2016年のGW前半は男一匹で北海道ひとり旅に行ってきました。もともとひとり旅は好きなほうなんですが、ここ2~3年は遠方のセミナー(東京とか)を優先させたり、出張先で誰かに会ってきたりと、純粋なひとり旅から遠ざかっていました。
そうしているうちに心の奥底で「ひとり旅に出たい」という思いが湧き上がってきたんでしょうね。で、結局北海道南北縦断という、移動時間の長いひとり旅を決行したわけです。
で、今回ひとり旅をしながら感じたこと、それが「たまにはダメ人間でもいいじゃないか」ということです。ブログを始めて1年半、金銭管理も健康管理も徐々にストイックになってきたなかで、どうしてダメ人間でもいいと感じるようになったか、思うところを書いていきたいと思います。
■ひとり旅で節制しなかった
自分の考えるストイックな生き方とは、いわゆる節制です。
・浪費しない
・食べ過ぎない
・ダラダラと時間を過ごさない
食べ過ぎないは、ここ半年実践できるようになってきたのですが、今回の男一匹ひとり旅では、敢えてこういう節制という枠を取り外しました。
今回のひとり旅では、東京のセミナーに行くときは大活躍していた夜行バスを一切使っていないので、余分に宿泊費がかかっているし、朝からビール飲んでいるし、本も読まずにブログも書かずに車窓からの風景を眺めてぼーっとしていました。
■未知の経験の機会を逃すリスク
今回節制を取り払ったのは、旅行中にまで、金銭管理、健康管理、時間管理にこだわってしまうことで、せっかくの未知の経験の機会を逃してしまうリスクを感じたからです。
例えばダイエット中だからって、せっかく福岡まで旅行に来ているのにとんこつラーメンももつ鍋も我慢するとか、
ギャンブルは浪費だから絶対にしないと決めているからって、マカオのベネチアンまで来ているのにカジノを体験してみないとか。
旅の道中、せっかく未知の体験をする機会を得ているのに、「ストイックに節制しなければいけない」と思い込むことで、せっかくのチャンスを逃してしまう、それでは少し本末転倒ではないかと感じたのです。
■旅行中は思いっきり脱力する
個人的に感じたのは、例えばみんなでワイワイ旅行するなら思いっきり楽しんで、ひとり旅をするなら思い切って脱力したほうが良いと感じたこと。どちらも脳みそが空っぽになって、シンプルな気持ちになれるんです。
今回はひとり旅だったので、思いっきり脱力してみようと思いました。こういうときに思いっきり脱力しないと、どこか自分の人生が中途半端になって、
どこか365日節制しないといけないようになって、結局人生疲れてしまいそうと感じたんです。節制はあくまでより良い人生を生きるための手段なので、本末転倒ですよね。
■行き過ぎた節制は何かが壊れる
今回は旅行を例に取りましたが、旅行中に限らず、本来の目的を失った節制は、何かを失うリスクがあります。
(1)早く会社を辞めたいので貯蓄&資産運用に励んでいる。だから友達が結婚しても結婚式には出席しないし、奉加帳も書かない。そしたら友達と疎遠になった。
(2)10年で2,000万円貯めたい。だから、食事の多くはカップラーメン、そしたら体を壊してしまった。
(3)お金貯めたいので、デートで割り勘した。そしたら彼女に愛想を尽かされた。
このような行き過ぎた節約の話を聞いたことがある人も多いと思います。結果的に人間関係にヒビが入ったり、余分に医療費を払う羽目になったり。自動車の維持費なんかでは、過度にタイヤ交換を渋ると命に関わることもあります。
よく生きたお金の使い方とか、死んだお金の使い方なんて言葉を聞きます。生きるお金を使うことまで渋らないようにしたいところです。
健康管理でもそうです。ダイエットばかり追い求めて、本来摂るべき栄養も摂らないとか、せっかくの美味しいものを食べる機会まで遠慮するとか、そういうのは避けたいところです。
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