何か嫌なことがあって、落ち込んですっかり自信をなくしてしまい、「自分には価値がない」と思ってしまうことがあります。
もう俺は何をやってもだめだ……、誰の役にも立てない。別に自分は必要とされていない。別にいても意味のない存在だ……。もう、何をしても楽しくない。
朝起きたら仕事行くのか、憂鬱だなあ、もう誰とも関わりたくないなあ、逃げたいなあ……。
いまこの状態であれば、すぐに抜け出したいのではないでしょうか?一度この状態を味わえば二度と味わいたくない気持ちです。
そんなマイナスの思い込みから、少しでも変えてみる方法をいくつか書いてみました。
この記事の内容
■大前研一氏の名言通りに行動する
大前研一氏の有名な名言といえば、以下の言葉があります。
人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
自分の好きな言葉の1つですが、できる範囲でこの言葉通りに行動してみます。なぜかというと、落ち込んでいるときは視野が狭くなっていることが多いです。
自分に価値がないと思っているときは、全然違うことをしてみて、違った世界を見てみるのも1つの方法と思います。
〇時間配分を変える
時間の使い方を変えてみます。といっても、物事を計画通りに、優先順位に従って行動していこうというガチガチのタイムマネジメントではなく、
ふだんやりたいと思っていたにも関わらずやってなかったこと、元々自分の趣味だったこと、今まで気になっていた本を読んでみたり、一人旅に出たり。
ちょっといつもと違う行動、しかも自分の直感に従えるようなことに時間を使ってみたらどうかと思います。
〇住む場所を変える
会社員であれば、住む場所を大きく変えるのは難しいかもしれません。少なくとも東京に住んでいた人が北海道に引っ越したり、その逆は不可能です。これが会社員の最大の欠点です。
せいぜい出来ることは通勤圏内の別の場所に引っ越すぐらいかもしれませんが、お金がかかるので、引越しをするならミニマリストに近い状態で実施するのが良いでしょう。
引越しでなくても、いつもと違う場所に行ってみたり、少しだけ環境を変えてみることはできるのではないでしょうか。
いつもと違う場所に行ってみる。宿代がもったいないなら車中泊してみても良いでしょう。夏場なら可能です。いつもと同じ場所にいると、気が滅入ってきます。自分なんか、休みの日はほとんど家にいません。執筆活動が全然進まないからです。
〇付き合う人を変える
自分に価値がないと思わせるような人ってどんな人でしょうか。自分自身を否定するような言葉を投げかけるような人でしょうか。頭ごなしに怒ってくる人でしょうか。
であれば、そんな人ではなくて、別の誰かと付き合うようにしてみましょう。職場の人間関係で悩んでいるのであれば、職場以外の人間関係を求めて、異業種の人とも会うようにします。
2,000~3,000円くらいのセミナーに行ってみてもいいでしょう。安価なセミナーはだいたいバックエンドがありますが、別に恐れることはなく、学びのきっかけぐらいにつかんでおけば良いでしょう。必要と判断できるときに思い切って大きく自己投資する感じで構わないと思います。
で、こういう人と一緒になると、案外自分と同じようなことで悩んでいた人と出会うこともできます。「あー、自分だけではないんだ」と思えることで、自己肯定のきっかけになったりします。
案外、みんな似たようなことで悩んで、同じように解決しようともがいているものなんだなあ、と思うと、だいぶ気が楽になりました。
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■否定的な人間関係を断捨離しよう
自分には価値がないと感じ始めているというときは、自分自身が疲れてきているときです。自分に対して否定的な人間関係があれば、なるべく切り捨てるようにしましょう。すっきりします。
それが職場の人間関係であってもです。「こういう考えの人もいるんだ」「どうせ、この人はそういう人なんだ」と思うようにし、必要以上に近寄らないようにするだけで、少し心が解放されます。距離を遠ざけることで、相手の魅力に気付くこともあります。
プライベートな関係であれば、さらに切り捨てるのは簡単でしょう。ほとんど絡みのない人、いまいち一緒にいてもしょうがないなあ、と感じる人であれば、連絡先から抹消したり、facebookの友達を削除します。案外、それで失うものは何もないです。
Facebookでは、友達関係を残してフォローしないを設定して、タイムラインで投稿を見れないようにする方法もありますが、僕はそのまま友達削除するようにしています。
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■他人の価値観に従わない
他人の価値観については、「ああ、こういう人もいるんだ、面白いなあ」ぐらいに感じるのは良いと思いますが、他人の価値観に従って生きるのは、絶対にどこか行き詰まります。
会社だとつい、他人の価値観ありきで生きてしまいがちです。敷かれたレールは全部会社の上司が敷いてくれるもんだ。そう思い込んでしまいがちだし、その方が楽ですが、実は閉塞感漂っていて生き辛いです。
他人の評価で一喜一憂しても、ずっとそれにしがみついていないといけなくなるので、きりがないです。少なくとも、そんな人生は僕はもう疲れ果てました。
■会社以外の副収入を持つ
自分には価値がないと感じる人で会社員の人。会社の給料以外の副収入があるでしょうか。特にないのであれば、月に2~3万円からスタートでも良いので、会社以外の副収入を持つことをおすすめします。
経済的に潤うというのもありますし、会社を辞めたあとに独立する訓練にもなるというのもありますが、何といっても、副収入を持つということはメンタルの面で救われます。
初めて会社の給料以外で自分の力で収入を得た経験は忘れられないものになります。自分も本を出して印税をもらったときの気持ちは未だに覚えています。
このブログを開始して、初めてグーグルアドセンスの広告にクリックがあった時の記憶は、まだはっきりと覚えています。
そして、それがきっかけで、本当に自分がやりたいことは何なのか、それで稼ぐことはできないか真剣に考えるようになります。
多くの会社が愚かな就業規則で副業を禁じていますが、実は副業はメンタルヘルスの維持に効果的です。副業禁止の就業規則ほど、摩訶不思議なものはないですね。