記事タイトルを見て、金になる趣味と、金にならない趣味について、「???」と思った人も多いと思います。
そもそもお金になるのは仕事であって、趣味なんてお金にならないに決まっているではないか。そう思われる人も多いと思います。
しかし、だからこそ敢えて言いますが、金にならない趣味は長続きしませんし、たいていはお金と時間の無駄になってしまいます。今回は、その辺について、思うところを書いていきたいと思います。
■インプットで終わるかアウトプットまでするか
お金になる趣味とならない趣味の違いは、消費で終わるか、自ら生産する趣味なのか、ということになります。もっと突き詰めると、インプットで終わってしまうか、アウトプットできるところまで突っ込むか、ということになります。
本を読むのが趣味であれば、本を読んで、「ああ面白かった」で終わって本を閉じてしまうのがインプットで終わり。ブログで書評を書けばアウトプットになります。ブログであれば、収入を得ることができます。
何かマニアックな趣味を持っているとします。最初は誰も理解できなようなニッチな世界でも、逆にそれがウケて、ブログでそのテーマについて書いたらグーグルアドセンスの収入が上がった(つまりPVが上がった)とか、出版して印税が入った、ということであれば生産性のある趣味です。
人の話を聞くのが好きで、よく相談される。それがどんどんエスカレートしてカウンセリングを始めたり、コミュニケーション関連のセミナーを開くようになった。これも生産性のある趣味です。
飲みに行くのが好きで、毎日のように会社の人と飲みに行っているのであれば、ただの浪費ですが、それがきっかけでポータルサイトを作るようになれば、やはりこれも生産性のある趣味です。
■趣味をお金にするにはどうするか
趣味をお金にするにはどうするか。何となく、これは以下の2点のうち、いずれかしかないように思います。
(1)人の役に立てること。(情報発信とかも含む)
(2)マニアックなところまで突き詰めること
(1)については言うまでもないと思います。自分の趣味が、人のニーズに適うものであれば、これほど幸せなことはありません。
これは積極的に情報発信するブロガーやアフィリエイターもそうですし、コンテンツを作り続ける小説家やビジネス書作家もそうなります。
インターネットビジネスのうち、物販もそうでしょう。欲しいという人がいるから、初めて取引が成立するのです。
そして、もう1つ大事だと思うのが(2)です。マニアックなところまで突き詰めるのです。こんなの誰が興味を持つのか?というところまで徹底的に突き詰めるのです。
僕が人生で初めてやった副業は(2)のパターンでした。正直、それが世の中に役に立つとは思えない。せいぜい、人間の知的好奇心を満たすくらいではないかと思っていたのですが、
それでもニーズがあったらしく、昨日も、そのマニア関連のイベントに出演させて頂きました。マニアックなおところまで突き詰めるとニーズがあるし、お金になるのもそうなんですが、意外とそれで仲間ができたりします。
仲間というと、ちょっと堅苦しいかな。ゆるい繋がりという感じかもしれません。「あー、ここにテンションあがる気持ち、おれもわかる」とか「すげー、この人そんなところまで突き詰めているんだ」という、趣味を認め合う感じ。
ここ数年マニアックな趣味が受け入れられているのは、こういう多様性を認めたい日本人の本能なのかもしれません。誰もいないところで突き詰めるからこそ、人が集まることを実感しました。
■金にならない趣味=浪費
一方、金にならない趣味は、ただの浪費。しかもお金だけではなくて時間も大幅に失ってしまいますから、今すぐ辞めた方がいいでしょう。
・パチンコや麻雀などのギャンブル
・会社の付き合い飲み会、付き合いゴルフ
・車にお金をかける
・洋服を衝動買い
これ、お金の使い方で、最もタブーとされる浪費と一緒ですよね。こういった浪費には、次のような特徴があると感じます。
・全然知的好奇心を満たさない
・本当は全然楽しくない
・記憶に残らない趣味である
・ストレスが溜まるからやってしまう行動である
・ただの快楽である
こういった趣味は絶対にお金にならないし、そもそも趣味と言って良いものなのかどうか、疑問でもあります。
つまり、辞めてしまっても、全然不幸にならないことはとことん生活から切り離していったほうが良いと思います。これは継続してもお金と時間を無駄にして逆に不幸になるだけです。
■関連記事
【関連記事】副業になる趣味とは何なのか?好きなことで稼ぐために
副業になる趣味、ようはお金になる趣味について、思うところを書いてみた記事です。良かったら併せてご覧ください。
コメント
パラグライダーなんかは、浪費の部類でしょうかね。
コメントありがとうございます!パラグライダーの極め具合にもよるかと思います。もしかしたらパラグライダー専門のライターとか、そういうことに発展すれば浪費とは言い切れないかもしれません。案外境界線の難しいところかもしれませんが、中途半端な趣味はやらない方が良いかなと思っています。
最近の風評だと、例えば、スケートボードなどは動画で拡散して
若い方の間で流行っているようです。スポンサーも付くでしょう。
先のマニアック系のアウトドアだと、愛好家の方で熱心に無償でブログや
動画を投稿される方が多く、けれども一般人には需要がありません。
マネタイズや需要から逆算して趣味を選ぶというのは一昔前の感覚だと
極めて下品ですが、かといって無視も出来ないようには思います。
なにがしか、チェックシートがあれば、閲覧の需要があるようにも。
例えば、60歳で、経営に成功して、時間とおカネが十分あるならば
本当に自分のやりたい道楽趣味をやればよいと思いますが
20歳代だと、結構ピンポイントに選ぶ必要があるようにも
思いました。
稼げる趣味稼げない趣味と分けている時点で、理解不能です。そもそも稼ぎたいから趣味をする人はそこまで多くありません。収入になるかは結果論でしかありません。好きだからはまるのであって、お金になるからはまるわけでもありませんよね。そもそもの論点から間違っていると思います。それにこの考え方は、あなたの感想レベルだと理解しています。科学的・経済学的に証明されおり、ほかの著名人などが同様の考えを発信しているならまだしもそのような考えをあまり聞いたことがありません。
すきを極め続けた結果それが収入になるのであって、初めから稼ぐことを目的にするならそれはビジネスとなりますね。ビジネスと趣味は異なると思います。また大多数の人は、稼げるから趣味をするなどとは思っていません。趣味そのものが大好きであり、自分をポジティブにしてくれるからするのです。私自身もそのような考え方です。
それに趣味は、結果論で稼げるだけでなく、コミュニティーが生まれ自分にとっての居場所や生きがいにつながる効果もあります。単に稼げる・稼げないだけではありませんよ。文中に例えとして出していた車にお金をかけるについては、その代表例ですね。第一車を趣味にしている人で稼いでいる人は、突き詰めた結果稼げているだけで、大多数の人は稼ぎたいから趣味としているわけでありません。車を趣味している人は、稼げるなどを考えませんよ。
何度も繰り返しますが。稼げるか稼げないかで趣味を分けて考える人は、少ないと思います。あなたが主張されている考えは、一つの考えに過ぎないことをご理解ください。