偏差値が高いために夢を潰された人も多いのではないか?

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成功者と学歴はそんなに関係ないという話をよく聞きます。過去の成功者の例を見ていても、これは明らかです。むしろ、高学歴の人の方が少ないくらいです。

しかし、それでも日本の高校生は偏差値が1でも高い大学に行きたがります。そうしないと自分の虚栄心が満たされないためです。

そして、偏差値が1でも高い大学に入るために、自分の興味ある学問と関係なく、受験科目で学部を選んだりします。そうすることで、将来の夢を潰された人も多いのではないかと思います。

受験勉強は努力すればどうにかなります。しかし、その結果夢を潰された……。そんな人がこの国ではとても多い気がします。今回はその辺について思うところを書きたいと思います。

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■受験科目を変えるために学部を変える

偏差値が1でも高い大学に入りたい人は、大学に入るのが目的なので、学部はどこでも良かったりします。何を隠そう、自分の進路の決め方がそんな感じでした。

いま振り返ってみると、何をそんなにこだわっているんだろう……と正直、後悔の気持ちもあるのですが、当時は、身の丈に合わないブランド品を無理して身に付ける女子高生の如く、本当はお金がないのにフェラーリを乗り回す若者の如く、偏差値の高い大学を目指していたような気がします。

こういう場合、進路をどのように決めるか、受験科目だけで決めます。得意科目が優先される学部を選べば、それだけ偏差値の高い大学を狙えるからです。なので、文系科目が得意なのに理系に進む人とか、当時は理解できませんでした。

子供の時から脚本家か小説家になりたかった自分は、何も無理に大学に行かず、働きながら目指していけば良かったのですが、自分にはそれができませんでした。

大学に進学するにしても、そういうことが学べる学部学科を選べば良かったのですが、僕は問題が比較的パターン化されていない国語や英語が超苦手だったので、文系に進むことをためらって、理系に進みました。なぜか数学は得意だったので(国語より定石が多いというのもありますが)。

しかも社会は暗記量の少ない倫理を受験科目に選んでいました。世界史や地理の分厚い教科書を見て拒絶反応を示しました。これで理学部を受験できなくなり、工学部に入ることになりました。

こんな感じで大学を選んだので、好奇心を持って学問に励んだり研究したりすることができませんでした。

こうなると地獄を見るのは、卒業前に研究室に配属された時です。理系に進んだ人ならわかると思いますが、理系の研究室は、研究が好きでない人には生き地獄です。とにかく拘束時間は長いし、人間関係も閉鎖的です。

結局、これで自分の進路というものを、はっきりミッションを持って選ぶことができなくなりました。これに気付いたのは、就職して5~6年くらい経過してからです。

偏差値や受験科目だけで大学を選ぶと、結局人生を無駄に遠回りする結果になります。

■医者になりたくないのに医学部に進む人

自分は東大なんて入るほど成績は良くなかったのですが、偏差値が高いために東大に進んでしまう人もいます。

しかし、自分の興味あることを探求するには、他の大学の方が良かったりすることもあれば、大学ではなく専門学校に進んだほうが良かったりもします。進学せずに就職したほうが良い場合もあるでしょう。

ただ、東大は文系も理系も一通りそろった大学なので、学問や研究に興味があれば、何かしら選択肢はあるように思います。

しかし、もっと悲劇なのが、偏差値が高いがゆえに医学部に進んでしまう。ちょっと信じがたいことですが、そういう学生も多いと聞きます。

医者になりたくないのに医学部に入る。これでは確実に自分の夢は潰されてしまいます。医者になりたくないのに、激務で責任の重い医者の仕事なんて、とても耐えられるとは思いません。

まだ働いたことのない高校生が、自分のミッションとは何か、夢とは何かを考えるのは難しいことかもしれません。しかし、小さい時に何に夢中になったかは思い出すことができると思います。

自分が夢中になれることは何なのか、受験勉強で忙しくすると同時に、そんなことを考える時間を大人たちは与えてあげた方が良いような気がします。

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いま、大学受験の仕様も少しずつ変えようとしていますが、基本的に高校(特に進学校)は大学に入るための予備校であり資格商法であることに変わりはありません。

そして、受験のための受験に慣れて大人になってしまうと、どういう悲劇が待ち受けているか、それについて書いた記事です。良かったら併せてご覧ください。

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