たまに雑誌とかで、「年収1000万円なのに貯金ゼロのA氏」「年収1000万円なのに家計が火の車の家庭」という見出しの記事を見ることがあります。
たしかに高年収でも全然お金を貯められないという人を見ることがあります。
一方で、年収500万円以下でも40歳で3000万円貯めた実例の記事を見ることもあります。
高年収でも貯金なしの人もいれば、低年収でもしっかりと蓄財している人がいる。
この違いは何なのかというと、おそらく以下の2つのいずれかだと思います。
(1)お金に対する知識があるかどうか
(2)お金を貯めるモチベーションを維持できるかどうか
(1)についてはいろんな記事でも訴えている通り、特に投資の世界は99%が知識で決まってしまうと実感します。
でも、(2)のようにお金を貯めるモチベーションも大事だとつくづく感じます。
蓄財はよくダイエットに似ていると言われるように、一夜にして大金持ちになるようなことはあまりないからです。
日々節制し、少しずつ金融の知識を身につけて、ようやく経済的自由の道が開かれるかどうかのステージに立てるのです。
これはモチベーションを維持できないとなかなかできないと思います。ダイエットのように、その場の欲望に負けてしまい、今月も全然貯まらなかったというのがオチです。
自分で言うのもなんですが、僕は収入の割にはお金を貯めることができたかなと思っています。
もちろん自己投資と思ってお金を使ってみたら、全然無駄な買い物だったことはありますが、それでも何とかそれなりにお金を貯めることができたような気はします。
月10万円以上は積立投資等で強制的に貯蓄し、ボーナスは極力手を付けないようにしてきたので。
もちろん独身の会社員という有利な立場もあるのですが、なぜ自分がお金を貯めるモチベーションを維持できたか、思うところを書いていきたいと思います。
■目的があるかどうか
まずはお金を貯めるには、貯める目的がないとモチベーションが持たないです。
なかにはお金を貯めておけばとりあえず安心という人もいるかもしれませんが、貯める目的がないと、そもそも貯めても意味がなかったりします。
早期退職したい、家が欲しいけど経済的に束縛もされたくない、子供の養育費に充てたい、憧れの車が欲しい、海外旅行に行きたい、
人それぞれ思惑はあると思いますが、このように1つでも大きな目的がないと、なかなかお金を貯めるモチベーションは持たないです。
■お金は幸福の選択を増やす手段
でも、お金を貯めたくないなんて考えている人が世の中にいるでしょうか?
「どうせ貯まらない、経済的自由なんて叶うわけがない」
そう諦めている人も、別にお金が欲しくないわけではないでしょう。
というのも、お金で幸せになるわけではないですが、
お金は幸せな選択をする大事な手段の一つなので。
お金があれば何でもできる。これは間違いないと思います。
お金があれば会社を辞めることもできるし(別に辞めなくても良いのですが)、自由にどこでも行けるし、欲しいものも買える。
人助けだってできます。
親孝行だってできます。
家族を大切にすることができます。
お金があることで出来ることは無限にあるのです。
お金で不幸になる人がいます。
お金で不幸になる金持ちや芸能人のニュースがたまに聞こえてきます。
でもこれはお金を使って不幸な選択をするからです。
お金自体は幸せにも不幸にもならないです。
欲しく欲しくて仕方のない理想を手に入れるために、やっぱりお金は欠かせないのです。
お金を貯めるモチベーションを保てないのは、おそらく目的が明確になっていない可能性があります。
そういう場合は、夢リストとか作って、ワクワクする未来を思う存分妄想することを勧めます。
■自由になりたい
で、僕の場合はどうかというと、自分の書いた夢リストなんかを見て頂くとわかるように、とにかく自由の欲求が強いです。
別に家も欲しくないし、高級マンションに住みたくないし、高級車なんて欲しくないし、毎日豪華な食事をしたいわけではねいです。
でも、組織からの束縛から解放されたいです。
時間と場所を問わず、人間関係も自由に選び、のびのびと生きていきたい。
世界中を見て周りたい。
Facebookで「この人は今日はどこにいるのかな?いつも別の場所にいるよね」
そう思われるような人生を生きたい。
物欲を満たすほどのお金は必要ないかもしれないですが、自由な人生を生きるための必要最低限のお金は必要になってきます。
だから、無駄なことに使いたくないし、支出を徹底的に減らし、運用でお金を増やしながら、自分の好きなことで稼ぐために、スキルを上げていきたいです。
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■好きなことで食べていきたい
よくお金持ちは仕事中毒なほど仕事が大好きだから、遊んで暮らすほどのお金があっても仕事を辞めないと言われます。
たしかに寝て暮らしているお金持ちって、あんまり見たことはないですね。正直それはそれで立派なリタイア生活とは思いますが。
自分も会社を辞めたいとは思いますが、ライフワークとなることまで辞めたいとは思わないでしょうね。
お金があることで、仕事の選択肢を自由に選ぶことができます。
僕は書くことで食べていきたいです。
書くことで読者に貢献していきたいのです。
そのためには、会社を辞めても耐えられるだけのお金は必要だし、
会社以外の収入源、自分の場合は広告収入や印税といった収入源を確立するのは非常に重要なのです。
このモチベーションを保ったおかげで、会社を辞めても何年か生きていける余裕ができました。
あとは、いかに好きなことで稼げるようになって、会社から飛び出せるか。
これからはよりお金にシビアになって、自己投資すべきところは自己投資して、加速度的に退職に近づけるよう、頑張っていきます。