ネガティブ思考、マイナスの思い込みや発言、否定的な発言、できなかった理由を言う、偏見を持つ……。
どの自己啓発書でもこういったマイナスの要素は、成功とか幸せを大きく阻害すると書かれているので、捨てるようにしましょう、と言われます。
よし、じゃあ1つの方法として今日からポジティブに、どんな心境だろうとはち切れんばかりの笑顔で、周りに感謝の心を示して、元気に声出して前向きな気持ちで仕事しよう!と思っても、なかなかできるものではありません。
たしかにアファメーションとかで、自分自身にプラスの言葉を投げかけるのも効果はあると思いますが、そもそも気分が落ち込みがちな時はあまり効果がなかったりします。
よくfacebookのタイムラインとかで流れてくる名言・格言もそうですよね。心が不安でいっぱいのときや、切羽詰っている時、落ち込んでいる時には全然響いてこないでしょう。
では、こういう時、どういうふうにしてマイナスの思い込みや思考を捨てるか、思うところを書いていきたいと思います。
■散歩する
体の健康だけではなく、散歩が抑うつ効果があることについては、別記事で書いてきました。
実際に休日とか、早朝に起きて30~1時間くらいウォーキングしてみると、なんか爽快な気分になります。もっと言うと、少し幸せな気分になります。
あまり散歩したくない時期と思われる冬ほど効果が高いような気がします。ひんやりした空気が心を引き締めてくれるような感じです。
最初は大きな変化はないかもしれませんが、爽快な気分になるので、アイディアとかも浮かんできやすくなりあます。
また、妄想もいっぱい膨らみます。自分の将来の夢とか願望、もしくは今日1日やってみたいこととかが、脳内に勝手に走り出すような感じです。
その時に出てきた妄想が、正直な気持ちなのではないかと思います。目標設定したいなら、散歩してみるというのも1つの方法です。
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■ゆるい繋がりを多く持つ
これも別記事で書いていることです。マイナスの思い込みとかネガティブ思考が排除できない場合、今の人間関係を見渡してみることを、ぜひおすすめしたいです。
もし、職場の人間関係や家族・親戚だけだった場合は深刻です。
もし、ネガティブな思い込みの原因が人間関係にある場合、どうしようもなくなってしまうからです。
資産運用もリスクヘッジが必要ですが、人間関係もリスクヘッジが必要です。
特に大事だと思うのが、お互い干渉も監視もない、ゆるい繋がりで形成されたコミュニティです。これを見つけられれば、何かをスタートさせるきっかけになるかもしれません。
自分の場合は、今年それで大きく前進できたような気がします。
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■落ち込んでいる人と会う
マイナスの思い込みとかを排除したいのであれば、落ち込んでいるような人と会うというのも効果的と言われます。
たしかにそんな気がします。でも、大事なことは、精神的に落ち込んでいる時期が長く続いていると言っても、成長する必要性を感じている人と多く会うことです。
こういう落ち込んでいる人の話を聞くだけでも、「ああ、悩んでいるのは自分だけではないんだ……」「おれが悪いわけではないんだ」と、かなり気分が楽になります。
自責や他責の念のほとんどは、マイナスの思い込みによるものが多いですが、こういう人と会うだけで、そういった責める気持ちが徐々に消えていくことはたしかにありました。
また、このように付き合う人を変えていくと、今まで気付かなかった自分の魅力に気付いたり、いつの間にか価値観の肯定的変化が起こったりすることもあります。
■人間関係の断捨離
【参考記事】職場などの人間関係の断捨離7つのポイント|人付き合いに疲れ気味の方へ
上記に書いたことは、よく言われる言葉に置き換えると「付き合う人を変える」ということになると思います。
こう、どこかマイナスの思考に取り憑かれたような状態の時は、自分にとって必要な人間関係とは何か、もう1度見直してみるきっかけになっている時があります。
今まで身近な人間関係だと思っていた関係は、本当に大事な人間関係なんでしょうか?家族は切っても切れない関係でしょうが、職場の人間関係なんかはどうでしょう?
「会社を辞めたら、その後も関係が続きそうな人はどれくらいいますか?」という問いを聞いたことがある人も多いと思います。
人間関係で悩んでいる場合、本当はどうでも良いような関係だったりすることは珍しくないような気がします。