これまで職場等の飲み会について、有益な飲み会は何か、金も時間も無駄にする飲み会は何か?思うところを書いてきました。
そういう時に気になるのが、そもそもお金持ちとか、成功者と呼ばれる人はどういう飲み会に行っているのか、飲み会をどう捉えているのか?ということです。
いくら会社の付き合い飲み会が金と時間の無駄とはいっても、金持ちや成功者だって、誰かと飲みに行きたくなることはあるでしょう。
健康管理やタイムマネジメントにはシビアかもしれませんが、だからといって夜は一切飲みに行かないとか、そういうことはしないはずです。金持ちの人を見てると、そこまでドライな人はいませんね。
今回、金持ちは飲み会について、どう捉えているのか、思うところを書いてみました。
■重要な仕事の話は飲み会でしない
これは以前に書評で紹介した、『なぜ賢いお金持ちに「デブ」はいないのか?』(田口智隆著、水王舎)のP63~66に書いてあったことですが、
重要な仕事をしたいとか、ビジネスに繋がる話をしたい時は、お酒の力に頼ってはいけないそうです。
飲み会では、普段話せないようなこともわかるし、今まで相手が見せなかった本音というものが見えたりするし、そもそも飲み会で人間関係が親密になるのはたしかなのですが、
だからといって、重要な仕事の話をしても成果が出にくい。想像すると何となくわかります。
だって、飲み会でそんな頭の使うビジネスの話なんかしたって、誰も覚えていないではないですか?
「ちょっとこの話は飲み会の場でしてみよう」と思って仕事の話を振りたくなることありますが、実際に実行に移せたことはほとんどないですね。
飲み会は、もっと相手のことをよく知る、人間関係を親密にする、たまにはストレス解消するための手段と割り切ってしまって、重要な仕事の話はランチの場で行うと良いようです。
よく言われるパワーランチですね。少し贅沢しても、夜の大衆居酒屋ほどの値段には届かないですから、たしかにコストパフォーマンスも良いし、酒が入らないから、お互い仕事の話をしようとすればいい加減な話にはならない。
特にフリーランスの人は、パワーランチの時間を増やしていくと良いかもしれません。
■二次会にはいかない
そうなってくると、飲み会の目的は上に述べたように、人間関係を親密にすることになってきます。
でも、コミュニケーションの円滑化のために明け方まで飲んでいるメリットはあるのでしょうか?たぶんないはずです。
上で紹介した本では、多くの経営者は一次会でサクッと帰るそうです。しかも二次会で話したことなんて誰も覚えていないし、誰が残っていたかなんて、案外覚えていないものです。
付き合い飲み会であれば、一次会でサクッと切り上げた方が良さそうです。二次会は百害あって一利なし。
ちなみに経験上、こういう場で何か良いアイディアを覚えていても、翌日には確実に忘れています。
特に退職してフリーランスを目指すのであれば、この姿勢は必須だと思います。
■悪口や愚痴の多い飲み会はいかない
これは、もはや言うまでもないと思います。
もし、あまり気が進まないけど付き合い飲み会に参加してみたら、上司や部下の悪口大会になっていた……、
そういう場合は次回からなるべく参加を控えることです。
■どうでも良い話に付き合わない
会社の付き合い飲み会で何が悪いかというと、どうでもいい話ばかりすることです。
ある意味愚痴や悪口に付き合うよりもタチが悪い。
どうでもいい話ばかりするので、話している内容なんて全然覚えていない。いったい何のために酒飲んでいるのか、全然わからない。
どうでもいい話ばかりして、人間関係が親密になるようなことは考えられないですからね。
会社の飲み会って、本当にどうでもいい話多いよなあ。おそらく9割の会社員が経験していることと思いますが、そういう場合は、飲み会から距離を置いて、家に帰って晩酌しながら読書していたりする方がよっぽど有益だったりします。
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付き合い飲み会している間にも、残酷なほど時間は経過していきますし、お金はあっという間にぶっ飛んでしまいます。
どんな安い飲み会でも2000円はぶっ飛んでいきますよね。ランチで2000円だと多くの人は恐縮するのに、飲み会で2000円だと平気で出してしまう。
会社の飲み会なんて、単なる金と時間の無駄ではないか?そう疑念を感じている人は、上の記事も併せてご覧ください。