受験勉強の弊害~大学に合格しても精神崩壊に突き進むかも~

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東京オリンピックの2020年を境に、大学入試のセンター試験が大きく変わろうとしているみたいですね。従来のマークシート方式で知識偏重なセンター試験を廃止し、「大学入学希望者学力評価テスト」(←仮称)なるものを開始するそうで。

この仮称の学力評価テストでは、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するようにしているのだとか。暗記すればどうにか乗り越えられてきた大学入試ですが、ここにきて、ようやく社会になっても通用する思考力や判断力について問われるようになるようです。

と言えば聞こえは良いですが、実際にこのような試験にして、思考力や判断力の身につく学生が育つかどうかはかなり疑問を感じます。筆記の試験でこのようなことが実現可能か、かなり怪しいですよね。

受験勉強の弊害というものがあります。必死に受験勉強をして大学に合格しても、卒業後、全然社会では通用しない。むしろ悪影響の方が大きい。そういうものです。

一応自分も大学を出ていますから、大学受験を受けています。そして、他の受験生同様、嫌というほど勉強しました。

嫌というほど勉強した結果、受験勉強の弊害というのを肌で感じることにもなりました。今回、受験勉強の弊害について、思うところを書きたいと思います。

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■柔軟な思考力が身につかない

前段で触れたように、大学受験の大半は知識偏重、とりあえず教科書の中身を覚えて、問題のパターンを覚えれば高得点を取れます。

これは社会のような暗記科目に限らず、数学でも同じようなことが言えます。いや、特に数学の方が、知識偏重と言えます。

自分は数学は国語や英語に比べて得意な方で、それゆえに理系に進んだ経緯があるのですが、数学は覚える量が多くなく、問題のパターンを頭に入れてさえしまえば、どうにかなってしまいます。

頻出問題と志望校の出題傾向さえ調べてしまえば、もう終わりなのは全科目共通ですが、特に数学はその傾向が強かった気がします。覚える量が圧倒的に少ないんですよね。

国語や英語なんかはほとんど解法のパターンがつかめないので超苦手でしたが、基本的に暗記すればどうにかなる問題も多かったです。

とりあえずできる限り問題のパターンを覚えて、大学入試を切り抜けました。結果、高校の時に勉強したことは半年もすれば全部忘れてしまいましたけど、苦労したことには変わりありません。

知識偏重でも合格という成功体験を得られてしまうということは、柔軟な思考力が身につかないということです。

それこそ、新型の怪しいセンター試験が目指しているような思考力、判断力、表現力、これが全然身に付かない。

少なくとも、企業に就職したり、起業した後に必要な力は絶対に身に付かない。これはとても恐ろしいことです。

■勉強が嫌いになる

受験勉強の弊害は、これで終わればまだ良い。でも、これで終わらないんですよね。こんな知識詰め込み型の勉強、しかも受験直前になれば1日中机にかじりつく毎日。これで勉強が好きになる人なんているんでしょうか。

おそらく、大学受験を乗り越えてきた人の99%は、受験勉強が嫌いになったはずです。

もし、受験勉強が好きで好きでたまらなかった。問題集の問題を解いているだけで興奮した、という人がいれば、ちょっと頭がおかしいでしょう。

数学オリンピックの問題を解くことが好きな数学フェチも、歴女と言われるほど歴史が好きな女子校生でも、受験勉強だけは好きになれなかったはずです。

嫌いなことを耐え続け、見事大学に合格して勉強地獄から解放されたら、どのようなことが起きるでしょうか。

全然勉強する気が失せて、大学に入ってから全然勉強しなくなり、学校すらサボりがちになります。

勉強がトラウマになっているのですから、当然といえば当然と言えます。

このように、好きか嫌いかを全然考えずに、大学に合格することが目的化してしまった場合、本来憧れのはずのキャンパスライフが、とても虚しいものになってしまうのです。

■嫌いなことで成功してしまう悲劇

嫌いなことで成功してしまうと、どういうことが起きるか。ずっと嫌いなことをやり続けないといけなくなり、しかも嫌いなことで上昇しなくてはいけなくなります。

今回は受験勉強の弊害の話ですが、これがそのうち企業に就職してからの話になってしまいます。

受験勉強は、まだ孤独な戦いなぶん救われていますが、企業に就職してしまえば、ドロドロするほどの人間関係が満載です。それで仕事が嫌いなんて言ったらもう悲劇です。あっという間に精神崩壊します。

また、理系の学生では大学院に進む人も多いと思いますが、もともと嫌いな研究で我慢できるほど、研究室生活は甘くないです。研究室の人間関係も、非常にドロドロしています。企業以上と言って良いでしょう。

【関連記事】意外と怖い研究室の学生のうつ病|大学に入ったら気を付けよう

これが、受験勉強の弊害の一番の大きなところかもしれません。

受験勉強は、人間に「嫌いなことでも我慢すれば成功するんだよ」という偽ったことを教えてしまうのです。むろん、そんなわけがありません。

好きなことを仕事にして、しかもそれが市場のニーズと一致している者のみが成功できるのです。そして、そういう大事なことは、学校では絶対に教えません。教えられる人がいないからです。

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