新入社員が仕事が覚えられない…こういう場合はどうしようか?

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僕が20代の頃の悩みというと、仕事を覚えるのが遅いということでした。

生まれつき物覚えが良い方ではなく、しかも手先が不器用なため、机上ではなく、実践しながらでも仕事を覚えるのが苦手な方でした。

1回や2回では覚えられないこともざらでした。経験がなく、慣れない状態で不安に駆られながら、どうにか仕事をこなすことが多かったような気がします。

仕事を覚えてくれば、あとは機械的な単純作業になったりするので、実業務や準備期間を短く抑えることができるようになって、他の仕事も覚えられるようになっていくのですが、このレベルに至るまでの心境はかなりしんどいものでした。

年齢を重ねると、今度は指導する立場になります。不安でいっぱいの頃の自分の姿を忘れて、つい仕事の遅い新入社員にイライラすることがありますが、我に返ると、自分もそういう時代があったんだと思います。

単に少しだけ経験を重ねてきているだけで何も偉くないのに、イライラするのが、少し恥ずかしくなってきます。

今回は、仕事が覚えられない人に対して、どうしたら良いか、思うところを書いていきたいと思います。

■不安と緊張をなくす

経験のない仕事を覚えていく過程で、実際に仕事をやりながら覚えていくのは欠かせないことですが、新入社員を初めとする若手社員は不安と緊張でいっぱいになると思います。

不安で胸が締め付けられる思いがして、会社に行くのが憂鬱な人も多いでしょう。振り返れば、自分もそんな時代がありました。

こういう不安と緊張をなくすには、誰か話しかけやすい、もっと言えば絡みやすい人が直属の先輩だったりすると安心するものです。

不安から来る緊張は、悪影響しか及ぼさない。精神的にもきついし、無事に仕事ができても嫌な思い出になるし、失敗する確率も高くなります。

ちょっと迷惑な感じなのは、怖いイメージがして話しかけにくいような感じの人です。そういう人が存在するだけで、失敗する確率が高くなります。

なので、経験がなくて不安でいっぱいな社員にとっては、話しかけやすいキャラというのは必要です。

■疑問点がないか聞き出す

経験のない若手社員は、わからない点を聞きづらかったり、わかったつもりになったり、すぐに疑問点が湧いてこなかったりします。多くの人が経験あると思います。

話の聞き方、メモの取り方とかで、理解してなさそうな雰囲気を感じることがありますが、そういう場合は問いかけてみると良いと思います。

■仕事の意味、背景まで理解しているか

仕事の目的とかビジョンを理解しているかどうかは、かなり重要なところです。

目標設定に関する本やセミナーでも、月単位、日単位のTo Doリストよりも先に、願望を明確化するよう促すはずです。

とりあえず仕事を覚えさせても良いかもしれませんが、多くの人は仕事の意味、背景、科学的根拠、メカニズムに興味を持つはずです。

そういうことから教えることによって、吸収しやすくなることがあります。

■向き不向き

仕事が覚えられるかどうかというのは、向き不向きを判別する機会でもあります。

どこか不器用で、仕事に馴染めない、精神的にもしんどい、成果が出ない、そんな時は向いていない可能性があります。

これは先輩の立場では気付いても、なかなか言いづらいところだし、別に指摘する必要もないでしょう。

でも、相手がどこか相手が違和感を覚えて、自覚しているような感じがしたら、相談に乗っても良いでしょう。

こういう場合、会社外の人間関係があるととても便利です。

会社内の人間関係だけでは、例え不向きでも、会社の仕事に馴染ませるようにすることしかできなくなります。

これでは相手は、段々情緒不安定になっていきます。

会社外のセミナーや勉強会等の人間関係を持つことで、その人の本当の資質を考えさせることになります。

自分の資質を理解して、引き続き業務に専念するか、転職や独立を考えるか、どちらもあると思いますが、相手に選択肢を広げさせるのは大事なことだと思います。

〇関連記事

【関連記事】やる気がないわけではないのに仕事が覚えられない人の特徴5つ

【関連記事】ショック…仕事で使えないと言われた|自信喪失してしまった方へ

自分自身、忘れっぽく、仕事を覚えて吸収することに苦手意識があるからなのか、いくつか関連記事を既に書いていました。

良かったら併せてご覧ください。

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