女は、孤独をよしとして生きる男に惚れる。孤独なまま、死ぬ気で仕事を続けている男だ。孤独と闘っている男には、孤高のオーラがあり、傷ついてもいる。そんな、世の男たちにこの書を捧げる。(紹介文抜粋)
今回紹介する本は『「孤独が」男を変える 男は、嫌われてこそ、一流』(里中李生著、フォレスト出版)という本です。
僕もみんなと一緒に仕事したり遊んだりするよりも、自分の時間を確保して孤独に作業に徹するほうが好きなので、「孤独な男はモテる」「女は孤高のオーラがある男に惚れる」と聞いてビクッとするものを感じました。
この本に書いてあった言葉で、印象に残った言葉を一部シェアしてみたいと思います。
この記事の内容
■心に残る言葉(原文まま)
「人が信じられなくなった」というセリフがあるが、それでいいのだ。(中略)あなたは愛している人だけを信じなさい。誰彼かまわず信じるいい人をやめなさいと言っているのである。
目の前に謙虚でいて、仕事を十二分にやっている男を見つけたら、その男を逃してはいけない。
すべての周囲の人間と国から見放されて、孤独にならない限り、人は滅多に自分を変えない。
モテたいなんて、くだらなくないか。男の人生においては、真価を見てくれる女性と一度出会えば成功なのだ。
お金は裏切らない、と女や親友に裏切られた男がよく言うが、それは当たっている。使い方を間違えなければ、お金の威力は半端なく強大だ。
□羞恥心がある。
□仕事ができる男が優秀だと分かっている。
□今の時代、女がスポイルされていると分かっている(謙虚ということ)。
□子供に優しい。
□ファッションや美容が好きで、美しさを追求している
あなたは、これらが揃っていない女から、「好きです」と言われても無視をして、夜の街に男と飲みに行くくらいの器でいてほしい。
大衆、世間の逆を行くと、本当に嫌われるものだ。(中略)だが、それが何か人生に悪影響を及ぼすのだろうか。
ある程度の力を持てば、自由を獲得することができる。それにはまず、あなたを縛っている強者と決別することだ。
あなたは、善悪を決めたがる大衆に逆らった人生を送ってほしい。
しかし、なぜかリストラされてしまった。その彼の惨めな姿を見た女が、「情けないやつ」と思ったら、その女は情けもなければ、恐らく、打算的に生きている冷血な女で、リストラされたついでに別れるのが賢明だ。
しかし、心が美しい女は、「ゆっくり休んでいいよ」と優しく笑い、落ち込んでいるあなたに特別な事もしてくれる。
彼女たちは、孤独に泣いている男に惚れる。正確に言うと泣いてはいないのだが、孤独なまま仕事を続けている男である。仲間とワイワイやっている男には寄り付かない。孤独と闘っている男には、孤高のオーラがあり、しかし傷ついてもいる。
■総評
このように、ちょっと刺激的で心を奮い立たせるようなセリフの多い本です。でも、この本を読んで、「おれもこのような男になりたい」と思いました。
最近他の本を読んでも目に付く類の言葉に、「モテる人間は自分を持っている」というのがあります。この里中さんの本は、これをわかりやすく掘り下げているような感じもあります。
僕が孤独を求めるのは自由になりたいからですが、自由になるとは自立することだと思います。自律と責任を伴う、と言い換えても良いかもしれません。
でも、自分を律することができて、責任感もあって、自分を持っている男は、たしかにモテると思います。
逆に常にお金に縛られ、他人の目や世間体を気にしてビクビクして、不自由で生きるのが辛い人生を送っていれば、心はどんどん蝕まれていくし、モテない男になってしまう。
20代のうちに出会いたかった本ですが、当時の自分が読んでも、あまり響くことはなかっただろうな。いまのタイミングで、この本に出会えて良かったです。このまま孤独な男を目指していこうと思います。