疲れた日は寝る前にうつ姫のつぶやき日記を眺めたら心が軽くなるかも

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2016-05-25 23.17.20

最近人気ブロガーのはあちゅうさんの書いた「とにかくウツなOLの人生を変える1か月」(角川書店)を読んだのですが、30代半ばのおじさんが読んでも「この気持ちわかるわー」という気持ちになりながら読み進めることができて、とても共感できる内容でした。

一見女子向きに書かれた本でも、男子が読んでも共感できる本は結構多いものです。今回、「とにかくウツな~」に続いて、はあちゅうさんの新刊「疲れた日は頑張って生きた日 うつ姫のつぶやき日記」(マガジンハウス)を読みました。

365個のつぶやき日記と、数個の短めのコラムで構成された本ですが、「この気持ちわかるわー」とか「たしかにそうだよね」と思える一言も多かったので、今回は印象に残ったフレーズを一部だけ紹介していきたいと思います。

■心に残ったつぶやき(原文抜粋)

無気力な時に察してくれる男性はまじで神様

ダメな部分でつながりあってるから友達になれるんだろうな。いい部分なら誰だって受け入れられるもの。

会える人のレベルは自分のレベルだと思うから、いい出会いを得るためには自分のレベルを上げる必要がある。恋愛にもこれはあてはまると思う。

会わなくちゃ続かない人間関係なんて全然いいものじゃなくて、再開した時に愛しさが増している関係こそ、本物だと思った。

「迷ったら行かない」を徹底すると、時間が生まれる

お互いに相手に伝えたいことが山盛りある時に、話す順番譲ってくれる人って最高にイケメンだと思った。

自分の当たり前を壊してくれる人に、人は恋をする。

会社に入るからって人は変わるわけではなくって、今の人生の延長線上に会社っていうのがあるから、「会社に入ることによってこれができるようになるかもしれない」とか「これが好きになるかもしれない」で決めてしまうと、あとからその3倍ぐらい大変になるよね。

ということで、「そうそう、そうだよね~」とか「これは激しく同意」と思えるつぶやきも多いです。それでいて、今後の生きるヒントになりそうなつぶやきも多い。こういう言葉を眺めているだけで、いつの間にか心が軽くなって、少し元気が出そうです。

ちなみに、この書評は男視点で書いているので、女子が読むと、印象に残るつぶやきとかが違ってくるかもしれません。

■コラムも面白い

この本、つぶやき日記だけで構成されているわけではなく、ところどころ、短めのコラムも挟まれていますが、最後に書いてあった「目線を未来に向ける」に特に共感しました。以下原文抜粋。

でも未来というのは

過去を変えてくれる力がある。

(中略)

未来さえ良ければ

過去はその未来にたどり着くために

必要なことだったと思えるから

よく「過去を肯定的に解釈しよう」という言葉を聞きます。「あの時こんな大変な時期があったから、今の自分がある」みたいなやつです。

でも、なかなかそう器用に思考を変えられる人も多くない気がします。自分だってなかなかできません。ネガティブな気持ちを、いきなり決意を新たにしてポジティブに持っていくのは結構難しい。これについては、別記事で詳しくカミングアウトしていきたいです。

でも、上の一文を読んで、そういう時は、無理に過去の嫌な部分を完了させようとしなくて良いと思いました。

心を部屋に例えるとして、この嫌な過去を押入れにしまっといて、とりあえず行きたい方向に進んでみると、いつか押入れにしまっていた過去を、もう1度取り出す日が来るんだろう。そう思うことで、肩の力が抜けることもあるのです。

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こちらが「とにかくウツなOLの人生を変える1か月」の書評です。主人公のOlと人気モデル兼カウンセラーのやり取りを読み進めていくうちに、日常の幸せに気付ける人も多いだろうな。そんな本です。

原因がはっきりしないけど、なんとなく毎日が憂鬱な感じがする人は一読の価値ありです。

【関連記事】人生を最高に楽しむには小さな野心を1個ずつ叶えるようにしよう

「小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法」(はあちゅう、村上 萌共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の書評です。こちらも併せてご覧ください。

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