このブログのコンセプトは不安から解放される、つまり自由になることですから、結構お金に関する記事が多くなります。経済的自由という言葉があるように、お金は自由を得るための重要なファクターになります。
このブログは、お金持ちというよりは、お金に困らない生き方を目指す人向きに書いている記事が多いです。
お金に困らない生き方とは、基本的には会社を辞めても辞めなくても良い状態、老後のことを気にしなくて良い状態、子供の養育費に苦労しない状態、給料ではなく資産から欲しい物を買える状態、人のために使える状態、こんな感じのようなことを言うと思っています。お金の奴隷にならない生き方といった方がわかりやすいかもしれません。
お金は数字の世界ですから、既に他の記事で書いてきたように、経済的自由を得るための大事なお金のことを方程式で表した方がわかりやすいことが多々あります。
方程式と言っても、小学生の算数の範囲で理解できるような簡単な加減乗除だけです。もともとフィナンシャルインテリジェンスを身に付けるための計算は、大学の工学部で習うような複雑な法則や方程式は使わない、かなり簡単なものであることが、ここでわかると思います。
この記事の内容
〇資産形成=収入-支出+資産×運用利回り
参考記事:お金が儲かる方法は3つだけ|稼ぐ以外の資産の増やし方
世界に一つしかないお金持ちの方程式と言われています。方程式の右辺で、資産を増やすために必要なことがすべて凝縮されています。お金持ちになるためには方法は3つしかないことがよくわかります。
お金を増やす方法は収入だけではありません。財布に大きな穴が空いた状態になって、収入がそのまま支出に消えては、いつになってもお金は貯まりません。経済的に自由になるためには、支出を減らし、運用することが必要であることをうまく表現した方程式です。
〇収入-貯蓄&投資=支出
参考記事:毎月の貯蓄額を定める~節約はダイエットに似ている~|節約の基礎(2)
例えば給料の20%(独身寮住まいであれば50%)など、月々の貯蓄額を決めて、積み立てた分を差し引いて生活していく事の重要性を説いた式です。
収入-支出=貯蓄&投資は、一見式を変形しただけに見えますが、支出を先に見て、あわよくば貯金しようでは、いつになってもお金は貯まりません。
財形貯蓄はあまり勧めませんが、積立投資をしたり貯金用の通帳を作るなど、毎月の貯金額を定めて生活することが必要です。
〇不労所得>支出
参考記事:キャッシュフローゲーム101のルールから学ぶ大事なお金の話
働かなくても生活ができるヽ(*´∀`)ノ早々とリタイアして南の島でのんびり(*´∀`*)という、憧れの生活を手に入れる最低条件と言える不等式です。
有形資産、無形資産問わず成立する不等式なので、投資に限った話ではないですが、経済的自由を手に入れるための超重要な不等式です。
お金持ちになるのであれば、収入を目いっぱい増やすことを考えれば良いですが、お金持ちでも、お金に困らないとは限りません。お金に困らない生き方とは、この不等式を成立させることです。
この不等式を成立させるために必要なのが、ファイナンシャルインテリジェンスです。一時期成功して金持ちになったはずの事業家や芸能人がなぜか財を失っているのは、このファイナンシャルインテリジェンスがなかったせいです。お金持ち=経済的自由ではないことを、お金を持っていない早い時期に自覚することが必要だと思います。
〇ROI=(年間の不労所得/頭金)×100
参考記事:キャッシュフローゲームでよく見るROIって何?不労所得を得る重要な指標
投じたお金に対して、年間いくら回収できたかを示す、経済的自由を手に入れるために極めて重要な指標です。これは不動産投資の時に馴染みのある用語ですが、ビジネスにも同じことが言えるでしょうね。
頭金が必要資金ではなくて、頭金であることが重要です。借金することで効率が上がることを意味しているので。こういう借金こそ良い借金です。
〇年間単利=(売却差益/(頭金×保有年数))×100
売却差益の年間当たりの利回り(単利)を示す計算式です。投資もビジネスもひっくるめて、利益を得る方法は、①労働すること②インカムゲインを得ること③キャピタルゲインを得ること。この3つしか方法がありません。労働収入だけで生きていくことが、いかに狭い選択肢であるかがわかります。
〇数年後の資産=資金×時間×利回り
参考記事:【単利と複利】今さら人に聞けない複利計算(1)|資産形成に大きく差を生む考え方
複利の効果を生かして、資産を形成する重要なファクターを示した方程式です。資金も利回りも、多く求めればそれだけハイリスクになりますから、それだけ早い時期から運用していった方が良いことを示していると、個人的に思っています。
〇N年後の資産=資金×(1+利回り)N
複利計算の計算式ですが、暗算するには少し面倒な計算式です。2倍になるまでの年数や利回りを概算で知りたいのであれば72の法則を使えば良いですし、積立投資とかだとより計算が複雑になるので、複利計算のアプリを使っても良いと思います。
〇期待資産額=年齢×0.112×所得
参考記事:期待資産額に届いていますか?|「年齢×0.112×所得」の衝撃
身の丈に応じた理想の資産額を示した方程式というのもあります。年齢、所得に相応しい蓄財が出来ているかどうかを示す方程式ですが、上の参考記事のように、実際に計算してみると現実的に厳しい数字が算出されることがわかりますが、浪費が多くないか、資産運用の計画はこのままで良いか見直す指標にはなると思います。