会う時間や副業に充てる時間が重要と思ったからです。
実際に会社の人には興味がないと思います。でも、それは決して人に興味がないこととは違います。あくまで組織内の人間関係に興味がないだけです。閉鎖的な企業社会で人と関わることがストレスになっているからです。
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最近はブログ以外にもやることが増えてきました。9月は43記事しか書いていません(7月は90記事ですから、その半分以下です)。なので、会社の人と関わっている時間は今まで以上にないのです。
■会社の人を信じなくていい
そもそも、職場の人と無理に仲良くなろうとか、信頼しようとかしなくて良いと思うんです。
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彼らは会社と家庭のなかの世界しか知りません。なので視野が狭くなっています。大切な宝物になるような情報に気付くことはありません。
外の世界に飛び出そうとすると、無意識に引きずり下ろそうとする人もいます。いわゆるドリームキラーです。大企業であればあるほど、このドリームキラーの割合は多くなる気がします。
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こういう人と仲良くしよう、わかってもらえるようにしようとしても苦しいだけです。価値観が違うだけならまだしも、考え方が根本的に違うのです。
理想のライフスタイルなどの根本的な考え方が違えば、お互い信用し合えるわけがありません。
■会社を辞めても会う人が多かったら働いてみる
このように、退職後も関係が続くような関係がなければ、退職を本格的に検討する時期に来ているでしょう。転職するか、それとも独立するか、自分の合う方向を模索していくしかありません。
すぐに仕事を辞められないのであれば、プライベートの時間は会社の人と関わらずに、外に目を向けて行動することが重要です。
しかし、会社を辞めても、会うような関係が多い人はどうでしょう?きっと、そういう人は職場の人間関係に恵まれているでしょう。なので職場内でも得るものは多いのではないでしょうか。
なので、すぐに会社を辞めるのではなく、会社の人とうまく付き合いながら転職や独立の準備をしていくといいと思います。そもそも会社を辞めなくても良いかもしれません。
それで退職しても関係が続くのですから、会社を辞めようが辞めなかろうが、どっちに転んでも幸福な状態が想像できます。
退職しても会うような関係の人がどれくらいいるか、これが会社を辞める基準となると思います。関係が続く人が多ければ、それだけ余裕のある対応ができるということでもあります。