一時期、1.01の法則と0.99の法則というのを、facebookで投稿している人を多く見ました。
どういうものかというと、1.01の365乗を計算すると、約37.8になり、0.99の365乗を計算すると、わずか0.025まで落ち込むということです。
指数計算というと、資産運用の複利計算を思い出しますが、1%でも努力としていけば複利の効果で1年後には38倍、1%でもさぼっていけばわずか2.5%になってしまうということです。
数学的に語られると、自分なんかは妙に納得してしまい、なるほどなあ、と思ってしまいます。
■少しでも成長すればいい
多くの人は「なるほどなあ、地道な努力って大事だよね。よしやる気になった。明日から頑張ろう」とか「少しでもさぼると1年後は2.5%にしかならないのかなあ。明日から頑張ろう」という気になると思います。
たしかに1%でも努力すれば100万円が3,780万円に、1%でも怠ければ100万円が2万5千円にしかならないのですから、たしかにそういう気になりますよね。
金融の世界で、1日1%の複利なんて、相当ハイリスクな案件です。ていうか、そんなことを謳う案件があれば、100%詐欺でしょう。
月1%、つまり年間12~13%くらいの成績を上げるだけでも、結構優秀なパフォーマンスです。
自己投資が最大の利回りなんて言葉があるくらいですから、お金と人間の努力を比べるのは少し違うかもしれませんが、
1日少しでも自分の目標に近づければ、お金を働かせる以上に、相当な複利になるということなんですよね。
何も1%ではなく、0.5%でも1年で6倍くらいになります(⇒複利計算アプリで計算しました)。
人間6倍成長できれば大したもんじゃないでしょうか。ストレートに収入が6倍になったら、言うことないでしょう(スタート地点にもよりますが)。
■24時間の1%
努力と数字と聞いて、自分が真っ先に思いつくのが時間の使い方です。何かをする時には、やはり何かをする時間が必要なので。
24時間は1440分ですから、その1%は、わずか14分24秒です。この1.01の法則に従えば、この15分弱の時間の使い方で、37.8倍もの成長が得られることになります。
ちなみに、15分でできることって何だろうか。ちょっと思うところを書いてみました。
(1)情報商材の動画を1つ見る。
今ちょうど学習している情報商材(メルマガについてです)は、PDFで配布されているものの他、いくつかは動画で構成されていますが、動画1章分が、平均するとだいたい15分です。
(2)本を少しずつ読む
王道だと思いますが、時間が限られている中の読書の方が、読むスピードが上昇します。寝る前15分と決めて読書すると良いかもしれません。
(3)〇〇リストを見直す
「朝起きたら自分の目的、目標を確認する」と言われていますが、15分もあれば充分でしょう。具体的な方法としては、手帳に自分のビジョンを書き込んで、それを見直したり、夢リストなんかを書いている人は、それを見直すのも良いと思います。
(4)ランニングする
1日30分以上のウォーキングを心がけていますが、そのうちの15分をランニングにしたらどうかなと思いました。ウォーキングの方法を変えるだけなので、使う時間自体は変わりませんね。こういう健康系の工夫は、時間を必要としないことが多いです。
(5)部屋の片付け
プロブロガーの立花岳志さんのNo second lifeを見ていると、最近毎日1日1捨に関する記事を更新していますね。その字の如く、1日ひとついらないモノを捨てるということですが、これ良いなあと思いました。1日1捨ぐらいであれば、5分もかかりませんからね。これ、自分もやってみようと思い、地味に最近始めました。
あまり多く出してしまうと、タスクが増えすぎて精神的に負担になるので、これぐらいにしようと思います。
特にいま時間捻出する必要があるのが(1)(2)だと思っているのですが、これだけなら計30分です。どうにかなりそうな時間です。
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複利といえば、資産運用の世界では有名な72の法則がありますよね。
ブログを始めたばかりのときの記事ですが、良かったら併せてご覧ください。